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ポップコーンは買わない派です。vol.17

バイス

「マネー・ショート 華麗なる大逆転」のスタッフ&キャストが再結集し、ジョージ・W・ブッシュ政権でアメリカ史上最も権力を持った副大統領と言われ、9・11後のアメリカをイラク戦争へと導いたとされるディック・チェイニーを描いた社会派エンタテインメントドラマ。1960年代半ば、酒癖の悪い青年だったチェイニーは、後に妻となる恋人リンに叱責されたことをきっかけに政界の道へと進み、型破りな下院議員ドナルド・ラムズフェルドの下で政治の裏表を学んでいく。やがて権力の虜になり、頭角を現すチェイニーは、大統領首席補佐官、国務長官を歴任し、ジョージ・W・ブッシュ政権で副大統領の座に就くが……。

バイス(副)

今回はアメリカの副大統領の話で、なかなか副大統領の話で映画を作るというのも珍しいというか、話が持つのかという疑問すら持つ。しかしながらこれが話が持つ持つ。笑こんな人がいたのかという驚きすら感じた。ほんの十数年前まではその地位にいたという事実を知らなかっただけに余計に…!

それにしてもクスチャンベールの役作りはすごい…。そっくりや。

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バイス(悪)

しかもあの9.11テロの時の対応の全ての指揮を裏で取っていたというシーンも印象的であった。そこからイラク戦争に繋がっていくまでの後半の描写はまさに影の独裁者。2008年に行われたCNNの世論調査によるとおよそ23%もの人たちがチェイニーを「史上最悪の大統領」と評しており、その凄まじさがうかがえる。
政府はメディアをも動かしていて、国民に愛国心という名のプロパガンダで勢力を一極集中し、イラク戦争に向かわせていったという事実もあるのだ。
同時期に新聞社の奮闘を描いた作品もバイスも同じタイミングで公開されている。ぜひこちらもセットでご覧いただきたい…!

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→記者たち
メディアの本質ってなんだろうかと考えさせられる。事実を伝えることの意義とはなんだろうかと。監督はスタンドバイミーでお馴染みのロブライナー!ぜひこちらの記事もお楽しみに!

ワイフ(妻)

さて、この映画ではバイス、つまり副大統領のディックチェイニーの話なので圧倒的な存在感を示してくるのだが、それと同等なくらい存在感を感じさせてくれるのがチェイニーの妻、リンチェイニーだ。実はチェイニーが副大統領まで昇り詰めることができたのは妻のおかげであるといっても過言ではない。

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嫁はんもそっくりやな。

初めの選挙におけるチェイニーの演説というのはほんとにヘタクソだったそうで、民衆はなかなか耳を傾けてくれなかったらしい。しかしそこを救ったのが妻のリン。巧みな演説で民衆の心を途端に掴んだのだ。実はチェイニーの大学進学もリンが手助けして入学できたと言われていて、のちに退学してしまうのだが、親以上のスネのかじり具合に正直脱帽すら覚える。
すなわち、彼の下積みにはリンの存在が必要不可欠だったのだ。その後も献身的にチェイニーを支え様々な職を経ながら副大統領の地位にまで昇り詰めたのである。

ディックチェイニーはジョージ・W・ブッシュの裏の大統領と呼ばれていたが、チェイニーの裏ではリンが大統領を張っていたのは間違い無いだろう。

ミコシ

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神輿には乗る人も必要だし何よりそれを担ぐ人の方がいないと成立しないってことで。気心知れる友達が多いってめっちゃ大切なことだなと心から感じる。そしてなにより隣にいてくれるパートナー。この存在なしに事を成し遂げる事ってできないんだろうな。どんなことがあっても離れることなくいてくれる。でもそんな人っているんだろうか…。

自分としてはそこが怖い。だから踏み込めない。いろいろな面で。どっかに嫌われたくないっていう気持ちがあるから中途半端なところで毎回終わるのではないかと。結局1人でやっちゃう的な。たぶん形にはなるんだけど、味わいない気がする。

いっちょ自分で映画作ってみるか…。

ちょっと待ってあらぬ方向にシフトしていったよw
まあ自分の考えていることの整理する場にもなっているし、それはそれでいいかw

新しいマガジン作りますか

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→なんか映画の感想から少しの派生で自分の考えを記載するいい機会になっているかなと思っていたけど、それが大きくなってくると趣旨とズレてくるので、「ツバメの思い込み」というマガジンを作ります。そちらでは僕が考えていることを整理をするためのツールとして使っていきたいと思います。

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