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1月。初詣と日本の文化とーー

※ブログの引っ越しです。
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2023.1.31 21:31

時を超えて、時代・今を考えるーー

春の始まりは節分のあと、立春から。

“季節の分かれ目”と書くくらいで、ココから新しい年が始まるという考え方もあるそうです。

思い返せば、1月1日は千葉県一宮に居ました。

「玉前神社」で大祓の茅の輪くぐりをして、年が明けてからまず「長福寿寺」へ行き、「玉前神社」へも再度伺い、勝浦では海に浮かぶ鳥居(「八坂神社」のもの。)や海を眺めて過ごし、水戸で城文化(水戸徳川家)を感じ、念願の神磯の鳥居(「大洗磯前神社」)からの日の出を拝み、「酒列磯前神社」も併せていくことが出来、さらに大洗からの移動中に「鹿島神宮」によることもできて(これは想定外。)、28日のご縁日に「成田山新勝寺」へ行く。しかも滞在先は武家屋敷の残る佐倉ーーという。そんな1ヵ月でした。

日本はコンビニエンス(便利)な国ですが、「その名の通り」のコンビニエンスストアよりも実際は神社やお寺のほうが多いのだとか。

そして、個人的にすごいと思うのは、車がなくても1ヶ月でこれだけ動けてしまうということ。

たとえ本数が少なかったとしても鉄道が走っていますーー今回の旅では1両編成だったり、1時間に1本の運行だったり、無人駅もありましたし、ワンマン運転だったり、単線だったり、交通系ICカード使用不可といった鉄道もありましたーー。

佐倉からは成田空港も近く、久しぶりに出かけてみたりもしました。

飛行機を見にというか、近くの温泉に行くための途中下車というか。。。笑


ドミトリーで昭和生まれの方とご一緒して、昭和時代の魅力の話になりました。

時はすでに令和ですが、昭和の大戦を経て、物を手に入れることに制限があった時代から望めば手に入る時代になり、その中で文学や思想が広まり、音楽や美術(アート)がその時代を反映していてーーというような話でした。それは国内に限った話ではなく、海を越えて、アーティストが来日したり、日本の絵画が海外の画家に影響を与えたり…。

そもそも神仏の世界も海を越えて広まってきたとかーー

その広がりには道(航路・空路)が不可欠です。

徳川家が江戸幕府を開き、それにあわせて職人や商人も江戸に集まりました。

日本各地の藩から役人・重役が参勤交代で江戸を目指すのも徒歩でしたし、「一生に一度はお伊勢参りを」と夢に見つつも、時間・お金・体力の壁があり、近所の組織でお金をためつつ、選ばれた人のみがそのたまったお金で実際に赴くーーそんな歴史もあったと聞きます。特に、江戸時代の人々の信仰心は高かったという話です。

江戸時代に五街道が整備され、宿場もできました。実際京都と江戸は歩いて半月かかったとのことです。ただ、これは何事もなく最短で行った場合の話であって、通常“1カ月以内に着けばいい”、それくらいの一大イベントだったようです。

ーーと、ここまではバスガイドさんから聞いた話で、興味深くて今でも覚えています。

バスにしろ鉄道にしろ、飛行機や船にしても豊かな時代だと感じます。

そして。時というものは着実に積み上げられているのだと感じました。

私は一応昭和の生まれなのですが、平成との境目のころなので、“昭和を知っている方”に比べたら“昭和らしい”記憶はないのだと思います。

ただ、人の記憶とは面白いもので、記憶は人生そのものであり、その記憶に登場する「物」が、当時を思い出すきっかけになったりします。

とある拠点でに漫画コーナーがあって、それは少年漫画のジャンルばかりで(オーナー/家守さんが男性です)、今まであまり縁のなかった作品もあり、雨の日に読んだりしていました。

『ONE PIECE』は連載の始まったころに友人宅で読んだ思い出が懐かしかったり、『SLAMDUNK』はちょうど映画公開も記憶に新しく(夏にYouTubeでアニメ版を配信していたのを見ていましたが、今のようなコンピューターがなかった時代のアニメでもあり、冒頭で前回を振り返るあのスタイルは特徴的だなと思っています。声優さんも1人で複数役担当してますし。映像の雰囲気にも時代を感じました。)原作は読んだことがなかったので、読み切りました。

また、別の拠点では『キングダム』が他の文学やノンフィクションに混ざって、全巻揃えられていました。家守さんは女性ですが、コレクションなのだそうです。

アニメにしろ、漫画にしろ、少年漫画と少女漫画、それぞれに違った目線があるようにも感じます。そして名作と残る作品に、海を越えて広くファンがいることもうなづけます。私が日本人だからでしょうか。深く考えさせられるような、人を動かす作品が多いようにも感じています。

もし、コレクションの・押しの作品があれば、コメント欄でシェアいただけたら嬉しいです。

成田駅にて

さて、今月のうちに、ざっと数えて初詣を6回してきた私ですがーー笑ーー成田山新勝寺には特に思い出があります。

成田山新勝寺。 1月28日。 初不動。

昭和から平成に時代が変わった頃、初詣は毎年成田山新勝寺でした。そして、そのあとに白子町の海に行くーーというのが定番のコースだったようです。ーー“ようです”と書いたのは、昨年までに自室を片付けて出てきたアルバムの写真で見たためで、先ほども書いたように、あまりに小さい頃の話で記憶はほとんどありませんでした。

白子自然公園
白子の海。広がる太平洋。

成田山新勝寺と歌舞伎のつながりは切っても切れない話があるそうで、歌舞伎の成田屋の屋号ももとは成田山。江戸からは距離もありますが、新勝寺から、江戸に信仰を広めるために巡業もされていたという話です。

薬師堂。以前の本堂。
新春特別大祈祷会

東京都内、深川に「成田山 東京別院 深川不動尊」もあり、護摩祈祷に何度か出かけたことがあります。太鼓の音やお経の響きが個人的に好きなのです。

もちろん今回も参加してきました。

心が洗われる

そんな表現もありますが、新しい年をそして新しい季節を新しい心持ちで始めるために、信仰の文化があるのかなぁとそんな風に思いました。

成田山新勝寺内の出世開運稲荷。
山岳信仰ーー常磐線から見た筑波山に納得したのですが、お稲荷さんの横からも見えました。

旅するうえで思います。

日本って美しい国ですね。


続きます~。

Happy traveling!

ーー改めまして。ハッピーな1年になりますよう☆


≪編集後記≫

寺社巡りの旅をしているようなブログになった感じが否めない(笑)ですが、半分はその通りかもです。

昔の人の旅する理由もそう変わらないのではーーと思ったり。

ご縁をいただきありがとうございます。いただきましたサポートはクリエイター活動の発展につながります。心から感謝♡