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La donna della domenica (10)

「イタリア20州それぞれを舞台にした作品を読む」チャレンジ。7つ目の州はピエモンテ州トリノを舞台にしたLa donna della domenica(Fruttero & Lucentini, Mondadori, 422ページ)を読んでいます。今日は第9章 La legge - pensò il commissario (sabato pomeriggio)(360ページ)まで読みました。

めっちゃ時間かかっちゃっていますが、あと1章を残すのみとなりました。だけど、まだ事件の背景も犯人も皆目見当がつきません。最初のGarroneの事件とLelloの事件と、この二つには関係があるのかしら。

蚤の市バルーンでの事件を受けて、そこに居合わせたLelloの知り合いは皆、警察で任意の取り調べを受けることに。今、一番疑われているのはLelloの恋人のMassimoです。前章では、Lelloの側からMassimoとの関係が綴られていたけれど、今回はMassimoの側から見たLelloが語られます。じっくり読み比べれば、もっと読書に深みが増すように思うけれど、まだまだ私のイタリア語力ではそこまでやる余裕がありません。

Lei era… fedele a Riviera?
Sì, -disse l’altro, dandogli un’occhiata sospettosa. -Non starò a tenerle una conferenza sugli omosessuali, ma non vorrei che lei li vedesse come gente perpetuamente occupata in attività orgiastiche. Molti si sposerebbero in chiesa col velo bianco, se potessero. In certi paesi, a quanto pare, già possono.

Fruttero & Lucentini: La donna della domenica (Mondadori, 1972) 334

Lelloは、Massimoがあまり自分のことを大切にしてくれない(プンプン)って拗ねちゃってたけど、Massimoの純粋な気持ちが語られました。それを聞いて、女性との関係にゆるいところのあるSantamariaは我が身をちょっと反省しています。

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