インバウンド関連事業を始めようと思って起業したら…大変なことになったよ!
2019年の秋、外国人観光客に「とある」サービスを提供する事を目的に起業をしました。元々続けていた私の仕事のスキルを応用し、別のスキルを持った友人が別の法人を立ち上げプロジェクトスタイルで事業を展開する計画です。友人の会社はご家族も参加しそれなりの資本金でスタート、私は事情もあって手持ちの資金が少なく十万円の単位でスタートさせました。
2019年も暮れ。事業計画を話し合いながら友人の会社が資金調達をして物件を取得、私はそれに相乗りするというタナボタ、いえパラサイトのようなスタイルで事業を開始する事になりました。どんな事業なのか?共同の企画なので友人の手前詳らかに出来ないのですが、それに相応しい物件を格安で賃貸できるところまで漕ぎつけたその時!新型コロナウイルス感染症の拡がりで日本中が大変な事になってしまいました。その時私は「来年になったらタダの風邪になる!」と甘く考えていました。「こんな好条件な物件は2度と出てこない、来年には元に戻るから、物件を借り続けておこう」と提案しましたが友人は「1,2年では収まらないし、インバウンドが復活するのは何年もかかると思う」という判断でプロジェクトは無期限延期で頓挫してしまいました。
今振り返ればその時の友人の判断は正しかったと思います。
その後友人のアイディアで別の事業を立ち上げました。今度は私が持つスキルがメインで、資金投下も私がすることに。友人は持ち前の人脈と販路開拓を担当。しかしその事業はまさに「絵に描いた餅」で上手く行かず、その影響で私の会社は倒産の危機に!
夢を持ち始めた会社。上手く行くと信じて始めた事業。バラ色の未来しか見えなかったあの時。そんなはずじゃなかった!
起業する時には知らなかった数々のことが現実に立ちはだかる!
「おいおい、こんなはずじゃなかったぞ・・・」
そんなポンコツの新人社長が綴るよもやま話の始まりです。