親鸞聖人の御歯骨が保管されている?【第14回】高栄山上宮院法得寺(栃木県野木町)
ご旧跡紹介 親鸞聖人は1211(建暦元)年、越後への流罪を赦免され、念仏教化のため関東に入られた。
法得寺縁起などによると、聖人は現在の群馬県とされる佐貫荘を通り、現在の茨城県笠間市に行く途中の1214(建保二)年12月、天台宗薬王山医王寺に立ち寄られた。
聖人らは丁寧に諸堂を参詣するあまり日が傾き、境内の経蔵にお泊まりになられた。当時の住職、潭空はその夜、聖人を論破しようと経蔵に赴くが、専修念仏の真意を聞き、たちどころに入信の念がおこった。潭空の懇願により聖人は翌1