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進路決定 考え方のススメ【迷ったときはこれを読め】

みなさんは、自分の進路を決める時に迷ったことはありませんか?

中学・高校・大学入学時や、部活動・サークル、就職する会社など、人生のさまざまなステージにおいて、進路についての意思決定を迫られる場面がありますよね。

特に選択肢の多い人の場合、どれにすればいいのか迷ってしまう人も多いと思います。

また、進路を決めた後に後悔したくない気持ちから、なかなか踏み込んだ意思決定もできない人もいると思います。

そのような方々向けに、本記事では、「進路を決めるときにどんな考え方で決めればいいのか」を私の体験談からお伝えし、進路に悩める人の意思決定の手助けになれば幸いです。
特に「自分をより成長させたい」「自分を変えたい」と思っている方におすすめです。



人間が変わる方法とは


まず、進路を決めるみなさんに知っておいていただきたいことがあります。
それは、人間が変わる(成長する)ために取るべきアクションです。
以下、経営コンサルタントの大前研一氏の言葉を引用します。

人間が変わる方法は三つしかない。一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える、この三つの方法でしか人間は変わらない。もっとも無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。かつて決意して何か変わっただろうか。行動を変えない限り、決意だけでは何も変わらない。

大前研一『時間とムダの科学』

私も非常に共感している言葉です。
重要なのは、変わろうと思った際には「行動を変える」という点ですね。
意識や気持ちを変えたところで人間は変わらない。
人間が変わるためには行動を変えることでしか変わらないという考え方ですね。

そして、人生に影響がある変えるべき行動のうち具体的な行動として「時間配分」「住む場所」「付き合う人」を挙げています。
以下、それぞれ考えていきます。

時間配分を変える


「時間配分を変える」とは、具体的には「成果を出したい」「上手になりたい」と思ったことへの「投入時間量を増やす」ということであると私は思っています。

大きな成功を収めるには1万時間もの練習が必要だという「1万時間の法則(ten-thousand-hour rule)」という考え方もあるように、投入時間を増やすことは、成果や変化を生み出すことに直結するという考え方が存在します。

変わりたいと思った方はまずは、「成果を出したい」「上手になりたい」と思ったことへの投入時間量を増やしてみましょう。

住む場所を変える


住む場所が変わると、行動パターンや環境が変わります。

例えば、甲子園出場を目標としている人が野球留学として越境して野球部の寮に入ることで、より野球生活に集中した行動パターンに変化させることができます。

住む場所を変え、日頃の行動パターンが変わることで、時間配分や、付き合う人なども変わる可能性があり、より人間として変化できそうですね。

付き合う人を変える


付き合う人を変えると、自分の知らない知識や価値観を学ぶことができ、あなた自身の考え方が変わり、

例えば、甲子園常連・日本一を狙う野球競合校で野球をしている人と、放課後に運動不足解消のため、体を動かすことが目的で野球をしている人では、野球に対する取り組む姿勢や考え方が全く異なります。
仮に、甲子園に出場することが目的なのであれば、甲子園出場が当たり前となっている人と寝食を共にした方が、あなた自身を変えるきっかけとなるでしょう。

ここまで、人間が変わるための考え方と具体的なアクションについて考えてきました。
次に、これらの考え方を踏まえて私の経験談から進路を決定するときの一つの考え方をみなさんに提供したいと思います。

迷ったときは「自分にとって一番キツそうな」選択をしよう


私がみなさんにオススメしたい考え方が、進路や選択で迷った時に「自分にとって一番キツい(厳しい)選択をする」という考え方です。

一番キツい選択とは、例えば「今の自分のレベルに見合わないレベルの高い環境」であったり「自分の現状から大きく変化が生じる環境」のような選択です。
なぜ、自分にとって一番厳しい選択をするのがオススメなのかを説明していきます。

当たり前レベルが上がる

未来の選択では自分にとって厳しい選択をすることで、当たり前レベルを強制的に引き上げる

自分にとって一番厳しい選択をすると、その環境に適応しようとしてその後の自分の中の「当たり前レベル」が強制的に引き上げられます

また当たり前レベルが上がるだけでなく、一度選択したその環境が当たり前になると、以前の環境では生ぬるく感じるため、以前のレベルに戻りにくくなります。


このようにして自分にとって厳しい選択を繰り返した結果、いつの間にか気がつかないうちに、時間の経過と共に自分の中の当たり前レベルが飛躍的に向上し、より成果が出る人間へと成長をすることができます。

私も過去の進路選択や転職の意思決定の際にはこの「今の自分にとって一番キツい選択をする」という軸で選択をしてきて、一度も後悔はありませんでした。

小学校から野球を始め、中学で野球を「地元中学の普通の軟式野球部」と「全国大会出場実績があり、地元でものすごく厳しいと評判の硬式野球チーム」のどちらで続けるか迷った際に、私は後者を選択した結果、厳しい監督によるご指導のもとで、野球はもちろん、生活や勉強、努力をすることの当たり前レベルが飛躍的に向上しました。

また、大学2年次には、3年次に所属するゼミを選択する際に、OB・OGがたくさんいて「大学で一番厳しいと言われている名物ゼミ」に入りました。
結果、文章作成能力や飲み会の幹事、年上の方のコミュニケーションに至るまで、勉強以外の能力の当たり前レベルが飛躍的に向上しました(笑)。

いかがでしたでしょうか?
この当たり前レベルという考え方は、ジャンル問わずさまざまな分野で応用が可能であると考えています。

自分の進路の選択に迫られた際は、ぜひ参考にしていただけると幸いです。




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