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クリエイターという仕事の楽しさを伝えたい。| 動画スクール講師 岡田健一
みなさんこんにちは!学生支援部のまどかです。
今回は、私が1期生として通っていた動画クリエイター育成スクール「MOVIMO」の講師、岡田健一先生にお話を伺ってきました。
面白くて分かりやすい授業で動画編集の楽しさを教えてくれた岡田先生。
これまで教育者としても、プロのクリエイターとしても活躍されてきた岡田先生は、どのような思いで「MOVIMO」を設立されたのでしょうか。
そもそも「MOVIMO」って何やねん、と思っている方はこちらの記事をどうぞ!
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講師プロフィール
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某有名専門学校にてデザイン科教師就任。学生300人からの教師評価において全教師トップ高評価を獲得。独立後は公共機関のCM、有名アーティストのPV等を手掛けるなどプロクリエイターとしての実績も数多。動画スクールを立ち上げ後進の育成にも注力し、これまで総勢200名以上のクリエイターを輩出。現在は動画スクール「MOVIMO」の講師として活躍中。実は料理好きなのだとか。
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「個々のやりたいを伸ばせるように教えていきたい」
―なぜ動画スクール「MOVIMO」を始めようと思ったのでしょうか?
岡田:以前クリエイターを育てる専門学校で先生をしていました。専門学校ってカリキュラムが決まっちゃってるんですよ。50人のクラスであれば50通りのやりたいことや考え方があるのに、学校ではカリキュラム通りの一辺倒の教え方しかできない。それなら、もっと個々を伸ばしていくほうが、クリエイターという楽しい仕事や業界の魅力をもっと感じてもらえるんじゃないかと。教え一辺倒ではなく、しっかりと個々のやりたいを伸ばせるように教えていきたいという思いでスクールを始めました。
―専門学校とは違う教育の場を作りたいという思いで始められたのですね!「MOVIMO」で教える中で意識されていることはありますか?
岡田:やっぱり一番重視しているのは、楽しくやってもらうことです。どれだけ、稼げる業種だとかこれから伸びていく業界だと言われても、苦しかったりしんどかったりすると、続かないですよね。だから、いかに動画編集が楽しいかを理解できて、これを一生続けていきたいと思えるような内容にすることはとても重視しています。
岡田:あとは、点で考えないという部分も重視しています。これができるようになったことによって、次はこれもできるようになったというように、最終的に全部使えるように教えていくことを意識しています。
―では、最終的に線としてとらえられるように?
岡田:そうです。学校の授業でもたくさんあると思うんですよ。因数分解っていつ使うねんとか。(笑) 5ヶ月の受講が終わった時に、ソフトを触れるだけではなくて、案件に合わせて、習ったこの部分を使おうとか、全部組み合わせればできるなというように考えながらソフトを使える、トータルでできる人材を育成しています。
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「仲間がすごく大事」
―「MOVIMO」って、対面授業があることが魅力的だなと思っているのですが、何かこだわりが?
岡田:これはもう一番のこだわりで。授業の内容としては完全にオンラインでできる部分もけっこうあるんですけどね。ネットのチュートリアル動画を見たことがあると思うんですが、分からなくなったら作業が止まらないですか?
―そのまま作業を中断してしまいますね。
岡田:そうなんですよ。結局、わからん、じゃあもういいかとなってしまうことがオンラインのマイナスポイントなんです。しかも、パソコンは絶対にエラーが出てくるもので、思ってもいない動きをするとか、わけのわからないことになることは多々あります。対面であれば、こちらもすぐ確認して、その場でレスポンスが返せる。無駄な時間を使わない、それがまず一番大事なことです。
岡田:あとひとつはやっぱり仲間。仲間がすごく大事なんです。私もクリエイターを20年以上やっているんですが、ひとりでやっていたら、たぶん2、3年で辞めていたと思うようなことがいっぱいあって。その時に、同じ仕事をしている仲間とか、他業種であってもクリエイティブのことが分かっている人と話をすると、やっぱり頑張っていこうと思える。困っていたら助けてもらえることもあります。
岡田:これってやっぱり、いい関係性を築いていないとできない。オンラインサロンのように、文字だけで話しているだけでは難しい。それよりも、対面で会って、この人こういう人なんだっていうのがどんどん分かってきて、仲良くなっていく、という過程が大事なこと。それがすごく対面授業の強みだと思います。
―他のスクール生との繋がりって大切ですよね。でも仲良くなるためには、自分から行動することも大事だなと思っています。
岡田:行動力は大事ですね。そもそも、オフラインのスクールに行こうと思ってくれている時点で行動力があります。そこからもう一歩だけ踏み出して、どれだけ知り合いを作るか、友達を作るか、仲間を作るか、という部分を考えることにとても価値があります。
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「この人センスがあるな、じゃなくて、この人頑張っているなっていう言い方が好き」
―授業の中で、先生が「センスがあるないという言葉はあまり好きじゃない」とおっしゃっていたことが印象に残っています。背景にはどのようなお考えが?
岡田:上手くできる人って今までの積み重ねがあるんです。ソフトを触れるようになっていきなり、これめっちゃかっこええやん、っていう動画を作れる人はいないんですよ。それはセンスの問題ではなくて、どういうものがかっこいいかを見る目や分析する力がまだ身についていないだけです。そこをしっかりと勉強して、アウトプットできるようになれば、おしゃれなものや相手が望むものを作れるようになっていきます。だから、センスのあるなしではなくて、積み重ねのあるなしなんですよね。
岡田:今って映像に触れる機会がたくさんありますよね。電車のサイネージ・映画・アニメ・CM・YouTubeとか。たぶんセンスがあると言われる人は、それらをなんとなく見るのではなく、かっこいいと思うものをしっかり頭に残している。だから、この人センスがあるな、ではなくて、この人頑張っているな、という言い方の方が僕は好きですね。頑張って勉強しているなって。
―素敵な言い方ですね!
岡田:学問も一緒じゃないですか。入学して、いきなり毎回満点取る人っていない。ちゃんと勉強して、教科書読んで復習しているから満点が取れる。
―「MOVIMO」第1期の初回の授業でも、分析する目を養っていこう!というお話をされていましたね。
岡田:僕も天才肌ではないので、常に毎回勉強していて。今ってこういうのがトレンドなんだなとか、これだったら自分で再現しやすいな、という感じで未だにインプットしているんですよ。勉強なしでできる人はいないです。
―先生でも勉強をしていることを知っている人は、少ないかもしれないですね。
岡田:でもそれがね、楽しいんですよ。(笑) たぶん勉強が苦痛だったらやっていないんです。
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求められる動画クリエイターは「臨機応変にプロジェクトを自分で考えて動ける人」
―動画編集に興味がある人、仕事にしたいと考えている人は多いと思います。動画クリエイターの需要は増えているのでしょうか?
岡田:動画の需要は増え切っているとは思います。これは10年前のwebデザイナー市場と同じで、発注はたくさんあるけど、そもそも“ちゃんとできる”人材が少ない。1本のお仕事を一人前に全部できる人の需要はあるけど、供給が少ないという状態だと思います。例えば、安くオンラインで発注できるサービスで動画編集者を名乗っている人の中でも、ちゃんとできない人は多いです。クオリティーが足りないとか、納期が守れないとか、どこまで作り込めばいいかわかっていないとか。
岡田:安い単価の仕事を得るのはけっこう簡単なのですが、それってけっこうしんどいんですよね。徹夜で頑張って作業をしても5,000円とか。一方で、企画から撮影、編集までの仕事ができれば、20万円、30万円以上の高単価案件が狙っていける。
岡田:“ちゃんとできる”っていうのがすごく大事なんです。だから、ベテランが取ってしまいがちな高単価の案件も“ちゃんとできる”人なら若手でも取ることができる。そこを理解して、動画を学んでいる人は本当に少ないです。
―たしかに、ディレクションも編集もできるクリエイターは希少、という事実を知っている人は少ないかもしれませんね…
岡田:少ないと思います。YouTubeのチュートリアルを見てできるようになった動画編集って、その人が作っているのもを作れるようになったというだけなんですね。案件として、ディレクションができますか?と言われた時や、こういうものが作れますか?というお話に対して、チュートリアルと違うから対応できない。だから、臨機応変にプロジェクトを自分で考えて動ける人って今はめっちゃ貴重です!
―では、“ちゃんとできる”クリエイターを育てられるのが「MOVIMO」、ということですね!
岡田:「MOVIMO」はそこを目指しています!
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「楽しみたい人は来てください!」
―「MOVIMO」にはどんな人に来てほしいですか?
岡田:やる気のある人、新しいことに挑戦したい人、もしくは迷っている人。ちょっと興味はあるなぐらいの人でも大丈夫です。でもやはり一番は、やる気があることです。
―少し興味があるぐらいの人も来てほしいというお話は意外でした。どうしてなのでしょうか?
岡田:まず、興味を持っている時点でたぶんやる気があるんですよ。ただ、そこからの行動力がすごく大事です。興味があるのなら、一回説明を聞いてみる、一回体験を受けてみるとか。体験会も大歓迎です。実際に見てもらってやってみたいと思うことが大事なんですよね。他のスクールも見て比較することも行動力のひとつ。だから「MOVIMO」って他とちょっと違って面白そうだな、と思ってもらえたら。実際に来てもらうっていう部分が大事です。
―比較できる機会があるのは、迷っている人にとってはすごくありがたいですね!体験会ではどんなことができるのですか?
岡田:体験会ではAdobe After Effects(以下、AE)*²を扱います。なぜAEかというと、教えている学校が少ないからです。映像やPremiere Pro(Pr)*³のように、比較的簡単に習得できるものをメインで教えているところは多いのですが、AEをしっかりと覚えられる学校は少ないんですよ。教えていても、受講時間が長いか、料金がかなり高い。Adobeのソフトの中でも難しいと言われているAEを、体験会の中で30分から1時間ほど触ってもらって、どれだけ使えるかを体験してもらいます。
AE*²:Adobe社が提供するソフトウェア。モーショングラフィックスやビジュアルエフェクトを作成できる業界標準ツールである。
Pr*³:同じくAdobe社が提供している動画編集ソフトウェア。プロの映像制作者から初心者まで、幅広く利用されている。
―初回の授業で、AEを少し触っただけで面白さを実感できたことを思い出しました!ぜひぜひ体験してみてほしいですね。
岡田:そうですね!体験会では、先輩たちやチューター、僕がどんな感じなのかも見てもらえます。途中で帰ってもらっても大丈夫なので、一回来てみんなでわいわいしてみてもらえたら。楽しみたい人は来てください!遊びに来てもらうだけでも十分です。
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最後に一言!
岡田:楽しいで?(笑)
―先生らしい一言ですね。(笑)
岡田:大事なのは楽しみながら学ぶことです。すごく頑張って行かないとだめだなとか、動画でやらなあかんなっていうのを考えるよりは、楽しいからやっていこうという気持ちだけで十分です。苦しかったりしんどかったりしたら相談してもらえれば。何でも相談乗りますよ!
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動画スクール「MOVIMO」は第2期の生徒を募集中です!
9月、10月にはオンライン説明会や東京校、大阪校にて体験会も開催しています。
岡田先生に会いに、皆さんも一度参加してみては?
最後までお読みいただきありがとうございました!
【動画スクール「MOVIMO」の基本情報】
●公式HP:MOVIMO | 動画クリエイター育成スクール モビモ
●公式Twitter:https://twitter.com/MOVIMO_School?s=20&t=pxHEQ3Qqu5JDjNVcKGDchw
●公式Instagram:動画育成スクールMOVIMO(@movimo.movie) • Instagram写真と動画
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