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多摩地名の由来

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読売新聞の地域情報誌『よみうりSunTAMArea(サンタマリア)』で2010年より足掛け8年不定期連載していた『地名の謎』、『地名の由来』を蔵出しします。八王子市を中心に町田市…
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#地名の由来

多摩地名の由来  みなみ野/兵衛

 八王子南部に広がる「八王子みなみ野シティ」は1989年竣工、1997年に街開きした首都…

石川哲也
4年前
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多摩地名の由来 平岡町

 平岡町は八王子に市制が引かれる5年前、大正元年(1912年)の町名変更で誕生した地名…

石川哲也
4年前
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多摩地名の由来 小山ケ丘

 町田市の北西部にある小山ケ丘は京王相模原線多摩境駅を中心に東西に長細く伸びる地域です。…

石川哲也
4年前
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多摩地名の由来 台町

 八王子市台町は中心市街地から離れ閑静な住宅地が広がる地域です。また八王子高校、八王子拓…

石川哲也
4年前

多摩地名の由来 暁町と暁橋

 八王子市暁町は南北を浅川と中央自動車道、東西を小宮公園と国道16号線に囲まれた地区です。…

石川哲也
4年前

多摩地名の由来 夏地(なっち)

 檜原村役場から北秋川沿いに、都道205号線をクルマで走っていくと、小沢地区に「夏地」…

石川哲也
4年前
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多摩地名の由来 払沢の滝

 村の真ん中を尾根が横断し、秋川から別れた沢が幾つもある檜原には、多くの滝があります。なかでも有名なのが日本の滝百選にも選ばれてる名瀑、払沢の滝でしょう。檜原村を代表する観光名所ですので良く知られた名前ですが、なかなかの難読です。その名は滝の水が流れ落ちる様子が僧侶の使う払子(ほっす)が垂れたように見えたことに由来し、「払子沢の滝」が、「払沢の滝」に変化したといわれています。  滝は四段に落ちていますが、最も目に入る一番下の滝は落差約26メートルあり、滝壺は底なしといわれ

多摩地名の由来 大和田

 八王子市の東の端、日野市に接する大和田町。大和田の字名は上大和田村、下大和田村として江…

石川哲也
4年前
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多摩地名の由来 新町

 北側を国道20号バイパス(北大通り)、南側を甲州街道に挟まれた静かな住宅地である新町一…

石川哲也
4年前

多摩地名の由来 由木

 八王子市の南部、大栗川の上流域にある由木地区。かつての由木村にあたる地区で、1964年に市…

石川哲也
4年前
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多摩地名の由来 横山町

 現在の八王子の中心街といえば、JR八王子駅から北側に放射状に広がる一体ということにな…

石川哲也
4年前

多摩地名の由来 多摩境

 多摩ニュータウンは稲城市、多摩市、八王子市、町田市の4市に跨る多摩丘陵を開発した日本最…

石川哲也
4年前

多摩地名の由来 檜原街道

 檜原街道は正確には東京都道206号、東京都道33号の一部、奥多摩周遊道路と接続する檜原村数…

石川哲也
4年前
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多摩地名の由来 人里(へんぼり)

 東京都唯一の村である、西多摩郡檜原村。秋川が南北に分かれる檜原村役場付近から檜原街道を走ることしばらく、周囲を森林に囲まれた人里地区があります。  この人里こそ、知る人ぞ知る難読地名で「へんぼり」と読みます。由来は諸説あり、文化・文政期(1800年代初期)に編纂された『新編武蔵風土記稿』には、「人」の字は「へ」の誤りで、「へんぽつり」から「へんぼり」となったと記されています。また人里は古墳時代に近畿地方から渡来人が移住してきたと考えられており、蒙古・朝鮮語系の人と里を意味