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スクラムの考え方を営業組織に取り入れてみた

あくまで、エンジニアでは無い私がアジャイルやスクラムの話を読んで、
取り入れられそうなところがあるな!
共通している部分があるな!
と思ったところを取り入れているだけなので、厳密なスクラムやアジャイルとは全然違うし、足りて無いところも理解していますので、その点ご容赦下さい。

背景
私・・・2019年当時、同じ職種の人達をマネジメントした経験がほぼなく、かなり手探り状況でやっていた。(異職種でプロジェクトを進めた経験はあったが、同職種の人は経験なし。)
結果として、全部自分でやろうとする、良くあるパターンにハマってしまいました。
私を含めて5名ほどのチームでした。

当時の私の悩み。
- 全て自分で仕事を抱えてしまい、業務がパンパン。(土日含めて)
- 自分一人でやるにはもうこれ以上無理。(死んでしまう・・・。)
- 次々と増えるタスクに忙殺されており、自分がボトルネックに。
- チームの雰囲気も悪く無いけど、大して良くも無い。
- 結局自分でやっているので、メンバーの成長に寄与できていない。
- 1対1のコミュニケーションは良いが、チーム感がなくただ集まっただけになってしまっていた。

そんな中、何冊かマネジメント系の本を読む中で、一番記憶に残って本が、
THE TEAM 5つの法則
スティーブン・P・ロビンス「チームとグループの違い」が引用されており、まさに私のチームの状況はまさにこれに当てはまった。
下記は本より引用。

1つ目は目標(Goal)の違い。
グループの目標は単に情報共有に留まりますが、チームの目標は集団的な業績を目指します。

2つ目は相互影響(Synergy)の違い。
グループは相互影響に消極的ですが、チームは積極的です。

3つ目は説明責任(Accountability)の違い。
グループは個人に説明責任がありますが、チームは共同的に説明責任を負います。

4つ目はメンバーの能力(Skills)の違い。
グループは能力がバラバラなメンバーが集まりますが、チームは補完的な能力を持ったメンバーを集めます。

特に集団的な業績や、相互影響、能力補完などの必要があると感じ、まずはマネジメントとしてやるべき内容(私がやるべきこと)を下記に分けてメンバーごとに担当してもらうことにした。

- 数時管理、KPIの進捗管理(主に顧客に関わること)
- 同じく進捗管理(個人側)
(弊社のサービスは法人と個人の両方にサービス提供をしているため)
- ピープルマネジメント(心身ともにヘルスケアチェック)
- 業界トレンドニュースの把握と発表

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スクラムの話は・・・?
ここからです。前置きが長くなりました。
一応、スクラムについて。
下記が比較的わかりやすいかと思います。

スクラム、アジャイル的な手法から取り入れたもの。
- 朝礼(スタンドアップミーティング)と夕礼の実施
- それぞれに責任範囲をもち、自分のことだけではなくチームについて各オーナーが責任を持つ。
- それぞれのタスクの進捗状況共有とボトルネックについての共有。
- マネジメントとしてやるべき内容(上記)に対してそれぞれポジション名をつけて割り振った。
各ポジションと役割:
- ビジネスリード(数時管理、KPIの進捗管理)
- プロフェッショナルサポーター(進捗管理(個人側))
- セーフティーマネージャ(心身ともにヘルスケアチェック)
- トレンドリーダー(業界トレンドニュースの把握と発表)

下記は当時使用したスライドの一部。(一部リニューアル)

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導入してみた結果。
- 権限移譲の大切さを実感できた。
- 他の人に任せることによって自分の考えの幅が広がった。
- 名言コーナーは他の人に任せることによって出てきた案で今でも継続中!!
- 雰囲気が改善した!・・・気がする。何にせよ一方的なコミュニケーションではなくなったので、チーム感が出てきた。
- 朝礼を実施することで必然的にチームで集まり、コミュニケーション頻度が増えた。(弊社はフリーデスクかつ、当時はDayでの朝礼文化もなかった。)
- 上記により、共有する。助け合い精神が増えた。

いまいちハマらなかったこと。
- 朝礼ほどの効果が夕礼からは得られず。他の予定が入ることも多く中止の方向へ。
- ボトルネックについての共有については特に無く、すぐに改善できるものも無かったためか必要性を感じなくなる。
- 各ポジションをずっと続けると飽きがくる。(後に月ごとに担当変更した)

ということで多くの気づきを得ることができました。
じゃぁ、今もこれでやっているのか?というと、やってません・・・。
自分自身の環境変化(マネジメントのみに集中)やメンバー構成、直近の方針、環境変化(テレワーク)などにより違うやり方をとっています。
なので、このやり方についてもハマる、ハマらないがあると思いますが、
誰かの参考になればと思います。

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