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n夫
2024年8月13日 01:01
暖かい日差しが目の前を照らす。何だろう、体が温かい。ぬくぬくとしていて暑くもなくて寒くもない、ぬるま湯に浸かっているような気分だ。目を瞑っているはずだが視界は白く、どこかふわふわしている。ゆっくりと目を開ける。…ここはどこだ。俺は、高校2年生のあの日蓮加と一緒に電車に乗っていて……それで……何だっけ。むくりと起き上がる。しかし周りには誰もいない。ただ、柔らかい布団が擦れ