帰省していいのかどうか?という問いに対して考えたこと
今年は実家に帰らなくていいこーぞーです。
さて皆さん。
帰省してますか?
帰省していいのかどうか?という問いについて,新型コロナウイルスの感染者数が気になるところですから,例年と違って帰省しない,なんていう私のような人が大勢いることかと思います。
ここで思うところがいろいろとあったので投稿します。
帰省する側が考えていること
さて,皆さんはタイトルの質問,しましたか?
帰省をするか否かを考える側の人というのは,恐らく次のようなことを考えています。
1. 自分が感染しているかもしれないという懸念から,帰省先の家族等に感染させたくない。
2. 実家や地元の友人が感染しているかもしれないという懸念から,自分が感染したくない。
恐らく,1のパターン,自分が無症状だが感染者であるという可能性を考慮して,帰省先で感染させてしまう心配をしている人が多いのではないかと思います。2のパターンは少ないかと。
帰省先の人が考えていること
一方で,実家など,帰省先となる側の人はどんなことを考えているのか。やはり,上記の2パターンがあるでしょう。
ただし,どちらかと言えば上記の2のことを考えるパターンが多いでしょう。つまり,自分がうつされたくないと考えているということです。
東京や大阪,名古屋等の都市圏で感染者が多く,地方では比較的(本当に比較した話でしかないですが)少ないですから。
帰省したとして,実際にうつす側になるのか,うつされる側になるのかはわからない
例えば,東京都23区から新潟県新潟市に帰省しようか迷っている人(仮にAさんとします)がいたとします。
こういう場合は,多分Aさんが家族等にうつす可能性を懸念するでしょう。ちなみに,新潟市の新型コロナウイルス感染者数は,12月30日時点で268人です。
ところが,仮にAさんが帰省したとして,実際にAさんがうつす側になるかどうかはわかりません。無症状だが発症していない家族が,Aさんにうつすという可能性も考えられます。しかし,そっちの可能性ってあんまり考慮されない気がします。
Aさんの場合は東京23区ですが,例えば東京都でも狛江市とかですね,多摩市とか稲城市とか,新潟市よりも感染者数が少ない市町村もあります(12月31日時点。都のHPより)。
人口に対する感染者数の割合という視点で見ればもう少し見方が変わりますが(新潟市の人口は78万人くらい,上記に挙げた狛江市等はもっと少ない),例えば狛江市から帰省しようか迷っている人について,うつされる可能性しか考慮しないというのは変だと思います。
職場がどこにあるのかという問題もありますが。
何が言いたいかと言うと,そういうケースはどんどん帰省していいだろって言いたいのではありません。
帰省する人が感染させるケースだけではなく,帰省先でもらう可能性もあります。その可能性も考慮にいれましょう。
元も子もないようですが,帰らないっていうのが間違いないです。
帰省を何と言って断るか
帰省って,話し合いの末にするかどうかを決めた人もいると思うんです。その時って,どんなやりとりしましたか?
私は,「帰ってくるなうつされたくないから」って言われるんだったらいいと思うんですよ。そりゃあ万が一うつされたくないでしょうから。
ところが,何となく気になる言い方を耳にするんです。
「今年は帰ってこない方がいいんじゃないかな」
「隠れて帰ってこなきゃいけないし」
こんな言い方です。
どういう言い方かというと,その人の意見を言っていないということです。
え?あなたはどう思ってるの?帰ってきてほしいの?ほしくないの?
そして,この感じ,とある文章で目にしたことがあります。
それは何か?
道徳のテキスト。
同和教育の教材。
同和地区出身の人との結婚を反対される人の話です。
結婚に反対する親が言うあのセリフ,
「結婚しない方がいいんじゃないか」
「あなたまで差別されてしまうのよ」
この感じと同じです。部落差別と似ているんですよ。
自分の意見を言わず,そういう世論がある(実際にそんな世論があるのかどうかはわからない)ということを隠れ蓑にして反対するんです。
この感じを思い出して,私は胸糞悪さを覚えます。
感染症が流行している時期の帰省なんだから,自分の意見として,帰ってこないでくれ,って言うんならいいんです。感染症は帰省を断る理由として十分じゃないですか。無症状の場合だってあるって言うんだから。
(一方では,実家ぐらい帰って来いよといううちの母親のような人もいますが。そこらへんはそれぞれの判断でしょうし。)
だから,断るんならはっきり言って断りましょう。
うつされたくない(うつしたくない)から帰ってくるな,と。
逆に言えば,はっきり言う人って人権意識が高いのかもしれません。
余談:内閣府の調査
以下の調査が実施されましたので参照してみます。
第2回 新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査
令和2年12月24日
内閣府
政策統括官(経済社会システム担当)
非常に色々な項目を調査していて気になるところがたくさんあるのですが,今回の件に関連する箇所のみ読みます。
上記のPDFファイル48ページを抜粋したのが次のグラフです。
グラフのうち,一番上の「全体」のグラフで言うと,調査の時点※で帰省しない予定の人は51.9%と,半数を超えています。
※調査期間は,12月11日(金)~12月17日(木)となっています(PDF67ページより)。
赤で示されている「帰省しない予定(例年は帰省していた)」という人たちは,新型コロナウイルスの影響により登場した人であると言えるでしょう。そのような人たちが17.3%おり,さらには「決めていない」人が33.3%います。20%以上の人が,新型コロナウイルスの影響を考慮して帰省しない,ということになるんでしょう。
どういうやりとりをして帰省しないことにしたんでしょうかね。
まとめ?
・自分の意見をはっきり言いましょう。
・このnote,内容的にもっと早く投稿したかったですすいません!
曖昧なことを言われて帰省をやめた方がご覧になっているかもしれませんが…
ただし,帰省先であなたがうつされていた可能性もあります。
・兄は東京都狛江市在住です(確か)。例年は帰ってきていますが,今年は新潟市の実家には帰省しません。オンライン帰省です。どうやって判断したのかはわかりませんけど…
・私は燕市在住です。新潟市の実家には帰省しません。
週末によく立ち寄ってるんですけどね。
だって天気悪くてめんどくさいし…
おわり。
頂いたサポートは、多分知識を得るために使われると思います。