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素人が農業について学ぶ

プランターで野菜を育てたりを一年前からしているわけですが、育て方みたいな方法や情報はネットをググればいくらでもでてくるし、そして野菜栽培に最適な土!とかもたくさんホームセンターやネットショップで買えるのでとりあえず作るだけならそんなに難しいことはない世の中な気がします。

ただ、実際には冬だと寒過ぎて2倍も収穫までにかかってたりとか、発芽しても上手く育たないとか、色々あるわけで、もう少し本格的にこの野菜を作ることってどういうことなんだろう、つまり農業ってどういうことなんだろうと思って、ネットを調べたり、本を買ってみたりしてみてます。調べめたきっかけはRaspberry Piをつかってプランターの育成状況とかを記録して効率的に野菜栽培ができる仕組みを作っている最中だったのですが、いろいろ派生して気になったことがあり、調べていくラビリンス真っ只中という。

上記の本を読んでいてよく理解できたのは、日本の農業って噂ではある程度聞いてた鎖国ですが、思いのほか構造的にすごい守られた世界でかつ全然ITとかに頼らなくても済んでしまっていたが故に、美味しい野菜っていう職人芸的な道以外の進化をしてないんだなぁということを理解しました。ハウス栽培ではオランダ、灌漑栽培だとイスラエルみたいな、そもそもの環境の厳しさがあるとしてもそれを乗り越えて、農産物輸出で上位に入ってる国も多々あるようで、バックグランドの違いを学べていて新鮮です。

特に「日本を救う未来の農業」については、客観的なデータとともに日本の農業がどういうポジションにいるのか、色々な角度から解説してくれているので、新書のボリューム考えても結構コンパクトかつ明確にまとまっているような感じがして、自分のステージ(ほとんど理解がない)状態の人には結構おすすめかもしれません。後半は、イスラエルの灌漑栽培についていろいろ紹介してくれているのですが、日本の農業でもまだまだ進化があるんだなという余地を感じさせてくれるとともに、世界ではもう実際アグリテックみたいな世界は現実としてビジネスに組み込まれているのかという日本の取り残されっぷりを叩き込まれます。

インターネットの世界と同じように、タイムマシン経営みたいなのが成り立つ業界がこんなところにもあるのかっていう発見もあるので、まだいろいろちゃんと勉強してみようと思ってます。

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日々ぼけっと生活してしまっていますが、他の人にもなんらか価値のある情報や自分なりの視点を何か持っているはずと信じてnoteをはじめました。 自己紹介はこちら https://note.mu/t_kis/n/n768f4613e0ef