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【自己紹介】尾崎豊よりも長生きしちゃったな。

受け止めよう 自分らしさに打ちのめされても
あるがままを受け止めながら 目に映るものをすべてを愛したい

自己紹介がてら私のテーマソングを。
尾崎豊の「存在」のサビです。

28歳になって、この歌詞の意味が重くのしかかります。
そしてものすごく勇気づけられるのです。

出会いは母のCD棚でした。中学2年生でした。

うちの両親は揃って収集癖がすごい。
お互いの漫画・書籍・レコード・CD・ビデオ・レーザーディスク・DVD・服。
ありとあらゆる趣味を持ち寄って暮らし始めたがために、
我が家はミニマリストの対極をいっています。

そのふたりのもとで生まれた私は、二人の趣味の棚をガサガサと漁っては勝手に聞いたり見たり。
とんでもないオタクモンスターが形成されました(この話はまた別で)

その中でも、中学2年生のときに出逢った尾崎豊の「回帰線」には、
鈍器で殴られるような衝撃を受けました。

この人、死んじゃうんじゃないの!?(もう死んでるけど!)ってくらいの、魂を削るような歌声と歌詞。怖いくらいです。

その中でも「存在」が心に深く刺さり、当時、直感的に「これは私の人生のテーマソングだわ」と感じました。
きっと同じように感じたヤングは腐るほどいたでしょう。

ただ、中坊の自分には「曲がいいな~かっこいい~」くらいの軽い気持ちだったのですが、
年齢を重ねるごとに「歌詞」の意味が重く・深くのしかかり、そして勇気づけられてきたのです。

受け止めよう 自分らしさに打ちのめされても

「自分らしさに打ちのめされる」。
社会人6年目にしてガツンっとくる言葉です。

まったくの未経験分野に就職した私は、とにかく周りに追いつきたくてガンガンに働きました。
知識の吸収も楽しかった。本当に楽しかった。
お客様に商品や対応を褒めていただく。自分の「存在」が認められている!
また、1つの分野に特化する職人的気質が多い中で、好奇心旺盛な私はアレもコレもと首を突っ込んでいきました。

6年目。ある程度の仕事を経験し、慣れてきて、かわいい後輩ができて。
そろそろ指導する立場を目指すころですが・・・

「あれ。なんもないや」

そんな空虚な気持ちが急に襲い掛かってきました。
なんもないのです。誰よりも、経験してるけど、なんもないのです。

自分の「好奇心旺盛」はただの「飽き性」
いろいろ首を突っ込んでは失敗も迷惑も多くかけたじゃないか
なのに図太く「やりたいやりたい!」

経験値を継承するとなって棚卸しをしたときに、なんと自分の存在価値が揺らいだのです。自分らしさが、あだとなっている!

非常に衝撃的で、辛い出来事です(現在進行形)

これが三十路前の焦りってやつでしょうか。

そんな時、適当に流していたiTunesから尾崎の「存在」が聞こえてきました。
「自分らしさに打ちのめされる」自分とリンクしてしまったのでした。

よく考えたら28歳。尾崎より長生きしちゃってました。
なのに、もう存在しないのに、私を救ってくれる尾崎。

いろいろしんどいけど、自分らしさに打ちのめされても、受け止めるよ。






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