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保育園日誌

今月より自分の職場復帰に伴い、幼獣が満を持して保育園に入園した。

阿鼻叫喚の保活の経緯は以下を参照されたい。

なお、今年度の弊自治体の保育園の途中入所はもはや無理ゲーだということが関係各所からの情報で分かったので、本当にタイミングというか運が良かったとしか言えない。

閑話休題。

そんなわけで月初めから慣らし保育がスタートした。
初日と給食開始日は親同伴だった。

毎週子育てサロンに行っていたにも関わらず、慣れない環境には警戒心剥き出しの柴犬的性格の幼獣は案の定野太い雄叫びを上げていた。
これは想定の範囲内である。
しかしながら、1週間も経てばそれなりに慣れるらしく、ほとんど泣かずに過ごせていたそうだ。

入園に際して自分が期待していたことがある。
10ヶ月健診で「やる気の問題」と評された運動発達が、周りに触発されてハイハイくらい出来るようにならないかと思っていた。

幼獣のクラスは、ほとんどが二足歩行可能なメンバーで、未だにずり這い移動の幼獣が周りに触発されてハイハイしだすのを期待していたのだが、やはり柴犬的性格故なのか相変わらずの俊敏な尺取り虫走法のずり這いである。

その一方、全く予想外の方向に触発されたことがあった。
急につかみ食べへのやる気を見せた。

同じテーブルで食べるメンバーはつかみ食べ、もしくはスプーン使用で食事摂取をしていた。入園の段階で食事は全介助状態だった幼獣は、どうやら「おれもじぶんでたべたい」と思ったのかもしれない。急に上手につかみ食べをし始めた。

親も保育士も青天の霹靂である。

それはそれで喜ばしいことではあるが、今現在ヤツは『一口食べて投げる』方針に変わったらしく、結構な被害の為自宅でのつかみ食べは最小限に留めることとした。


幼獣が保育園に慣れた頃、事件が発生した。

噛み付き事案である。


ある日迎えに行った時に担任から「幼獣ちゃん…噛みました…」とえらく神妙な表情で伝えられた。
アイツいつかやると思ってた。というのが素直な感想である。
あちゃー、と思った自分に担任は続けた。
「1回目は…」おいおいちょっとまて複数回だと!?と内心思わず突っ込む自分。「何回やらかしたんすか!?」「2回です」「2回!?」というちょっと間の抜けたやり取りがあった。

幼獣は歯が生えた頃より噛み癖がみられていた。
ヤツの噛み癖は自己主張によるものではなく、口での探索行為の延長で『気になったものはとりあえず噛む』というタイプの噛み癖である。
これは視覚、触覚の発達に伴って減少するであろうと予測している。

噛み癖については入園時に主任、担任には保育園に慣れたタイミングでやらかす可能性を既に伝えており、噛み付き事案はむしろ保育園に慣れた証拠だわ〜と先生方は言っていた。しかし被害者が2名いる時点でヤツは害獣である。しかも同日っておい。猟友会呼んだろか。

不幸中の幸いにも歯型や出血などなかったそうだが、相手の保護者への謝罪を伝えて頂くように依頼した。
幼獣にも「人を噛むな」と伝え、その日以降被害者が出たとは聞いていない。(先生方が目を光らせているのかもしれない。お手数おかけします)

そんな感じで幼獣は保育園生活をそれなりに楽しんでいるようだ。流行りにのって鼻水出してみたり、風邪を親に移してみたりと親はいろいろ試されている。

幼獣の保育園生活が充実したものであることを祈っている。