『清く正しい危機管理講座②』プロフェッショナル編
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以前、俺のブログで『清く正しい危機管理講座①』(2017年8月7日)というのをおこなったのだが、今日は久しぶりに2回目の講義を行う。
今日の材料は「〇京新聞の記者からの取材」、テーマは「マスコミが、取材相手をミスリードしたい時の手法とその対策」だ!
〇京新聞の記者からの取材依頼
先日、東〇新聞の●●記者から、このような取材依頼が届いた。
現在、私は民間による精神障害者移送サービスについて取材をしております。取材の入り口は、家族からの依頼を受けた警備会社による精神病院への搬送作業の中でけがを負った〇性が、刑事告訴をしたことです。
(略)
改めて精神保健福祉法で定められた移送制度が機能していない実態、民間による移送を批判する声もありますが、それ以前にどうあるべきかをさまざまなご意見を通じて問題提起したいと思っております。つきましては、押川さまのブログ(「そもそもの話として…」のタイトルで書かれたものです)を拝見し、ぜひもう少し詳しい ご意見をうかがいたいと思いました。
俺はこの取材依頼を一読して、「?マーク」がたくさん頭の中に浮かんだ。まず、取材の入り口として挙げられた、「家族からの依頼を受けた警備会社による精神病院への搬送作業の中でけがを負った〇性が、刑事告訴をした」の一文である。
『清く正しい危機管理講座②』プロフェッショナル編
押川剛の「YES!ホンネ NO!キレイゴト」
380円
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精神疾患やその疑いのある患者さんの危機的状況時に、「説得」という手段を用いて危機介入を行い、適切な医療機関につなげる日本の第一人者。(株)トキワ精神保健事務所所長。ジャーナリスト・ノンフィクション作家として執筆や漫画原作も手掛ける。春から大学生にもなりました。