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「さっきの話ってわかった?」と聞いても意味ない!?理解度を確認する1つの質問!!

ミッションやビジョンの前に、ずっと不思議だったことがある。
同じ話を聞いているにもかかわらず、
理解度に差があるのは、何故だろう・・・?
上司からの言葉が人によって全然理解度が異なっている。
あっちに聞いても、こっちに聞いても違う答えがかえってきたりする。
雑談程度であれば全然問題ないが、
重要事項がこれではとんでもないことになる。

人は聞いた瞬間から忘れていく生き物という前提は
理解していながら、とても不思議に思っていた。

そういえば、自分が伝えたかった内容は、
「さっきの話ってわかった?」
ってついつい聞いてしまっていた。
改めて考えると、この質問は全く意味が無い。

やって欲しいことは抽象度が高い方が良い!?

不思議に思いながら、色々みていると、アマゾン ⇒ オイシックス…元経営幹部が明かす「成功の法則」という記事に出会った。
この記事の重要部分としては、2社の共通点は「行動指針」だった。
という内容だったので、そちらが気になる方はぜひ下記から確認いただければと思います。

今回、この記事を読んで感じたのは全然別のところで、
「成功の法則」というくらいだから、ガッチリとした仕組みやルール、法則などが書いてあるものだと思っていました。
ところが、

オイシックス社の行動指針

ORDism① ベストを尽くすな、Missionを成し遂げろ(Mission is Possible)
ORDism② 早いもの勝ち、速いもの価値 (Don't Stop Me Now)
ORDism③ お客さまを裏切れ(Can't take my eyes off of customers)ORDism④ サッカーチームのように(What a wonderful teamwork)
ORDism⑤ 当事者意識、当事者行動 (It's My Task)
ORDism⑥ 強さの源泉は成長力 (All you need is growth)
ORDism⑦ 前例はない、だからやる (I will always love "new")

どうでしょう?
正直、私はもうちょっと説明して欲しいな。
と思いました。
雰囲気はわかります。でも、解釈が人によってだいぶ変わる。
自分が伝えるとしたら非常に怖くなります。

ただ、
聞いた後にどう行動して欲しいのか?
(それこそ行動指針)
ということを念頭におくと、
抽象度が高い方が良いと感じます。

聞いた後の反応と定着度合い。

話を聞いた後って、どんな反応をするでしょう?
大体、下記の4つに分けられ、話の定着度合いも()の中のような感じです。

- 言われたことを聞いてない(聞こえてるだけ)
- そのまま聞く(覚えられない)
- 自分の言葉で翻訳して聞く。(かすかに覚えている)
- 自分で翻訳した内容を誰かに質問する(定着する)

記憶力定着のコツはストーリーで覚えること。
という前提から考えても、
聞いた材料を元に、
自分でストーリを描き、
誰かに話すことによって
修正(定着)される。

このように考えると、
先程のオイシックス社やAmazonの行動指針のように
解釈に幅があり、
社員同士でこれってどう思う?
この行動って指針に合っているかな?
ということが話題がなるくらいの方が定着するという意味では良い。

伝えた後に聞いてはいけない質問。

この前提から考えると、
聞いてはいけない質問は、
「さっきの話聞いてた?」
とか
「さっきの話、理解した?」
これはまったく意味の無い質問で、
定着度合いの確認の観点では「そのまま聞いていた」かどうか?
を確認しているに過ぎない。
「なんの話をしていたか言ってみて」
これも一緒ですね。
覚えているかを確認しているだけなので。

「さっきの話ってどう思った?」
(かすかに覚えているので、話の根幹のそれっぽい話が返ってくる)

私も聞いてもここまでで、満足してしまっていました。

定着度合いを確認するために聞くべき質問

「こないだ話をした内容って誰かと話し合ってみたりした?」

定着度合いを確認するなら、これです。

覚えてもらわないと困るんです!
それも確かにわかります。
会社のルールや決まり事。
期日までに絶対にやって欲しいことなどは、
覚えておいて欲しいことなので、
確認の仕方は変わります。

今まで、ついつい、聞いていたかどうか?を
確認してしまっていたので
どうして欲しいかを意識して質問しようと
自分自身思いました。

まとめ

話した内容を覚えておいてほしいのか、
行動として定着させたいかによって、
聞く質問は変わる。
「聞いていたか?」ではなく、「誰かと話し合ったのか?」
を確認することで、伝えたかった内容が浸透しているかどうを
判断することができる。

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