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天気と気温と汎用性

私は「世間話」というものができない人間です。
いやできないことはないんですけど、距離がある人に当たり障りのない話題を振るということがどうにも難しくて、歳をとったいまは多少ましになったものの天気やら気温の話をしながら「みんなに同じ話をしている(きっと向こうもそうだろう)」などと考えてしまうあたり、コミュニケーション能力の欠如が伺えます。
繰り返しになりますが、できないわけではないのです。そういう話をするのがコミュニケーションなんだということもわかっています。友人や職場でちょっと仲良くなった人に「今日寒いですねー」「雨降ってきたよ!」なんて話すことは全然気にならない。
でもふとしたときに「なんか誰にでも同じ話をしているな」と思ってしまう。

どうして天気やら気温やらの話なんでしょうか。
「出勤の途中で猫を見たんです」でも「電車の中でものすごい船を漕いでいる高校生を見て頑張れって思った」でもいいと思うんですけれど、天気と気温。みんな、天気と気温。なんなら家族も天気と気温の話をしている。

結局、話題に飽きているんです。
世間話にすら飽きがくる、この短気+飽き性。

突然猫の話や見かけた高校生の話をされても戸惑うとは知っているんですが、ちょっと変化球をつけた方が楽しくないですか、と思うのです。誰とでも天気と気温の話をするくらいなら「朝ごはんなんだった? 私はハムエッグ!」とか「お弁当の冷凍おかずのこれが美味しかったんだけど知ってます?」でいいと思うんです。

天気と気温をちょっと置いて、別の話から始めてくださってもいいんですよ!

と思ったけれど、どんな人も、誰とでも話題にできる天気と気温の話を手放せる日は来ないだろうとも思うのでした。汎用性の高い話題は貴重。


今日の進捗。
・書き物作業(2h)
・note更新
・note下書き
・事務作業
・資料整理

今日嬉しかったこと。
・書いていて楽しくなってきた。
・母のトマトスープが劇的に美味しかった。

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