「できないって誰が決めたの?」
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今年に入ってからというもの、初めてのイラスト集の販売をやってみたり「何でもできない屋さん」という自分の仕事を小さく始めてみたりと、自分としては、かなりチャレンジングなことをやっているなあと感じている。
とはいえ、去年の今頃は自分がイラスト集を販売して、自分の仕事をつくって始めているなんて全く想像していなかったし、それこそ夢にも思っていなかった。
今になって振り返ってみると、そうやって自分なりにやってみたいことをやるようになったのは、やっぱり「できる、できないとか考えずにとりあえず行動するようになった」ということがとても大きい。
ちょっとずつ外に出て、人に会うようになったのが去年の8月くらいからで、それからびっくりするくらいたくさんの人と出会うようになり、さらにつながりもできた。
そうやって外に出て人に会いにいく前、去年の8月くらいまでは、自分なりに活動は続けていたものの、何だかモヤモヤしていて「このままでいいのかなあ」という気持ちでいたし、何か行動しようと思っても、なかなか行動することができなかった。
それが人と実際に会うようになって、自分の想像する以上に自分の近くに、行動していろんなことをやっている人たちを知ることで「できないことはないんじゃないか」と思うようになったというのか「もっと行動してみよう」という気持ちにもなった。
前だったら何かやろうと思っても「どうせうまくいきっこない」とか「自分には無理だ」とか頭で考えてしまって、次の一歩を踏み出せなかった。
けれど今は何をやるにしても「できないって誰が決めたの?」と思うようになったというのか、意識的に自分に問いかけるようにもなった。
結局できないって決めつけている、思い込んでいるのは自分であって、できるかどうかはまずやってみないことにはわからないし、自分がやってみたいことはとりあえずやってみる、行ってみたい場所には行ってみる、会ってみたい人には会いに行ってみるということを、無理はせず、できる範囲でやってみるようにしている。
もちろん、全部が全部うまくいくわけではないし、もしかしたら「今はそのタイミングではないよ」ということもあるかもしれない。
けれど、なんというかやる前から「自分にはできない」と決めつけてしまうのは、何だかもったいないし自分に対して失礼というのか、うまくいえないけれどそういうふうに感じるようになった。
多分だけれど、心がやってみたいと感じたことって、自分にできることだからやってみたいと感じるんじゃないかと思う。
それを頭であれこれ考え始めるから、できない言い訳をつくり始めたり、最初のワクワクが小さくなって、やらないままになってしまうということが僕の場合は多かった。
それが去年の8月くらいから、ちょっとずつ心に素直になって動いているうちに、気づいたら自分のやりたいことはほとんどできるようになったし、やりたいと感じてから実際にやってみるまでの流れがスムーズになってきているようにも感じる。
前にもどこかで書いたけれど、僕は自分が行動力がある人間だとは全く思わない。
それでも前に比べて行動できるようになったのは、ただシンプルに自然の流れに逆らわなくなったというのか、心のままに、自分のワクワクに抵抗しないで動くようになっただけなんだと思う。
やりたいことはまだまだあるし、今の世界で経験してみたいことはたくさんあるので、これからも何かする時に悩んだり、迷った時は「できないって誰が決めたの?」と自分に問いかけて小さくても一歩を踏み出していきたい。
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