編集者にしか書けない「アネリコ」裏話

小説『アネモネの姉妹　リコリスの兄弟』担当編集者が、製作裏話をしちゃいます。

さてさて。
この小説はもともと、キノブックスのwebマガジン「キノノキ」に2018年5月～2019年4月まで、月に一回のペースで連載していたものをまとめて単行本化したものです。

ただし、「加筆修正」をしてあります。
ようするに、キノノキに連載されていたものと実際に本になったものは、似て非なるものだったりするのです。

どこがどう違うというのは、あまり具体的に書きませんが、一か所だけあげるとすると……

冒頭から大幅に変わっているのです！

こちらがキノノキ連載時の第一話冒頭。

そして・・・こちらが本の第一話冒頭。

キノノキはまだ公開してありますので、どこがどう加筆されているのか、どのシーンが削られているのか、などを照らし合わせながら読むのも、マニアックな楽しみ方かもしれませんね。

本を買おうかどうしようか迷っている人は、まずはキノノキの連載を軽く読んでみていただければと思います。
絶対に買いたくなりますので！！

ちなみにこちらは、第三話「マツムシソウの兄妹」。
「もしもし、お兄ちゃん？」から始まる物語で、ひそかに書店員さんファンが多かったりします。

「マツムシソウの兄妹」前編

ではまた次回！

アネモネの姉妹 リコリスの兄弟