ta96 (taku)

俳優。トレーナー。舞台監督。 劇団内での指導のほか、俳優の基礎感覚向上のためのワークシ…

ta96 (taku)

俳優。トレーナー。舞台監督。 劇団内での指導のほか、俳優の基礎感覚向上のためのワークショップ、個人レッスンなどを行っている。 ワークショップやレッスン用に作成した資料などをアップ中。

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  • 演劇

    演技の基礎身につけるための練習方法などを中心に書いています。

最近の記事

Xで書いた腹式呼吸のこと

 X(Twitter)で、よくある『おへその下に力を入れて、お腹を膨らませるように息を吸う』ってのは、腹式呼吸じゃなくて下腹に力入れて力んでるだけの胸式です!ってポストしたわけだけど。これ、事実ですから! (たぶん声楽をちゃんとやってる人は理解してくれるはず)  とりあえず、『おへその下に力を入れて、お腹を膨らませるように息を吸う』をやってみてください。たぶん、第9肋骨とか第10肋骨は殆ど動いてないと思います。ここが動かないってことは、肋骨の下部についている横隔膜自体は、胸

    • 10月からワークショップのテキスト変更するので、古いテキストを徐々に公開しようかなーとか思ってる。

      • ta96の演技に関する基本的な考え方

        「存在する」というのは、「その時間の住人」となること。 それは「居る」だけでは成立せず、演じても「居る」ことにはならない。 「存在」できていなければ、「役」という名札がそこに居るだけであって、役を演じる俳優が居るわけでも、役がそこに生きているわけでもない。 観客にわかりやすい演技をする。これくらいしなければ観客は理解してくれない。 それは観客を舐めてバカにしてると思う。 関係者が何か月もかけて悩み努力して作ったものを、観客は上演時間である程度読み取る。 場合によっては作って

        • 言語外コミュニケーションvol.2 言葉の矢印

          《Vol.1から引用》 私たちは日常で言葉、動作、仕草、視線以外にも、雰囲気、気配、距離の取り方、人や物との間にある空気感、言葉の裏にある距離感といった物理的な距離の取り方、心理的な距離感の取り方・言葉の距離感など不可視でありながらも感覚的に伝わるものを多く用いています。 これらを私は言語外コミュニケーションと呼んでいます。   言語外ですので言葉で伝えるのは当然当て嵌まりませんし、動作・仕草(説明的な動きをする、貧乏ゆすり、机を指先でたたく、顎下に指を当て視線を外すetc)

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        Xで書いた腹式呼吸のこと

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          言語外コミュニケーションvol.1 気配での伝達

          私たちは日常で言葉、動作、仕草、視線以外にも、雰囲気、気配、距離の取り方、人や物との間にある空気感、言葉の裏にある距離感といった物理的な距離の取り方、心理的な距離感の取り方・言葉の距離感など不可視でありながらも感覚的に伝わるものを多く用いています。 これらを私は言語外コミュニケーションと呼んでいます。 言語外ですので言葉で伝えるのは当然当て嵌まりませんし、動作・仕草(説明的な動きをする、貧乏ゆすり、机を指先でたたく、顎下に指を当て視線を外すetc)、視線で伝えるのもではなく

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          言語外コミュニケーションvol.1 気配での伝達

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          即興テキスト(台本)《関係性重視》

          俳優同士がお互いに気配で相手に意図を伝えつつ、相手の気配を探り、あらかじめ与えられたわずか4つ(ひとり2つずつ)の台詞だけで、どんな関係かコンセンサスをとり、以降自由に会話してゴールを目指す。 重要視するのは物理的な距離感、心理的な距離感、言語以外のコミュニケーション。 字面ではない言葉のキャッチボール。言葉以外で伝わるもののキャッチボールの訓練として使用できます。 ※※※有料部分にはテキスト全文と、何に気を付けて行うと良いのか。AまたはBの出だしの方向性を決めて行う場合の

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          即興テキスト(台本)《関係性重視》

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