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Voialy【vol.28】クライアントファーストという呪縛

voice + diary = voialy
その日あった出来事や気付きを声の日記「voialy」としてお届けします。

そもそもの問いに対して答えが出ていない

過去数回にわたってBeing(ありたい姿)を探求する過程を配信させて頂きまして、

1つのありたい姿として
周りからなんでも相談されたり話をされる頼れるお父さんみたいな存在
というのを導き出した訳なのですが、この発端というのは参加しているオンラインサロン

で澤さんから
皆さんは自分を何屋さんと定義しているか。もしくは何屋さんになりたいと思っていますか?
という問いに端を発しているんですよね。
この問いに対して明確に答えられない。。。というところから
答えられないのはBeing(ありたい姿)が定まっていないからではないか?と考え、ありたい姿の探求をはじめたというところなのですが、よくよく考えてみると、Being(ありたい姿)は
周りからなんでも相談されたり話をされる頼れるお父さんみたいな存在
ということで見つけられたのですが、それって
「自分は何屋さんもしくは何屋さんになりたいかという答えにはなっていないな」
ということに気が付きまして、ありたい姿から自分は何屋さんになりたいのか、なるべきなのかという部分を見つめ直しているのですが、その過程の中で自分はクライアントファーストという言葉に縛られていたな。
と感じたというか気付いたところがあったので、今日はそのことについて書こうと思います。

クライアントファーストに対する息苦しさ

私は2001年の新卒入社からずっと、ITやwebの領域で受託開発の仕事をしています。
これはクライアントから「このようなシステムを作ってくれませんか?」という依頼を受けて、それにあわせたシステムを作り上げたりとか、近年はコンサルタントとして、クライアントの経営課題などから「こんなシステムを作ることでこういった課題が解決ができますよ」という企画・構想段階からクライアントにとって何がベストか考えて動く。
というようなことをやってきまして、常にクライアントのことをことを第一にクライアントファーストであるべきだと考えていたんですよね。
これ自体は全然悪くないし、間違っていない。
むしろ、受託案件を行う上で当然なのかなと思うのですが、自分の中では何かしっくりこないというか「クライアントファースト」という言葉に息苦しさを感じていたことに気が付き、このあたりまえ疑ってみることにしました。

何屋さんになりたいかの一つの答え

今回、Being(ありたい姿)を探求していく中で自分は
チームだったり仲間を大事にしたい。
仲間に対してしっかりと価値を提供したい。

という想いが強いことに気が付いたんですよね。
この価値というのは、例えば
「こういった領域のスキルを伸ばしていきたい」という明確な思いがあるのならば、その為の障壁を取り除くとか壁を低くすることを私の方で行い、メンバーにはスキルを伸ばすところに注力してもらう。
逆に進むべき道が見出せないメンバーに対しては、進む道、やりたいことを探求するところから手伝う。
とか
あるメンバーがプロジェクトチーム内のコミュニケーションに問題があると感じているようであれば、その中に入ったり、アドバイスを行うことでコミュニケーションの円滑化をはかるとか。
そういった、各メンバーが「やりたいこと」に集中できる環境や場を提供し、達成してもらうことで成長を実感してもらう。
こう言った成長実感をメンバーが得ることにより、結果それがクライアントに対してより高付加価値、高いValueを提供することができるようになるのかなと。

これって言ってしまえばマネージャーとして行うべきマネジメントとしては至極当たり前のことにはなるのですが、この当たり前のマネジメントをきちんと行って、メンバーに対して高い価値を提供することで結果クライアントにも還元していく
「チームファースト」、「メンバーファースト」が自分の「やりたいこと」であり、あなたは何屋さんになりたいですか?と問われたらメンバーに価値提供できるマネージャーというのが一つの答えになるのかな?ということになるのかなと。

メンバーやチームの先のクライアント

最初の方にもお伝えしましたが、「クライアントファースト」が間違っている!とかそんな気には全然ないです。
むしろコンサルタントとしてはそれが真っ先に来るのが正しいとは思うのですが、自分はこのクライアントファーストでなければならないという呪縛を自分に対して強くかけ過ぎていたなと。
クライアントを軽視するつもりは全く無いですが、自分のありたい姿とかこれまでの考え方に対しての違和感を考えたときにチームファースト、メンバーファーストがまず最初にきて、その先のクライアントという考え方が自分には非常にしっくりくる。
その結果、「あなたは何屋さんになりたいか?」と問われたら
メンバーに価値提供できるマネージャー屋さんになりたい
と言えるのかなと今回気がつきまして、2021年からはこれを一つの目標に頑張っていこうかなと思います。

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