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議会で、ボランティア活動の推進について質問しました。

 9月13日、ふじみ野市議会で、「ボランティア活動の推進状況と評価」について質問しました。
(趣旨)
 えっ、どうしてボランティア?という方もいらっしゃると思いますが、日本は他国に比べてボランティアに参加する比率が低いのです。残念なことですが、これは、戦後、国防教育が無くなったことと(米軍の駐留と引き換えに)、宗教心が希薄になったことが原因として挙げられます。国際社会の中で、異なる状況となっているということです。他国に比べて低いとみられる社会奉仕の精神の涵養を目的に、質問しました。

(質問)
 前回議会(6月)で質問させていただいた、駅前のごみポイ捨て削減について、環境政策などが評価されSDGs未来都市に選ばれている鎌倉市の状況を調べました。鎌倉市では、ごみの清掃を行うボランティア、ボランティアグループが多く存在し、また、地域や住民大衆参加のごみ清掃イベントが、多数行われているとのことでした。自治体としては、ボランティアグループの後援、市民への教育がカギになると考えます。



 ごみ問題に限りませんが、ボランティアの存在は、自治体のまちづくりに欠かせません。その領域は、まちづくり、子育て、安全、環境、保健医療福祉、文化スポーツ、災害、国際協力など多方面に及びます。
  現代社会で我が国ではボランティアの活動者率は、世界各国と比較すると低いとされます。これは、他国と比べて、宗教的信仰が希薄、公的教育、国防教育・兵役がないこと、が要因と考えられます。
 そうであるとすれば、我が国において、人々が、世界各国並みに、社会奉仕の道徳観を持ち、ボランティア活動に従事するには、行政からの相当の働きかけが必要と考えます。本市におけるボランティア活動の推進状況と評価についてうかがいます。

(市の回答要約)
・令和5年度に策定した「第2期ふじみ野市生きがい学習推進計画」において、「地域コミュニティの人材をつなぐ学びの推進」のほか、地域を支える各種ボランティアの育成・活用の推進を図ることとしている。
・現在、環境、福祉、子育て、防犯、生きがいに関することなど様々な事業に対してボランティアの皆さまに尽力いただいている。
・一方で、新たな参加者の確保や既存会員の高齢化といった課題がある。

(再質問・要望)
・ボランティアの参加人数などの統計データを集めることを提案しました(事前の調整でデータがないことを確認)。
・会員・メンバーシップ型は参加や継続のハードルが高い、一方で、広範な市民が気軽に参加できるアドホック型、イベント型の活動を行ってはいかがか。
・ボランティアには、福祉施設のヘルパー参加など体験型、まちづくりの企画や実行など、探求実行型などあるが、このほか、災害ボランティアのような講座学習型もある。災害ボランティアの講座を行ってはいかがか。
※ボランティア所管部門と防災部門が異なるため、明確な回答は得られませんでした。事前に調整を少し行っていましたが、不完全でした。

(評価)
・市では、上福岡駅周辺のごみ拾いキャンペーンを年2回行っています。自治会町内会でもほぼ同時期に年2回、美化デーを行っていますが、上に挙げた鎌倉市のように月1回など、回数を増やせればと思います。
・鎌倉市に問い合わせますと、駅前などはほぼ毎日、いずれかのボランティアグループが清掃してくださっているとのことです。こうした活動、その根底にある奉仕の精神をいかに涵養していくか、を研究していただきたい(市担当部門には伝えました)。
・昨年訪問した台湾高雄市三民区豊裕里などでは、毎週木曜日にごみ清掃活動をしており、SNSで活動内容をアップしています。こうした情報が伝われば、社会奉仕の精神の涵養や、実際の活動につながっていくと考えます。

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