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全ては身動きがとれない車内が悪いのだ

中央線の車内座席前、いつものようにポールにつかまって立っていた。ただそれだけだったのに。

私は昨日、中央線にのって都心を目指していました。私が住んでいるのは東京の多摩地区。区内に住んでいる人からは「東京じゃない」と意味不明なことをいわれる辺境の地です。

電車に乗ったのは、ちょうど通勤ラッシュもおさまろうとする9時頃。とはいえ車内はそれなりに混んでいて立ち乗りを余儀なくされました。

ふと頭に違和感が……
「え?」と思い前を見ると、窓に映っていたのはつり革が頭に乗っている私。

ちょっと触れているのではなく、完全に乗っている。
少々恥ずかしい。しかし、これも162cmの宿命か……
恥ずかしいけど、車内は混んでいて身動きがとれない。

「どうしよう。恥ずかしい。けど動けない。」

格闘すること30秒。

頭をブンッとふってどかすことに成功しました。

そしてスマホをいじりはじめる。

疲れたので首をのばすと、頭に身に覚えのある違和感が。

つり革である。

今後はどかす方法を知っているため、迷わず首をブンッとふる。

にげるつり革。車内の揺れに合わせて私の頭の上をかすめながら行ったり来たりするつり革。

気づけばあえて首を動かしてつり革で遊んでいる私がいた。

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