生涯をかけてでも出会わなければならない人　#38

生涯をかけてでも出会わなければならない人。
それは一体誰でしょうか。皆さんにはいますか？

多くの人が、恋人やパートナーを思い浮かべたかもしれません。

答え、それは「本当の自分」ということです。

最近、卒業した母校の大学のホームページを覗くと、入学式で学長が述べた式辞がありました。そこの内容に、上記のことが書いてありました。

その文を見て、私はとても心に突き刺さりました。生涯をかけてでも出会うべき人は「本当の自分」だということ。

学長はこう述べます。

「この歳になって、少しは自分というものを分かったような気もするのですが、まだまだ未熟。時に腹を立て、他人を羨み、嫉むこともあります。つまり本当の自分を十分に分かってはいないのです。 」

この文を見て、学問を極め続ける人、探究し続ける人は、考え方がすごく、常に自分と向き合っているのだと感じました。

そして、本当の自分を知るためには、「他者を知ること」が何よりも重要だといいます。他者との触れ合いのなかで、自分と違うことを認識し、新たな自分を描いていくことが大切だということ。

人とたくさん出会い、他者を知り、自分を見つめ、新たな自分を描き、超えていく。

「本当の自分」にはもしかしたら死ぬまで出会えないかもしれません。それでも、探究し続ける。そこに、人生の大きな価値があるのかもしれないと感じました。

自分も学問を極め続ける人でありたいと思います。