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レンズ沼にようこそ〜Leica ズマロン M35mm F3.5編

 いや〜。。。ついに手に入れてしまいました。「ライカ」様。ライカ としてはお安くて比較的手に入れやすいとされるズマロン 35mm F3.5。さてさて人生初の「ライカ 様」はどんな感じかいな?

いやぁ〜ピントが合わせづれ〜(笑)

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このレンズが生産されていたのは1950年代頃。70年近く前の道具なんだから、いま使えるだけでもすごいっちゃすごいんですけど。。。現代のレンズと比べたらレンズ自体が破格に小さいので当然ピントリングも小さい小さい。よくこんな幅が狭くてホールドしにくいピントリングを、でっかい手のドイツ人達が操作してたなと感心する。

ピントリングを動かすための小さながらつまみがついてることに妙に納得(笑)

そして、

ピントがきてるかさっぱりわからんですぅ〜(笑)

ピントリングの操作もなかなか厄介なんだけど、それ以上にピントの山が全く掴めまへん。笑っちゃうくらい(笑)

小生はSONY α7 Ⅲに装着して使用してますが、「ピーキング設定」(=ピントが合ってるとおぼしき箇所が白や黄色でマーキングされる機能)と「ピント拡大機能」を使わないとピントが近づいてるのか、外れていってるのか全く分かりまへん。静物をじっくり撮ったってそんな按配だから、動く動物なんて至難の技。

これまで、このレンズと旧式のフィルムカメラで数々の名作が撮影されてきてるけど(当然ピントもバッチリな)神業だね。

キャパの「ちょっとピンボケ」って本気で「ほんのご愛嬌」を込めたタイトルだったのねw

これで撮られた数々の名作は神業!

「マニュアルフォーカスは難しい」ってレベルを超えてますから、このレンズとフィルムカメラの組み合わせで一瞬をビシッととらえた写真はホントに『神業!』。

で、写真はどんな感じ?

さすが70年以上前にのレンズなので、キレッキレはシャープさは求めてませんが。。。さらに、このレンズ、曇りが発生しやすいそうです。。。構造上の問題?

というわけで、キレッキレのシャープさやディテールの再現性はそれほど期待してなかったのですが、どうしてどうして。。。

ピントが「ビシッ!」ときているところなんて、『ゾクッ!』とする凄みのある雰囲気を醸してくれます。

さすがです!

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フロントグリルのエンブレムに映り込んだ風景もしっかり再現してます。こりゃ、現代レンズと撮ったのと変わらない。スゴい!

暗さに対してはどんな感じかというと

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オリジナルはほとんど真っ暗な画面でしたが、多少、現像で露出を持ち上げてあげると、背景にかかってるイラストのディテールなんかもしっかり再現されてます。これも「さすが!」といったところでしょうか?

今後撮り倒して魅力を引き出していきたい

今回は、オールドライカの魅力を引き出すシチュエーションでテスト撮影できなかったので、今後色々な条件や被写体で、このレンズの持つ魅力を見つけていきたい。そう思わせてくれる魅力のあるレンズです。



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