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健康と創作

不健康である。
長らくそう言われてきたし、自分でもそう思っていました。
それは身体のこともあるし、精神的なものも指します。私はひどくネガティブで、「気にしい」と言われる神経質さを持ちながらも、大雑把、なのに臆病。
風邪は一年に一回か二回引いて、欠席、欠勤する。夏場は常に熱中症と貧血めいた状態で、唯一冬場だけが元気だったけれど、年を重ねて気圧や気温にやられるようになりました。

しかしまあ、そんな状態でも日々を生きねばならないし、体調不良で休むには頻繁すぎるから、耐えるしかないわけで。
こういうひどく不健康な状態を堪え忍ぶ日々を送ってきたおかげで、どんな状態でも何かを書くことはできるようになりました。あんまり誉められたことではないと思いますけれども!
不健康だと、物語においては救いを見たくなるもので、あんまり不幸になりっぱなしという作品は書いていない気がします。
つまり、最初から最後まで元気な話は少なかったです。

そう、いまはほどよく健康なのです。
最近ほのぼのとした読み口のものやコメディ要素のあるものを多数お披露目していますが、これ、健康だからです。私の身体と心が元気な分、その物語の世界は明るく華やかなものが多くなっているのです。
体重は落ちたし、運動は毎週一時間、よく眠り、よく遊び、ちょっといやかなりお給料は心配だけれど働いて、小説を書く。年を重ねて悪くなったものもあればよくなったものもあって、特に「まあしゃーないわー」の精神が宿ったことは一番精神的によかった。

不健康な状態のときの作品の方がよかったのか。
健康な状態のいまの作品の方がよいのか。
究極を言うとどっちも書ける状態になるのが理想なのですが、不健康と健康を知っていると書けるものの幅が広がるのは間違いない。
作っているものがなんだか上手くいかないという方、そうでなくとも日々なんとなく上手くいかないと思う方、ご自身が不健康、あるいは健康すぎて、力の配分を間違っているかもしれません。

しかし「あなたは不健康ですね」と言ってきた人たちは結構余計なお世話って感じがしますね! そりゃあなた方に比べて不健康かもしれませんが、私基準では元気な方というときだってあるんですよ! まあ当時の不調は否定しないけど!


今日の進捗。
・書き物作業(2.5h)
・note更新。
・noteネタだし。

今日嬉しかったこと。
・わけてもらった食パンが美味しかった。
・疲れている分、毎日よく眠れる。寝るのが気持ちいい。

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