見出し画像

待機児童ゼロを謳う地域で待機児童になりかけた話

自分か住む都道府県は、対外的には待機児童ゼロで、子育てしやすいと謳い、県内への移住促進をすすめている。

が、保活してわかったのだが、待機児童ゼロというのは

大嘘!!!!


ていうか、県内の子育て支援の充実を謳って人口増加した自治体なんてあれだ、保育園激戦区になって待機児童が出たという皮肉極まりない状態になっている。乾いた笑いも出ない。

更に隠れ待機児童がめちゃくちゃいるのである。
妊娠前に上司と自分が住む市町村の保育園事情を話していたのだが、どうもここ数年保育園への入園、特に途中入園が非常に難しい状態らしい。
実母の職場でも途中入園が困難→育休延長し4月入園という社員が年々増加しているという。

保育園を経営している知人によると、原因はやはり『保育士不足』が大きいという。さらにその保育士が産休育休に入った後、やはり預け先がなく育休延長となり結果、配置基準を満たせないため、定員よりも受け入れ人数が減るというどうしようもないスパイラルに陥っているそうで。

保育士の待遇改善と配置基準の見直しが必須となる話である。

地域差もあるらしいが、高齢化で過疎化が進み小中学校を統廃合しまくってる自治体ですらこの状態らしい。

えっ、詰んでない?

さて、かくいう自分も職場復帰に向けて連休明けより保活を始めた。自治体曰く『途中入園希望の場合は希望する保育園に電話をかけて空き状況を確認して申し込みを行え』という非常に効率の悪いアナログな方法で申し込みを行う。

結果、惨敗!!

内訳は
学区内:公立保育園×2
学区外:私立認定こども園×4

少子化とは一体。ていうか近隣地域小学校統合しまくってるが。やはり保育士不足か。

このタイミングで職場に行く機会があり、一応進捗を上司に報告。

「マジヤバい!!!!保育園空きない!!!!延長フラグ立ってる!!!!」
「あーやっぱり?延長の可能性も考えてるから〜」

上司的には想定の範囲内らしく、最悪育休延長もやむなしとのこと。
そうは言えども幼獣を育成中にて先立つものが無ければ推し(幼獣)への課金も出来ぬ。

近隣地域がどうにもならないので次の手段で考えたのが『広域入所』だ。居住する自治体以外の自治体にある保育園への入園である。条件は①祖父母宅がある②両親どちらかの職場もしくは通勤経路がある、である。

自分の場合は②が該当。
しかし、職場の先輩ママ達情報によると、職場のある自治体も0歳1歳は高難易度らしい。詰んだ。

ちなみに弊職場、0歳児から社会人までの親の集団なので、下手な子育てサロンよりも充実している。昨年度は幼獣の同学年は7人いるので空前のベビーラッシュだった。

閑話休題。

そんな中、実母のママ友(現ババ友)より情報提供があった。隣の学区の保育園は比較的受け入れをしているという。実母が職場で自分の保活事情について喋っていたところ、ババ友から孫の一時保育で利用した園はどうかという話になったらしい。このババ友、母の同僚で妹の友達の母だ。元々同僚だったのが同じ年度に子供を生んで、その子供同士が同じ高校になって友達になるという経緯である。先の妹の結婚式にも参列してくれていた友達だ。

思わぬところからの情報で早速電話したところ、受け入れOKの返事が!!!!

幼獣を連れて行ったところ、小規模園でなかなか自然豊かな所である。園の雰囲気も結構良かった。ただし色んな生き物が生息しているので今後幼獣のポケットの中身を御用改めする必要が出てきた。

そんな訳でなんとか早期に保活が終了の運びとなった。
後は書類を揃えて園グッズを準備するだけである。

しかしなんとかならんもんだろうか保活事情。