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海外からの入国手順 12/1 シンガポール編

仕事的にはもう少しシンガポール生活が続く予定ではあったのですが、ちょっと個人的な都合で東京へ勤務地を変更させてもらうことになり、4年半のシンガポール生活を終えることになりました。夏前に戻ってきた記事を書きましたが、今度はこのパンデミック下での日本入国の体験を書いてみたいと思います。

シンガポール(チャンギ空港からの出国)

6月のときはJALのシンガポール-東京の3便とも全て運休していましたが、いまはJL711/712が平日なら運行しているので、迷わずJALを選びました。いつも通りターミナル1からの出発です。去年の途中からDoor1に変更になっているので、タクシーがついたら一番最初のドアで降りることになります。

案の定、空港は非常に静かです。そんなに空港も混んでないから大丈夫だろうと思って、ロードバイクも手荷物として預けることに。ちなみに自転車の大きさ的に残念ながら無料手荷物扱いのサイズには収まらず、10,000マイルで支払うことに。

出国からラウンジへ

早朝6時すぎでもあるので、特に何かお店に行くつもりもなく、さっさと出国することにしました。EP(Employee Pass)もすでにキャンセルしてもらっていたので、自動出国ゲートはすでに試したのですが出ることはできませんでした。ということで、有人ゲートを通り抜けて出国しました。入国するにはMoMなど関係する役所から承認が出ている必要がある厳重な感じではありますが、出国は本当に特に制限もなくいつも通りしれっとでれてしまいます。

出国ゲートを抜けて、やっていないことを事前に知ってましたが、念の為とおもって、JALダイヤモンド会員(ワンワールドのエメラルド会員)が使えるカンタス航空のファーストラウンジにきてみました。

事前情報通り、クローズしている(そもそも確かカンタスは午後便しかないから、空いてるのも午後3時以降だった気がします)ので、JAL指定のdnata Loungeによります。ここでも搭乗客がものすごい少ないので、係の人は二人しかおらず、また食べ物等も一切ならんでいません。オーダー方式なので、フルーツと紅茶を頼んで搭乗時間を待ちます。

JL712便へ搭乗

ここ4年半で10回以上は乗っているいつもの便という感じではあるのですが、これで最後と思いつつ、搭乗ゲートへ。お別れという感じもあるのですが、日の出をバックに飛行機が飛んでいく素晴らしい写真が取れたのは、これからの新しい生活を祝ってくているかのようでした。搭乗を待っている人は日本人が15人ぐらい、他は同じぐらいの人数の欧米人家族連れでほとんどが本国へ帰国するけど、直行便がないから成田経由でみたいな人たちばかりでした。

滑走路に向かうまでの途中にはかなりの飛行機が出番なく寂しく停まっているよう様子が至る所に見えます。まだ、ここに停まっている飛行機たちは、オーストラリアの砂漠へ転送され保管されているわけでもなく、たまには飛ぶことができている方なのでマシな方かもですけどね。

飛行自体はほぼ順調でほぼ定刻に離陸して何事もなく東京に向かいます。自分は前々日のRound The Islandや日曜日の引越しという怒涛の週末の予定で、だいぶ疲れていたのもあり、ご飯を食べる以外はほとんど昼間便なのに寝ていた感じです。。。若干雲が多かったものの、無事富士山も見えて、そして九十九里浜方面からのランディング体制に入りました。

事前に結構寒くなっているとは聞いてたのですが、窓の外から見える成田空港の空は明らかに冬空で寒そうです。

機体は程なくして、ゲートに着いたのですが、到着便ごとに検疫所への案内が順番に行われているということで、お呼びがかかるまで座席で待機してくださいとのこと。隣に先に到着していたアメリカン航空の機体がどうもキャセパシフィックとのコードシェア便のようで100人以上乗ってるから時間かかりそうだとのこと。CAさんたちはどうも先に降りないといけないらしく、777-248ERという比較的大きめの国際線機材に日本人が約15人だけ残されおる珍しい光景です。CAさんたちが帰ってしまう前に、到着後だけどコーヒーをもらうことができたので、iPhoneでネットしながら優雅に時間潰しをしてました。

ゲートについてから30分ぐらいしたでしょうか。地上係員の方が搭乗してきて、準備が整ったので降りてくださいとのこと。係員の人についてブリッジを抜けます。

降りたところで空港の職員の方が引率する形で、臨時で設置されている検疫受付まで誘導されます。便ごとにパイプ椅子に固まって座ってくれといわれるのですが、ここまでシンガポールからは感染者いないことがほぼ確実なので気をついてましたが、ここから先はどの国からきている人たちが座っていたかもわからないので自分は椅子や手すりを触ることすらしないようにしてました。時間かかるから座って待ってくれと係の人には言われるのですが、その旨を説明したらわかったということで立って待つことをOKしてもらいました。

受付では事前にオンライン(機内WIFIでは重くて回答できなかったので、着陸後に速攻で接続)で答えているアンケートのQRコードを用意して、提出することで検疫済みの青い紙をもらいます。シンガポールはすでに渡航レベルが2に落ちているので、この青い紙がもらえます。この青い紙をもらうことでこの後に新型コロナの検査は受ける必要がありません。検査が必要な国の場合はピンク色の紙を渡されて、入国審査ゲート直前に設置されている唾液検査へ回されるようです。(検査結果がでるまで待たされるようなのでここからまた数時間ですね)

入国審査ではいつも通り、普通にスタンプを押しておしまいです。本帰国を証明する必要があるのでスタンプをもらう有人の窓口にきましたが、自動ゲートも普通に使えるので一時帰国の人は問題なさそうです。

預け荷物を荷物レーンから受け取って、関税申告のところで船便でくる荷物のための申告書をみせて、程なく最後のゲートを抜けて無事到着です。いつもに比べてステップが多いので少しだけ時間かかりましたが、といっても自分のケースは1時間弱ぐらいの違いぐらいかと思います。到着便の状況や混み具合、また出てきた国によって異なると思うのですが。

この後は、公共交通機関を14日は使ってはいけない(ただし何も監視も、確認もされないので、論理的には使えちゃいます)ので、事前に手配してあった自宅までのハイヤーの運転手さんに迎えにきてもらって、東京へ向かいます。しかし成田から東京23区までは正規値段で4万円(今回はキャンペーンがあったから3万円)という料金で、普通なら京成スカイライナーとか成田エクスプレスで帰りますけどね。荷物も家まで直行なので便利と言えば便利で、快適でした。

番外編1:空港からのハイヤー

番外編2:最後に過ごしたリッツカールトン

おわりに

四年半も一応シンガポールに単身赴任していたので、もう少し思い出に浸りたいなというのもあったのですが、10月中旬に最短でキリがいいところみたいな感じで帰国調整を始めたのと、この新型コロナの影響で入出国が何度もできないというのもあり、怒涛のスケジュールで11月末まで過ごすことになり、本帰国についてあまり何か考えるといった時間もなくおわってしまいました。年中暖かく、値段が高い以外は特に生活面で困ることがないもっとも海外生活のなかでは日本人には容易な国だろう、シンガポールでの生活。仕事は特に変わらないのでコロナが落ち着けば、たびたび行くことはあると思うのですが、一旦はこれで海外生活が終わりました。

まだいろいろ学んだこと、経験できたことはもう少し落ち着いてnoteに追加して書いていければと思います。一部の人にはシンガポールロスが半端ないと言われてますが、生まれてこの方ずっと東京生活しかしたことなかった人が、初めて他の都市、さらに言えば海外だったわけなので、転々と引越ししている人に比べたら圧倒的に思い入れは深いとは思います笑。

日々ぼけっと生活してしまっていますが、他の人にもなんらか価値のある情報や自分なりの視点を何か持っているはずと信じてnoteをはじめました。 自己紹介はこちら https://note.mu/t_kis/n/n768f4613e0ef