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2022年、激動の一年を振り返る(自分にとって!)

今年は自身にとって後々人生振り返ってみて、確実に転機になるだろうなと思える年でした。そして、いろんなコミュニティにも参加させてもらい、様々な方々と繋がることができて、月並みですが”激動”の一年でした。そんな一年をジコマン満載(!)で記録に残しておこうと思います。

1Q(1月~3月)

極寒の地で本物のホワイトアウトを経験、そして、ある一言で目が覚める

現職の会社は名前の通り(笑)化石のような一面があり、いろいろハラスメント的なゴタゴタがあって、昨年末に周囲も自分の気持ちもついていかないくらいの電撃的職場異動をしました。その矢先に、最北端の地、稚内へ延べで2ヶ月弱長期出張するということがありました。仕事はよく分かっていない状態、同行する入社4年目の若手同僚もこちらの人となりも良く分かっていないまま、極寒の工場で昼も夜も週末もなくひたすら目の前の作業をこなす日々。。(本物のホワイトアウトにも遭遇し、死ぬかと思いました)
何で自分はここにいる?今まで真摯に仕事に向き合ってきた会社人生は何だったのか?と自問自答する毎日で、あっという間に2月までが過ぎていきました。

大雪でドナルドもこんな姿に…

この人それ以外の仕事してないのかな?と疑念を抱かれるので、ちょびっと書いておきますが、賞味期限を延ばす技術開発プロジェクトについては唯一チームリーダーをさせてもらっており、3月に役員、事業所長への年度末報告会があったので、それはそれでしんどかったですが、やり甲斐はありました。
そんな中でエンゲージメントサーベイの評価ツールなどを開発しているITベンチャーを受ける機会があり、ありがたいことに最終までお話をさせてもらえました。ここの会社はホラクラシー組織を本当に実践している会社で、お話させていただいた社員の方、代表の方からは人柄も含めて非常に良い刺激を受けました。将来、こんな組織を作りたいなあと。最後の別れ際、代表の方から言われた、「あなたは今の会社で全力出し切りましたか?それを社長へ自信を持って言えますか?」(確かこんな旨の内容だった)は、その後の私の2022年に大きく影響を与えていくことになります。

2Q(4月~6月)

YeLLに参加、「だか僕」との出会い

上記の代表の方から、あなたが大切にされていることと重なるのでは、ということで、YeLLという会社を紹介され初めて知りました。これもまたセレンディピティだと感じています。早速、YeLLの説明会に参加し、”聴く”のトレーニングや養成生同士でのスタートアップセッションを体験しました。現職の事情で、そこから先の”聴く”サポーターとしての本格参加はできなかったのですが、YeLLにはサポーター同士のゆるい繋がりのコミュニティ活動があるので、これはこれでいいご縁を与えてもらえたなあと思っています。

※YeLL : 「聴き合う組織をつくる」というミッションのもと、社外人材によるオンライン1on1サービスを提供している会社で、聴くことの価値・可能性を世の中へ広げる活動をしています。面談でもカウンセリングでもない、聞く(with judgement)ではなく、聴く(without judgement)ということに徹する多くのサポーターが様々な場面で活動されています。

YeLLホームページより

そして、GW中に一冊の本に偶然出会います。それが「だか僕(だから僕たちは組織を変えていける)」でした。何気なく手に取ったところ、なんだこの本、他のビジネス書や自己啓発本とは一線を画している、、、、!!??体が震えたのを今でも覚えています。オンラインスクールのゼミが存在するの?藁をもつかむ思いでそこに行けば何かがあるかもしれない、と思い、即申込みをしました(快くOKしてくれた妻に感謝です)。とはいえ、何か与えてもらえるのでは、というスケベ心があり、この時の自分は今思い返せば主体的に人生を生きている人ではありませんでした。

だから僕たちは組織を変えていける
だから僕たちは組織を変えていける(斉藤徹)

※hintゼミ : 斉藤徹先生(とんとん先生)が主催されている、「幸せ視点のチームづくり、事業づくり」を学べるオンラインスクール、コミュニティです。ここでは受講生、また卒業生達が学ぶだけではなくて、チームラーニングを通して対話を行い、お互いの想いや考えを交流させ、今いる場所で何ができるか、自分が本当に取り組みたいことは何なのか、を考えて形や行動に移していく場です。経営クラス、リーダークラスでは幸せ視点のチームづくりを、イノベクラスでは幸せ視点の事業づくりを体得、実践していきます。

3Q(7月~9月)

hintゼミコミュニティに参加、自分の中で何かが少しづつ変わり始める

7月からhintゼミの22夏13期の経営クラスに参加します。ここで、ゼミの受講生、卒業生が皆各々の場所で主体的にできることを行動している話を聞いて、自身の身勝手さや他責思考を痛感することになります。素晴らしい考え方や想いはここにはたくさん詰まっているのですが、特に自分に響いたのは、

  • 「今、ここに集中する」

  • 「自身の半径1mから良い影響を与えていく」

  • 「どんなに小さなことでも良いから行動してみる」

  • 「反応的な生き方をやめ、主体的に人生を生きる」

でした。
まずやってみたことはゴードンメソッドの学びを実践して、ずっと疎遠になってしまい自分の仕事の後任をしている後輩との関係修復に取組んでみました。続いて、学びの内容をメールマガジン形式で元職場のメンバーに配信し(一方的に!)、本やゼミに興味を持ってくれる人には「だか僕」を配り、CEOとの対話会に手を挙げ自らの想いを直接伝え(時間制限もあり、ほんのちょっとだけですが)、期の終期には少しづつ何かを行動に移している自分がいました。
そんなこんなをやっていると、今の場所が嫌で嫌で仕方のなかった状態から、「まだここでやれることあるんじゃないか」「良くできると思えることをちょっとでもやってみよう」と少しづつ思うようになってきました。(フランクルの「夜と霧」も早く読まないとな。。。)

さらに、ミートキャリアの方(アカデミーの運営をされている方)との出会いもありました。元々ミートキャリアや旧キャリアカウンセラー養成講座(現キャリアサポーター・アカデミー)のことは知っていたのですが、たまたま説明会に参加したご縁で、無料相談をさせてもらえる機会に恵まれました。この方は非常に心の姿勢が整った方で(逆に自分の心の荒れ具合が良く分かる…)、行動の後押し(ナッジというやつですね)をしてくださるのが抜群に上手な方です。その時に半分冗談で、会社の食堂にキャリアカウンセリングをしますという貼り紙をしてみようかと思っている、と言ったことにも、「ぜひぜひやってみましょう!」と主体的に興味を持って勧めてくださいました(→これがまた新たなきっかけに繋がっていきます)。

※ミートキャリア;株式会社fruor(フルオル)が運営する、キャリアに関する悩みをオンラインでプロに相談できるサービスです。所属するキャリアサポーター(キャリアカウンセラー)が相談者個々の仕事やライフステージにあった働き方・生き方を一緒に考え、伴走します。

ミートキャリアホームページより

4Q(10月~12月)

hintゼミで幸せ視点の事業づくり、そして伝説の貼り紙から始まって、キャリアサポーター・アカデミーへ

hintゼミで幸せ視点のチームづくりを学んだ後、フォロワー(受講生のメンターのような役割)をやることも考えましたが、自身が研究開発をやっていることもあり、今度は幸せ視点の事業づくりを学んでみたいと思い、秋からはイノベクラスを受講しました。初めは軽い気持ちで始めたのですが、ものすごく大変でした。実は、ただ学ぶだけでなく、自身のセルフコンコーダントゴール(=本当に本当にやりたいこと)を基軸に、自身の得意なこと、武器になることを加味しながら、スモールスタートのビジネスモデルを考え、可能であれば実行に移していく、といったものだったからです。。(結果的にそれが12月からのキャリアサポーター・アカデミーへと繋がっており、良かった)

会社でもキャリアサポーター・アカデミー運営の方とhintゼミの同級生に後押ししてもらった、無償社内キャリアカウンセリングに関する案内を食堂に貼り出しました(念のため断っておきますが、所内のコミュニケーション活性化に繋がることなら何でもOK、という掲示板に掲示しました)。とてつもなく勇気がいりましたが、実際に行動に移しただけでも達成感と自己肯定感が上がりました。何より自分も「やればできる」と思えたことが大きかったです。(タイトルの”伝説の貼り紙”はhintゼミの同級生がネーミングしてくれました・驚)
貼り出しただけでもう十分、この場所この環境だったらあとは閑古鳥だろうな、と勝手に考えていたのですが、思わぬ展開が訪れました。何と1人、2人と興味を持って話掛けてくれたり、相談聞いてもらえますか?と言って下さる方が現れたのです。今では、2ヶ月半で延べ7人の方のキャリアカウンセリングを行い、あと5人の方が順番を待って下さっています。
また、所内で既に展開していたラジオ番組にも出演させてもらう機会があり(他薦でありがたい限りでした)、自身のキャリアデザインに対する想いや、自主的に始め出したこの取り組みについての真の目的などについて、配信することもできました(一人でも多くの方に届いているといいのですが)。

話をhintゼミに戻すと、自身のセルフ・コンコーダントゴールはキャリアカウンセリングやコーチングを当たり前に受けられる世の中にする、というものでした。どうしても、0から1のイノベーションっぽくは無い内容になってしまい、ワークの進め方に非常に悩み、アイデアが右往左往しました(リーンスタートアップ的にはピボットと言っても良いのでしょうが)。最終的にはとんとん先生やコミュニティの皆さんと相談し、自主的に始め出したキャリアカウンセリングを社内展開していくモデルを社内起業として考えてみたら?というアドバイスがあり、この方向で突き進んでいくことで腹を決めました。カウンセリングを受けて下さった方達をペルソナとしてインタビューし、サービス案のブラッシュアップをしていき、12月末にあった最終成果発表会では社内起業を目指します、と宣言することになってしまいました(笑)。果たしてどこまでできるかですが、来年は従業員へのキャリアカウンセリングを少しでも社内に広げていけたらいいなと思っています。

社内でのキャリアカウンセリングを実際に始め出したことで、自身のカウンセリングスキルが全く実務レベルに達していないことを痛感していました。そんな中、キャリアサポーター・アカデミーの運営の方から熱いラブコールをしていただいたこともあり(笑)、12月からサードプレイス、フォースプレイスとなるのを覚悟で「よしっ、やるか!」という感じで半ばきよぶた飛び込み感覚でキャリアサポーター・アカデミーを受講することにしました。

※キャリアサポーター・アカデミー : ミートキャリアが主催する「プロのキャリア支援者として歩み出したいあなたを、全力応援するオンライン講座」です。この講座では、ミートキャリアに蓄積されたキャリアサポーターのノウハウを実践的に学び、有償に値するキャリアカウンセリングをサービスとして提供できるスキルと、個人で仕事を得る力が身に着くことを目指します。

キャリアサポーター・アカデミー ホームページより

今は目下、キャリアサポーター・アカデミーの場でキャリアカウンセリングの学びと受講生同士の交流をすすめています。講師の先生や運営の方達はもちろんのこと、受講生や卒業生の方達には様々な属性の方が集まっており、自分とは違う視点でのモノの見方や視座を常に与えてくれます。また、ここのコミュニティもhintゼミに負けず劣らずで心理的安全性が高い場というか、ホールネスで臨める場だなと感じています。ひと言でいうと、とにかく温かい!自分に合った学びの方法で、2ヶ月後にはまずは職場でやり始めた社内キャリアカウンセリングをしっかりできる力をつけるのと、キャリアカウンセラーとしてのセルフブランディング力を明確にしていきたいなと思っています。

今年起きたこと、取り組んだことをいろいろ書きましたが、どれもセレンディピティ、計画された偶発的な出来事、Connecting the Dotsな出来事の連続でした。起きた出会いやご縁にただただ感謝したいです。そして、今年は与えてもらったばかりの一年だったので、来年は少しでも周りにGiftできる”主体的ギバー”になりたいなと考えています。

来年は何やりたい?

最後に、来年は「何やりたい?」リストを書いておこうと思います。

  • 仲間探しをして、人事部に働き掛けるなど、キャリア相談室のスモールスタートに向けて動き出す

  • 発酵培養の新しい技術軸の種まきをし、目を育てていく(報告書は2つくらい、特許は1つは書きたいかな)

  • hintゼミ、キャリアサポーター・アカデミーに何らかの関わり方をして恩返しする

(どちらも素晴らしいコミュニティで感謝の気持ちでいっぱいです。YeLLは副業NGなのでこれ以上先へ進めないのが残念…)
 -hintゼミは部活だけでなくフォロワーやろう!
 -アカデミーでは受講生の支援活動(模擬カウンセリングの相手とか→自分が練習したいだけかい、と突っ込まれそうだが…)

  • サーフィンは4月から稼働してショートボードにちゃきっと乗れるように

  • ちょっと知ったか気味になっている日本酒についてきちんと勉強する(できれば酒蔵訪問も)

  • 子供にしきりに誘われているスプラトゥーン3を始める(まずはストーリーモードからかな)

来年は少しでも主体的に人生を生きれるように。
(表紙の写真はうちの7歳(推定)のワンコです。こんな感じでゆるりといきましょう。。)

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