在宅勤務者へ気をつかう事なく電話が出来るツールを作る

在宅勤務者への電話連絡に”難あり”

在宅勤務者へ電話連絡を取りたい場合、電話する側はとても気を使います。プライベートでもある自宅にいるから、職場と同じという感じではありません。

電話される側(在宅勤務者)も休憩中に連絡されるのはイヤです。また、"電話に出ない=サボっている”と思われるのもイヤです。

働いている姿が”見えない”状況をどう捉えるか

在宅勤務者の勤務状況を監督するのは非常に難しく、大きな課題です。企業によっては「自宅に監視カメラを設置して在宅勤務の状況を確認している」という話も聞きます。ストレスが溜まりそうです。

しかし、自宅でサボられても困る訳で、企業としては”勤務”として監督したいといった考えがあるのも分かります。

そういったニーズに応えるべく考えたのが”在宅ワーク確認ツール”です。

在宅ワーク確認ツールとは

「PCの前にいる=勤務中」という考えの基にインカメラを使った"在宅ワーク確認ツール”を作りました。自身のインカメラの映像をAI画像判断ツールにてPCの前にいるかどうかを判定するというものです。判定結果はテキストデータ方式でサーバに送信されます。

状態のログは1秒単位で送信が可能です。ログにより、PCの前で操作しているかどうかが分かります。また個人情報保護対策として、PC画面をスマホなどで撮影する動作も判定が可能です。

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LINEbotと組み合わせる

在宅ワーク確認ツールとLINEbotを組み合わせれば在宅勤務者の状況を確認した上で電話をすることが可能となります。

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電話する側は「PCの前にいる=勤務中」をあらかじめ確認できるので気を使わずに済みます。(少なくとも軽減はされます)

電話される側もPCの前にいる時だけに限られれば、精神的なストレスも軽減されると考えます。

5W1Hで整理する

作る前に5W1Hで情報を整理しました。

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メインは「在宅勤務者の状況を確認する」です。

機能①LINEbotで状態を確認

LINEbotで在宅勤務者のステータスを応答してくれます。対応可能な状態の場合は電話番号情報も添付されていますのでそのまま電話することが可能となります。

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機能②スケジュールを確認

LINEbotでスケジュールを応答してくれます。あらかじめGoogleスプレッドシートに予定表を入力しておけば、LINEbotが応答してくれるという仕組みです。在宅勤務者の予定を確認したい時に便利です。

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機能③勤務状態のログ出力

在宅で働いている状況をテキストで送信することにより「PCの前にいる=勤務中」を示すことが出来ます。見えないからといって安易に”サボっている”というイメージを払拭できます。

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会社側としても”PCの前にいる=勤務中”、”離席中”といった情報がログとして残ればオフィスワーカーへの監督と同様といった状態に一歩近づくことが出来ます。

制作に向けて

在宅勤務が増えてきています。当社でも在宅勤務を導入しており、職場でも研修などは在宅で実施する機会が増えています。

私も在宅勤務の時に「何かあれば電話してください。」と伝えたものの、電話が来ることはあまりなく(実際には聞きたい事が色々とあったようです。)、いざ電話が来たら本当に申し訳なさそうな感じでした。

変な気は使わせたくないですね。

ということで実装に向けて取り組みます。

最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。




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