支援について思うこと。

まずはじめに・・・。

たまにはまじめな話を、教員として働き特別支援学級も経験している自分としては、少し「特別支援学級」など、支援が必要な子供について話をしたい。乱文乱筆ですが、読んでいただければ幸い。

親の意見が今は最優先

学校や教育委員会、専門家も入って考えていきます。
「特別支援学校適」「支援学級適」「通常級適」です。
一応判断は出ますが、最終的に所属先を決めるのは親の意見です。
そのため、「特別支援学校に行った方がいい、と判断された子が通常のクラスにいる」「支援学級適の判断で、通常級にいる」など歪みが生まれています。あえて、歪みと言わせていただきます。

支援は早くに受けた方がいい

これは、常日頃から思うことです。小学校入学時にまず決めることができますが、判断と決断はお早めに、と思います。
言い方は悪いですが、「クラスは35人いて、先生は一人。そのなかで勉強や遊びなど生活していく中で過ごしていけますか?」ということなんです。
先生や親の支援で生きづらさや過ごしづらさを改善できなかったら・・・。ほぼ1年間その場所で過ごします。嫌な気持ちを持っていたとしても・・・。
加えて、他の子と違うという違和感も持つかもしれません。
すべて「かもしれない」です。杞憂であればいいのですが・・・マイナス感情を心の中で育てるかもしれない・・・、そういった危険性が大きくはらんでいます。

先を見据えていくこと、親の願い

色々こちらからいうと忌避なさる方は多いです。教育センターの相談などに関してもそうです。
しかし、前任校の特別支援コーディネーターの先生に言われたことがあります。
「とりあえず相談していただいて、それで悩みが解決したら行かなくてもいい。そしてまた悩みができたら相談しに行けばいい。初めに行っていればつながりはできているし、やりやすいと思う」と。

この話を聞き、去年実際にアプローチをしました。そのお子さんは、相談し検査テストも受けた結果「どういったことが苦手で、どういったことが得意か」データ化されて、専門家の方とも話すことができました。
家で勉強など見る際に、視覚優位なので実際に絵や図に書いて算数などを説明すると、理解度が上がったそうです。非常に感謝されました。いや、感謝されるほどのことはしていません。凄いのは決断してくださった保護者の方なのです。
先を見据える・・・それは小学校卒業などではありません。私が常日頃見据えているのは「社会に出たとき」なのです。
子供たちに言っていること・・・「忘れたら忘れたと言おう、わからないならわからないと言おう。何かしてもらったらありがとうと言おう」です。
将来を考えたら、何かわからないことがあったら聞けるようにならないといけません。そして、やってもらったら「ありがとう」と言う。それができれば、また何かあったときに手を差し伸べてくれる人は絶対にいるはずです。
しかし、態度が悪い・暴力を振るう・口が悪い・・・そんな人を何度も助けたいと思うでしょうか・・・?
保護者の方も、将来を見据えた選択が必要になります。
親の願い・・・それはなんでしょうか・・・?
おこさんはどのようになってほしいのでしょうか、それがとても大事です。

終わりに

短い文章ですが、思うことを書きました。
実際に学校でのお子さんの様子を見に行くこともあると思います。
でも、それがすべてだとは思わないでほしいところもあります。
何故なら、おうちの人が来たら頑張るんですよ、子供は!!!
それで「うちの子はできてる、大丈夫!!」と思われる方も多いこと・・・。
教師側だって、「この子が一番学びやすいのは、いやな気持にならなくて済むのは」と考えています。
子供にかかわるすべての人が、協力していけたらより良い方向に向かっていくのではないか、そう考えています。

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