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松岡正剛著 日本文化の核心 はじめに

こんにちは

松岡正剛著「日本文化の核心」の書き写しを始めました。書き写すことで、ただ黙読をする以上に内容の理解が深まるのを感じています。せっかくならその気づきを備忘録的に書いていこうということで今日は「はじめに」です。

新自由主義、グローバル資本主義がもたらしたもの

1980年代以降、世界的に新自由主義、そして冷戦終了後のグローバル化という流れがあったと思います。私はこの期間ほぼ学生だったので、自分事として特にグローバル化ということが印象に残っています。

ただ、経済的な視点での印象はあるが、日本文化という視点では正直印象に残ったものがありません。私がそこに興味がいかなかったという点が大きいと思いますが、著者は新自由主義、グローバル化などが日本文化が語ろうとしてたものを軽々と蹂躙していったと述べています。

加えて、そもそも日本の文哲学が浮上することは中々ないと言います。
浮上することがない中で、世界的なグローバル化の流れがあり、日本文化や哲学は解説されることはなかったと。

経済的な視点ばかりで、何か根がないと感じていた私にとって、この解析というのは凄く納得するものでした。だからこそ、この本に惹かれるのかもしれませんね。

松岡正剛氏の思い

「はじめに」を書きながら読んでみると、浮かび上がるのは松岡正剛氏の思いでした。日本文化や哲学が、世界的な潮流に蹂躙され、何を語ろうとしているのかが語られなくなった。代わりにでてきたのは、安易な日本論。日本人自身が日本の文化や哲学を忘れていきそうな今の現状に対して、危機感と憂いのようなものを感じました。

日本文化の正体は「変化するもの」

日本文化といえば何か?著者は必ずや「変化するもの」にあると言います。なぜそう言い切れるのか?それが本書を読み進めるうちにでてくると思うのでとても楽しみです。

以上。

備忘録的に書きました。
やはり書き写すと見えてくるものが違う!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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