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【社会福祉士試験まであと3か月】まだ間に合う時短勉強のコツ!

こんにちは。現役社会福祉士のタカヒロです。

今回は、社会福祉士の国家試験まで残り3か月を切ったことから、試験勉強に関する内容をお伝えします。

この記事を読まれている方の中に、今年度の社会福祉士国家試験を受験される方がいるかと思います。試験勉強大変ですよね。僕も大変な思いをしました。

そこで、今回のテーマにもある「時短勉強のコツ」を、僕の経験を含めてお伝えしたいと思います。この勉強法で僕は仕事をしながら一発で社会福祉士を取得しました。ご参考になると思いますので、最後まで読んでいただけると幸いです。


社会福祉士国家試験とは

まず、社会福祉士は国家資格です。社会福祉士になるためには、

1⃣ 受験資格の確保
2⃣ 国家試験に合格
3⃣ 所定の名簿に登録

上記3点をクリアした人が、社会福祉士を名乗ることができます。公益財団法人社会福祉振興・試験センターが厚生労働大臣に代わり、社会福祉士国家試験の実施及び登録の事務を行っています。

国家試験は年1回です。
今年度の試験日は「令和3年2月7日」となっています。

試験の科目数は18科目です。結構、出題範囲が広いと感じませんか?そして、1科目でも「0点」があると、いくら合計点数が合格ラインを突破していても不合格となります。よって、「この科目は捨てたらいい」という甘い考えが通用せず、ある程度勉強しておくことが必要です。

合格率は以下の通りです。

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第32回は、令和2年2月2日に実施された試験になります。合格率については、ここ5年間で見ると30%前後を推移している状況です。

以上のように、決して誰でも取得できる資格ではないことがおわかりいただけたと思います。受験資格を取得するだけでも、大学や養成施設などに通ったり、実習を受けたりと大変です。その上、試験勉強も加わるので、いかに効率良く試験勉強をするかが問われます。

ここからは、僕が経験した試験勉強に関する内容をお伝えします。


試験勉強に使ったテキストの紹介

僕が試験勉強に使ったテキストは「たった1冊」です。この1冊をひたすら使い続けることで、社会福祉士を取得しました。

そのテキストを以下に紹介します。

人によっては、「ワークブック」や「一問一答」などのテキストを併用して勉強する方がいると思いますが、なにしろ僕の場合は日中仕事をしていたので、「いかに効率的に頭へ入れるか」を目標としていました。

そこで、行きついた考えがこれです。

「出題傾向を知って、ひたすら覚えたらいい」

まずは、出題傾向を「敵」とみなしました。その敵を知ることで、こちらがどのような対策をしたらいいのかを理解しようとしたのです。出題傾向を知るためには、過去問が一番適当なテキストでした。過去3年分のテキストもありましたが、学校の先生に聞いたところ「出題内容は過去5年分から出されることが多い」との指導を信じ、過去問5年分を購入。これをひたすら解き続けるという日々を送りました。

どのくらい解き続けたかというと、

過去問5年分を5回し

です。毎日毎日、過去問だけを解き続けたのです。

過去問を解いていくと、2回しぐらいで問題を覚えている箇所が出てきます。早押しクイズみたいに、問題の途中で「はいはい、これは2番ね」という具合に、頭の中のセンサーが作動します。

ここで注意ですが、上記のように「2番ね」で終わってはいけません。過去問には「問題」「解答」「解説」の3点が記載されています。重要なのは、解説なんです。

過去問だけ解いて試験に失敗する人の多くが「解説を理解していない」。問題に対する解答は先に述べた通り、2回しぐらいで覚えます。大事なのは「この問題に対して、不正解になっている理由はなぜか」ということをわかること。要は「問題に対する”引っ掛け”を探す」のです。

僕の場合、問題や解説を読んだ際にわからない単語は、鉛筆で丸く囲んでいました。それを5回ししていくと、わからない箇所がどんどん濃ゆく囲まれていきます。これによって、自分の苦手な箇所が理解できますし、「ここが弱点だからもう少し勉強しよう」と分析することにもつながりました。

解説を分解して紐解いていくと、過去5年分の中からなんとなく出題傾向がわかってきます。「この解説に似たような問題がさっきあったな」という具合に。その気づきが試験本番で活きるわけです。

人によっては過去問が合わない方もいると思います。過去問が全てでは当然ありません。ですが、僕の場合は効率性を求めた結果、「過去問1冊で5回し」が最適な選択だったと思います。あと、1冊だけなら経済的にも助かりますしね。

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試験勉強に費やした時間

僕が試験勉強に本気で費やした時間は、約6か月です。

本番1年前からダラダラと勉強はしていましたが、なかなか身が入りませんでした。さすがに6か月切ったあたりから「やばい!」と思って勉強を始めた記憶があります。

この頃の僕の仕事は、福祉用具の営業職をしていました。出社は9時、退社は残業含めて20時以降という生活です。

試験勉強をどのように捻出していたかというと、1日のうちに3回勉強時間を確保していました。朝が一番、記憶する能力が高かったので5時に起床。すぐ机に向かい8時近くまで勉強です。昼食後も軽く30分は勉強。夜は記憶の効率性が落ちるので、22時頃から1~2時間程度、予習・復習として過去問を漁っていました。

これを6か月は続けたわけですが、なかなか大変でしたね。何が大変かというと、「モチベーションを維持すること」が大変でした。人間ですから楽なほうに走りがちになります。

「今日は休もうかな」
「明日まとめて勉強したらいいだろう」
「今日しなくてもなんとかなるさ」

こんな感じで、自分に言い訳を作ろうとしていました。そして言い訳どころか、何回かサボったこともあります。

ですが、1回休むと、所々記憶が吹っ飛ぶんですよね。このとき、結構絶望したことを覚えています。頑張って朝起きて、隙間時間を見つけて勉強して…、そんな苦労も1日休んだだけで忘れているんです。落ち込んだあとに「これはサボれんな…」と思い直し、本番4か月切ったあたりから1日も休まず勉強しました。

この記事を書いている時期は、試験本番3か月を切っている頃です。過去問5年分5回しは6か月はかかると思います。僕は6か月かかりました。正直、3か月はきついかな…と。

しかし、今からでも3回しはできると思います。本気になれば。「やるか、やらないか」です。


まとめ

僕は、社会福祉士の国家試験を受けて、約7年が経とうとしています。

資格試験とは、受験みたいに他者との競争ではなく、自分との勝負なんですよね。「いかに怠けようとする自分を律することができるか」が勝負の分かれ道だと思います。

時折、試験勉強をしていた自分を思い返すときがあるんです。だいたい仕事が上手くいかなくてフラストレーションが溜まっているときに。そのとき「あの頃の辛さに比べると乗り越えれそうだな」とつぶやきます。

現在、社会福祉士の試験勉強をしている方、これから猛チャージで頑張る方、色々といると思いますが、本番まで最後の追い込みです。「試験勉強は諦めなかったらチャンスはある」と僕は思っています。モチベーションを維持することは難しいですが、最後まで走り抜けれるようにエールを送ります。

自分は常に新しくなっていく
【フリードリヒ・ニーチェ】

ニーチェによると、「人間は常に脱皮していく。常に新しくなっていく。いつも新しい生に向かっている。だから、かつては必要だったものが、今では必要でなくなったにすぎないのだ、だから、自分を批判していくこと、人の批判を聞いていくことは、自分の脱皮をうながすことにもなるのだ。さらなる新しい自分になるために」とあります。

新しい自分に出会えるように、今はなりふり構わず勉強しかないです。その後の、脱皮した自分をイメージしながらモチベーションを維持していけたら良いと思います。僕もこれを読んで勉強に励んでいました。

では、今回はここまでとします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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