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劇場に足を運ばせる芸人たち

お世話になっております。
好きなタバコのデザインはhi-liteの藤城です。(コンプラ的に僕は喫煙したことないことになっています。)

今日の投稿は好きなお笑いについてです。


殿堂入り

僕のpairsのプロフィール欄でご承知のことと思いますが、
僕の一番好きな芸人はタモリです。(前に「タモリが一番好き」って言ったら「サブカルだなぁ」って言われましたが、僕の中ではコルビジェみたいなものかと思ってます。)

僕の思いつくような面白い分野は大抵、タモリはカバーしています。僕はタモリが好きすぎてたくさん嫉妬しています。地理も、人間観察も、音楽も、料理も、お酒も、僕はまだわからないけど船舶とか、鉄道とか、猫とかも。

モノマネの天才は、そう言った幅広い興味の上に成り立っていると思います。それらは即興芸でもあり、ものを作る人と同じくその人の人生が色濃く出るものです。
タモリは「向上心は未来を目標にしているから、今を生きてることにならない」と言っているので、それに倣いながらのびのび生きたいものです。


漫才

僕は、昔からお笑いが好きだったわけではありません。たまにエンタの神様を見るくらいでした。小学生当時は、アンジャッシュと陣内智則が好きだったことを覚えています。

僕の生まれ育った愛知にはお笑いの土壌はありませんし、僕の周りにもお笑いが好きですという人もいなかったので触れてこなかったため、漫才とコントの違いも知らなかった人間がyoutubeでお笑いを見れる時代でよかった。
大学を卒業する頃からお笑いに興味を持ち、お笑いをyooutubeで見始めました。きっかけは大阪の芸人金属バットです。衝撃的でした。

金属バットの代表作 「 ラジコン 」 です。
38マイクの前で嘘話を喋るだけの二人。これが漫才。This is 漫才師。

売れるために媚びずに自分たちの面白いと思うことを突き詰める。見た目に反し基本がある上で、忠実豊富な知識とエッジの効いたワードセンスで話を運び、後腐れのないスパッとした後味で終わります。本当にカッコイイ。

今はもう聴くことのできない幻ののネットラジオ「金属バットのラジオバンダリー」というものが全289回ありました。僕は、すぐに虜になりキャンホイでした。(リスナーの俗称キャンディホイップの略。ダサい名前をつけだれにも呼ばせないようにしようという御両人の思惑は外れみんなキャンホイキャンホイと言っていました。今では、「金曜ニュースタイム」を経て、「金属バットの声流電刹」が絶賛配信中です。) ラジバンから芸人のラジオをよく聞く人間になりました。

僕が喋るだけで人を笑顔にさせる仕事に憧れないはずはありません。上京してすぐ設計事務所のトライアルをして落とされ日雇いバイトをしながら将来どうしようかと迷っている時に、吉本の養成所の説明会に行きました。結局、お笑いの道に進んだら一生続けてしまうなと思ったので、今回の人生は建築の道に進むことに決め辞退しましたが。


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次にタイタン所属のキュウです。
大学を卒業する頃からお笑いに興味を持ち、お笑いをyooutubeで見始めた時に見つけました。衝撃的でした。


動画はキュウの「 干支 」です。
「めっちゃええやん」というフレーズが有名でそちらの漫才も面白いですが、「 干支 」は常識を疑い、めちゃくちゃな話をしているんだけど、二人の間では成り立っているという世界観がとても面白いです。


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最後に真空ジェシカです。
どんどん漫才の枠を壊していきます。
メタ漫才です。インセプション漫才です。
(メタというのは、「自分の書いた日記を見る」のように例えば過去に書いた
"自分を俯瞰して見る"という行為のことを言います。この例えが好きです。)

タイトルはわからないですが、勝手に命名すると「犯人探し」ですかね。
真空ジェシカは、タイトルなんてない方がいいのかもしれません。
破壊と創造を繰り返して歴史は作られます。好きだ。


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長くは書けないので割愛しますが、
他に好きな漫才師は、

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                                        Dr.ハインリッヒ


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                                        ママタルト


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                                        オズワルド


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                                         コウテイ

などです。
変に漫才コントなどに入らず、世界観の中で完結してその中の世界でおかしいことはしないという漫才が一番好きですし、それが漫才師だと思います。



コント

コントは、僕の中で不思議とハードルが上がっており、バン!ガガガガ!みたいなアメコミみたいなわかりやすすぎるコントは苦手です。小学生当時は、漫才なんて興味なくてアンジャッシュと陣内智則が好きだったんだけどなぁ。


マセキ芸能社所属のかが屋です。
大学を卒業する頃からお笑いに興味を持ち、お笑いをyooutubeで見始めた時に見つけました。衝撃的でした。

かが屋のすごいところは、何と言っても説明が全くなく、見ている人に察してもらうことで笑いを取っているところです。

前に一度、たまたま新宿駅でかが屋の御両人を見かけました。加賀くんの目が実物はキラキラしています。好きすぎて、声がかけられなかったです。
東京はすごいね。


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プロダクション人力舎所属のトンツカタンです。
大学を卒業する頃からお笑いに興味を持ち、お笑いをyooutubeで見始めた時に見つけました。衝撃的でした。

トンツカタンのすごいところは、何と言っても説明が全くなく、見ている人に察してもらうことで笑いを取っているところです。

いま、めちゃくちゃ使い回しています。

森本が突出して売れていますし、おこたしゃべりというyoutubeチャンネルをやっておりめちゃくちゃ配信しています。人生のほとんどの時間をカラオケで配信に使っています。森本単体で中高生からの信頼をつかんでいるいます。

僕はひねくれているので、櫻田が好きだと言っておきます。(コナンにめちゃくちゃ詳しい。)


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空気階段です。

水川かたまりが可愛いラジオ「空気階段の踊り場」も是非聴いていただきたいです。

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他には大きな声では言えませんがラーメンズとかが好きです。

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やはり僕は、変に説明的でなく、すぐに状況がわからなくても話が進むにつれて意味がわかっていくお笑いが好きです。コントは、漫才に比べ環境がわかりやすいので、それが成り立ちやすいと思います。

コントは面白さを言葉にはしづらいので是非一度、見ていってください。




ピン芸人

一人でお笑いをするのは難しいです。
ただ、一人でも面白いというのは、最強になれるということでもあります。


トゥインクル・コーポレーション所属の街裏ぴんく。
初めて聞いたわそんな事務所。

38マイクの前で嘘話を喋るだけの人。これが漫談。This is 漫談師。

単純に話がめちゃくちゃ面白い。SF小説を読んでるみたいな気持ちになる。


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フリーランスのハクション中西。

こちらも38マイクの前で嘘話を喋るだけの人。これが漫談。This is 漫談師。

普通じゃない人。SF小説を読んでるみたいな気持ちになる。


結び

僕は、お笑いが好きです。

映画好きや音楽好きは、知識が伴わないと自称できない気がしてしまい、
声を大にして言いにくい世の中ですが、お笑いは知識なんてなくても誰が好きって言えるレベルになれば自称お笑い好きを名乗れるような気がしています。

お笑い第7世代として世間にお笑いブームが広まり、世間的に無名だったミルクボーイがM-1グランプリを制し、いよいよお笑いの天下が来るかと思ったのですが、新型コロナウイルスによりお笑いライブが中止になり、劇場は封鎖されました。

僕は、金属バットからお笑いを好きになり、すぐに東京でライブがあることを知り、生まれて初めてお笑いの劇場に足を踏み入れました。
文字通り金属バットに劇場に足を運ばされたのです。

生でないとわからないことがあります。空気感であったり、その会場その瞬間のつかみ、ジャズのような即興性、観客にウケによるよる間の違い。何より好きな芸人に声援とお金を届けることができます。

ライブは無くなりません。アフターコロナの世界になった時、日本中の誰もがお笑いライブに足を運ぶ世界になってほしいです。

長文駄文失礼しました。
一旦、やめさせてもらいます。

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