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バック・トゥ・ザ・フューチャーって… PART1

1985年12月、私は友達と大ヒットしていた映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を映画館で観ました。とにかくめちゃくちゃ面白い映画で、大興奮して帰って来ました。
そして、その後ビデオが発売されるというので、必死にお金を貯めてそのビデオを買いました。値段は10,500円。かなりの金額です。当時の映画のビデオ版はだいたいこのくらいの値段でした。
一緒に映画館に観に行った友達も、このビデオ版を買っていて、それを観た私たちはこんな会話をしました。

この作品はその後、レーザーディスク、DVD、ブルーレイとメディアを変えてずっと発売されていますが、このカットされたシーンは復活していません。
私たちが気付いたカットされたシーンは、全部で6ヶ所です。そのシーンのことを書いてみたいと思います。

これは、ラスト近くで過去から帰ってきたマーティが、朝になって目覚めてリビングに来てみると、部屋の様子がすっかり変わっていることに気付くシーンです。
この時、マーティは右手に何かを持っています。

マーティは、バーガーキングの制服から立派なスーツ姿に変わっているお兄さん、そして、きれいになっているお姉さんと会話をしながら、右手に持っていた物を横のテーブルの上に置きます。
そして、かっこよくなったお父さんと痩せてグラマーなお母さんが外から帰って来たので、驚いて卒倒します。

その後、外で車にワックスをかけているビフとの会話がありますが、その間マーティが持っていた物はずっとテーブルに置かれた状態で映っています。
しかし、ビフが外で郵便の荷物を受け取り、それを持って部屋に入って来るシーンでは、マーティが置いた物がなくなっています。

どうしてなくなったのでしょう?

DVDなどでしかこの映画を見ていない人には、この理由が全くわからないはずです。
それはもちろん、この「なくなった物」についてのエピソードがごっそりカットされているからなのです。
では、この「なくなった物」について説明しましょう。

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