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「国際教育」のその先へ

今や私立中学・高校のほとんどが、「国際教育」またはそれに準ずる教育に力を入れている。今日、海外で働くこと、外資系の会社で働くこと、職場に外国人がいること、お客様として外国人が来ることなどが多くなった。もはや、日本は、日本人だけの「日本」ではなくなっているのである。

教育は社会の情勢を大きく反映する、社会が「国際化」していくのであれば、そこで活躍する人材を育成しようと舵を切る。先陣を切って旗揚げをした学校は、周囲の学校から徹底的に分析され、「追いつけ追い越せ」の精神で後を追いかけられる。もちろん、先陣を切った学校には、他にはない「経験」というものが蓄積されてゆく。その経験を元に、舵を切り直す微調整を行うことができる。正直、そろそろ新鮮さは失われ、「当たり前」の領域に入ってきた。言葉を変えれば飽和状態とも言える。国際教育でなかなか周囲の学校と差別化を図ることが難しくなった。そうなると、当然、次の10年を見据えて各学校は水面下で戦略を練り始める。さて、どこの学校が先陣を切って、次世代の教育を提案してくるか。

次回は、私なりに次世代の教育に欠かせないものを提言してみたいと思う。

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