【奨励金あり】海外留学経験者向けキャリア支援プログラム「トランジション・ラボ（セカイ越境編）」参加者募集開始

個人の資質や価値観を最大限に引き出し、 キャリア形成・起業をサポートする3ヶ月間のプログラム

NPO法人ETIC.（エティック、東京都渋谷区）は、トビタテ！留学JAPANの協力を受け、海外留学経験のある若者の就職・起業をサポートするプログラム「[Action for Transition] トランジション・ラボ（セカイ越境編）」を実施します。9月12日からエントリー受付を開始します。

本プログラムは、2022年10月から12月の3ヶ月間に、集合研修やオンラインでの面談等を通して、個人の資質や価値観を最大限に引き出し、就職や起業などのサポートするもので、所定の条件を満たした参加者には奨励金を提供します。

設立以来30年間近く、1,800名を超える起業家輩出などを通じて多くのリーダーを支援してきたETIC.は、「まだ何者にもなっていない誰か」の挑戦が積み重なり、社会の変化につながっていく場面を目の当たりにしてきました。

その経験を踏まえて2022年3月より、まだ何者にもなっていない「名無し」の皆さんが、自分の想いや価値観と生業を一致させ、自分の枠を越えて新しい価値を生んでいく「越境的・創造的キャリア」を応援する本プログラム「トランジション・アクセラレーター[Action for Transition]」を運営しています。

今回は、世界に飛び出して独自の経験を積んできた若者の、個人の資質や価値観を最大限に発揮する越境的・創造的なファーストキャリアへの挑戦(*1)や再始動を支援するために、日本の留学機運醸成のため2013年から文部科学省が官民協働でスタートし、フラッグシップ奨学金制度で約9,500名を採択した実績のあるトビタテ！留学JAPANの協力を受け、キャリアと生き方のアクセラレータープログラムを実施します。

（*1例：新卒年代から既存の労働市場にないジョブカテゴリをつくりだす挑戦、越境経験を活かして海外・地方などで積極的にコンフォートゾーンから飛び出していくキャリアづくり等）

■実施内容：プログラム内容とトランジション奨励金　

今回実施する本プログラムは、2022年10月〜12月の期間で、これまでに自らの興味関心にもとづいて海外に飛び出し、独自の経験を積んできた若者30名（新卒等ファーストキャリア層や再始動を想定）を対象に、越境的・創造的なキャリアづくりを応援するためのアクセラレーターを実施をします。

具体的な内容としては、ETIC.がこれまで培ってきた起業家精神のトレーニングとキャリア支援、未来志向の企業やスタートアップ・NPOなどとのネットワークを活用して、以下のプログラムおよび参加者・コーチ間がお互いを応援しあえるコミュニティづくり、そして越境的・創造的キャリアへのトランジション奨励金の提供を行います。

①キックオフ・ワークショップ （10月7日（金） ＠都内/終日（予定））
参加者それぞれが大切にしている価値観や経験、現在の挑戦、そして未来に向けた願いやビジョンを物語としてまとめた「トランジション・ナラティブ」をつくり、共有します。

②越境的・創造的キャリアコーチング（1on1で期間中に3回実施）
留学・海外勤務等の国際経験を持ち、これからの世代を応援する意志と姿勢と技術を共有しているコーチとの1on1セッションを通して、より個別のキャリアビジョンづくり支援や課題を乗り越えるための壁打ち等を実施します。

③トランジション・ラボ デモデイ（12月16日（金）＠都内/終日（予定））
参加者一人ひとりの越境的・創造的キャリアをストーリーテリングした上で、それぞれの挑戦が更に加速し、今後壁にぶつかっても乗り越え続けるために何ができるかを考えるブレインストーミング＆機会提供を行います。今後のキャリアステップの応援団となりうる外部サポーターの皆さんもご招待予定。

④終了セッション（12月下旬）
プログラム期間中の学びを共有するとともに、2023年以降の中長期的なキャリアの構想・妄想を語り合い、未来へむけた行動とあり方を宣言・言語化する機会にします。

⑤ピア・メンタリング（3回）
参加者同士4人程度でグループをつくり、上記のキックオフ、デモデイの終了後等に学び、気付きの棚卸しと今後に向けたお互いへの助言を贈り合います。

⑥テーマ・セッション （不定期開催）
コーチ等の強みや専門性、ネットワークをもとに、参加者の皆さんがキャリア上のインスピレーションを得られるセッションを行います。

⑦トランジション奨励金（1人あたり5万円程度、条件つき）
越境的・創造的キャリアへのトランジションを祝福するとともに、その挑戦の価値・物語を社会に発信する目的で実施します。

本プログラムのサポートを受けながら、自分のナラティブを起点に越境的・創造的キャリアを歩み始めた方（自分の「物語」を起点にした就職や内定、起業を想定）が、その変化と挑戦の物語を「トランジション・レポート」としてまとめてくださり、AFTが運営するWEB媒体などでの発信に協力くださった場合に奨励金（1人あたり5万円程度）を提供いたします。

（条件など詳細については、本プログラムへの参加が確定された方に随時お知らせいたします。）

■越境的・創造的キャリアの応援団、コーチ&コーディネーター紹介

留学・海外勤務等の国際経験を持ち、これからの世代を応援する意志と姿勢と技術を共有しているコーチが、参加者の方々の越境的・創造的キャリアにむけたチャレンジを応援します。ここでは[Action for Transition] トランジション・ラボ（セカイ越境編）に参画するコーチの皆さんのうち一部をご紹介します。（順不同、敬称略）

佐々木健介／NPO法人ETIC. クリエイティブシティ事業部 シニアコーディネーター
2002年より社会的課題を解決しイノベーションを起こす「社会起業家」の輩出に取り組み、これまでに300社以上のソーシャルベンチャー支援・インパクト創出に携わる。
「ＮＥＣ社会起業塾（現 社会起業塾イニシアティブ）」、経済産業省「新事業創出のための目利き・支援人材育成等事業」支援者、日本財団/西武信金による「西武ソーシャルビジネス成長応援融資」の企画運営協力等担当。

現在は、「都市生活に起業家的ライフスタイルをインストールする」をミッションに、新規事業立ち上げ中。毎年1,000件以上のエントリーが集まるTokyo Startup Gateway等を担当。渋谷区在住、11歳と5歳の娘の父。

山崎光彦／NPO法人ETIC. Director of International Partnerships
1985年生まれ。日系メーカー勤務を経て、2015年よりETIC.に参画。起業家の創業支援や民間企業CSR・財団とのプロジェクト開発、リサーチ業務を担当。2017年よりCommunity Nurse Companyの創業に参画し、経営企画の全般を担う。ここ数年は台湾・バスク・パリの魅力に傾倒し、各都市で出会った人たちとプロジェクトを起こしています。仕事をするうえで大切にしているのは、好奇心、創造性、学び、誠実さです。英国マンチェスタービジネススクール経営学修士（MBA）。

小泉愛子／NPO法人ETIC. andBeyondカンパニー コーディネーター
1984年生まれ。大学在学中に一般財団法人生涯学習開発財団認定コーチ取得（当時最年少）2008年に人材系ベンチャーに参画。その後マーケティング会社への出向、新卒採用責任者、若者向け人材紹介新規事業責任者を経て2015年に当法人に参画。インパクト・ラボsupported by J.P. モルガン・チェース財団 プロジェクト事務局、創業支援アドバイザー等、ソーシャルベンチャー支援・インパクト創出を行う。
2017年より、大企業を中心とした含む14社で「意志ある挑戦が溢れる社会を創る」ことを目指し、コンソーシアム型のバーチャルカンパニーand beyond カンパニーの立ち上げ・運営事務局に従事。関心領域は購買行動。

川端元維／innovate with代表、NPO法人ETIC. インパクト・カタリスト
「人・組織・社会の持続可能な未来づくり」をテーマに異なる国・文化・組織やセクターをつなぎ、新しい価値や変化を生む協働型の事業やプロジェクトを各地で展開。ソーシャル・イノベーションの触媒として、海外の投資家と日本の社会起業家をつなぐ仕事に尽力し、起業家型人材育成プログラムの開発・運営を通して4,000人以上の個人に学びと挑戦の機会を届ける。大阪に暮らし世界と働く二児の父。サッカーしてお酒呑んでるオタク。
2022年より、英国The London School of Economics and Political Science修士課程(Executive MSc Social Business and Entrepreneurship) 在籍。

押切真千亜／NPO法人ETIC. ローカルイノベーション事業部 シニアコーディネーター
秋田県湯沢市出身。高校入学を機に親元を離れ寮生活。寮の仲間とガーナの2人の里子を支援。慶應義塾大学総合政策学部へ進み、政策情報学生交流会事務局やアウシュビッツ遺品展かまくら代表、シャプラニール主催NGOカレッジアシスタントなど学外の活動にも忙しく過ごす。卒業後は青年海外協力隊村落開発普及員としてニカラグアへ。大学院を経てドミニカ共和国小規模農家向け環境保全型農業開発プロジェクト、JICA青年海外協力隊事務局では東南アジアと障碍当事者の海外派遣、JICA横浜国際センターでは市民参加協力事業等を担当し、2012年10月～ETIC.に参画。震災復興リーダー支援プロジェクトでは復興の現場に右腕となる人材を250名送り込む。現在は全国にローカルベンチャーを増やすための広域連携事業等を担当。企業連携支援のほか、森あそびなどのテーマ型案件も担当。
島根県雲南市からリモート勤務中。日本も元気にする青年海外協力隊OB会理事。地方創生三田会幹事。

NPO法人ETIC. コーディネーター ／ NPO法人アクセス理事 ／ Vision Hacker Association創業メンバー
大阪出身、立命館大卒、株式会社リクルート卒。2014年、フィリピンのスラム地区若者向けキャリア支援事業に取り組むソーシャルベンチャーを創業し、2022年解散。2018年ETIC.に参画し、Beyondミーティング、Science Impact Lab、Vision Hacker Association などの起業家支援、越境支援系のプロジェクトを手掛ける。#世界一周経験 #鎌倉住 #猫2匹 #烏骨鶏1羽 #山好き #coten radio好き #ゆるベジ

■応募条件と応募に関するスケジュール

今回の「[Action for Transition] トランジション・ラボ（セカイ越境編）」では、以下の条件に合致する方、最大30名を募集します。

【応募条件】
・プログラム実施期間（2022年10月～12月）の以下の主要イベントの日程＆オンライン個別コーチングに原則参加できる方。
　①キックオフ・ワークショップ：10月7日(金)＠都内/終日（予定）
　②デモデイ：12月16日(金)@都内/終日（予定）
　③オンライン個別コーチング：期間中3回、個別に日程調整。

【応募対象】
・自分の物語を起点に、自分の枠を越え、新しい価値を生むキャリアをつくりたい人
・大学等卒業後のキャリアを具体的に探している新卒年代の方（大学生・大学院生であれば学部3〜4年生,、修士1年等。高専等の方ももちろんOK）
・2022年9月〜2023年3月くらいの期間に、大きなキャリア上の転機が控えていて、それに備えたい方。
　例：自分の想いや独自の背景を活かした新卒就職活動、起業or就職、移住or都会就職、進学or就職、およびそれらにまつわる意思決定等。
・上記の大きなキャリア上の転機に対して、Action for Transitionの環境を活かしながらも自走していく心の準備がある人。

＜参考：越境的・創造的キャリアの定義＞
・越境的キャリア；
これまで自分が経験したことがないような、自分の枠を勇気をもって越えていく挑戦。
（例：理系・エンジニア一筋でキャリアを考えていたが、新卒で地方のSTEAM教育コーディネーターに就任／学生時代の途中まで国際公務員を目指していたが一念発起して兼ねてから情熱を持っていたマリンスポーツ業界に飛び込む 等）

・創造的キャリア；
まだ社会のなかで重要性が十分に認識されておらずにメインストリームになっていない（もしくはなりつつある）ジョブカテゴリや領域に飛び込んで価値をつくる挑戦。そして、その挑戦をとおして、社会の新しい当たり前をつくる一翼を担い、体現していくこと。例えば2000年代のソーシャル・アントレプレナーや、2020年代のWeb3等。

【応募方法とスケジュール】

▼お申し込みフォーム▼
https://docs.google.com/forms/d/17MbmCXQZrKIRIT1IuhDF4vOESZl7rfNVAVQXbU3IVJ8/edit

※本件の募集は、定員の30名に達した時点、もしくは9/19(月祝) 23:59にて締め切ります。

今回の取り組みでは、先に参加申込を頂いた方から順に、応募された方のニーズと本プログラムが提供できる価値が合致するかどうかを踏まえて、ご参加の可否についてのご連絡をいたします。
※ご経歴の豊かさや職業的・学問的な実績の有無など能力や資質をベースにした選考は行いません。

具体的には、以下のフォームから参加申込を頂いた方から順に内容を確認し、5営業日以内を目処に参加可否のご連絡を致します。
※そのため、「ご応募頂いた方のニーズとプログラムが提供できる価値が合致するかどうか」を理解させていただくために、必要に応じて簡単な個別ヒアリング（オンライン）のお願いをさせていただく場合がございます。

なお、先にお申し込み頂いた方から順に、お申込みの内容を確認してご連絡致します。
そのため、お申し込みをいただくタイミングによっては参加枠が埋まってしまう可能性もございますこと、予めご了承ください。

【応募者向けFAQ】
URL：https://note.com/ta_etic/n/n82a4b6e9b990

■主催団体について

●特定⾮営利活動法⼈ETIC.
ETIC.は、社会の未来をつくる⼈を育むNPO法⼈です。若い世代の起業家的挑戦をキーワードに、1993年の創業以来、1,805人の起業家と11,000人のリーダー育成を実施。人材育成プログラム等の卒業生起業家や挑戦者のコミュニティと、大企業・行政・金融機関、全国の80以上の地域の起業支援団体とのネットワークをつなぎ、挑戦したい⼈を⽀える仕組みづくりを続けていきます。
https://www.etic.or.jp/

■広報協力

●トビタテ！留学JAPAN
文部科学省の官民協働留学促進キャンペーン。若者の留学機運を高め倍増する目標を掲げて2013年にスタート。主な取り組みである「日本代表プログラム」は、100％民間の寄附を財源とし、民間企業約250社から121億円以上の寄附を受け、返済不要の奨学金でサポートする留学支援制度です。既に約9,500名以上を選抜し約100か国に留学しています。その他、高校生向けの海外関心喚起施策「＃せかい部」を展開するほか、オールジャパンで留学を応援しています。
https://tobitate.mext.go.jp

＜プログラムへのお問い合わせ＞
NPO法人ETIC.
トランジション・アクセラレーター［ Action for Transition ］事務局
E-Mail：ta@etic.or.jp