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奉仕型のリーダーシップが注目されるようになったのはなぜか〜サーバントリーダーシップ中編〜

支配型リーダーシップとサーバントリーダーシップの違いについて書きました。

なぜ今の時代にサーバントリーダーシップが必要とされているかについて調べたので、紐解いていきたいと思います😊

①多様なメンバーがいるチームの結束が保たれる

サーバントリーダーは、多様性のある環境で大きな効果を発揮します。所属するいかなるメンバーに対しても組織の一人ひとりに奉仕します。結果的にチームの多様なメンバーを個別に管理できるようになり、チームの結束が保たれやすくなるのです。

②組織に忠誠心をもたらす

サーバントリーダーは、メンバーのニーズを最優先するため、組織の人々が最も重視されることになります。組織の地位とは関わりなく、人々は自分のニーズが満たされ、感謝されていると感じた時に、強い忠誠心を抱きます。これを心理的安全性といいます。

③メンバーの参加を促がす

サーバントリーダーシップの環境では、あらゆる意見や助言が尊重されます。これは特に、組織に新たなメンバーが加わる場合に当てはまります。意思決定にかかわった人々は、ずっと参加し続けたいと思うようになります。そのためサーバントリーダーは、組織の決定に可能な限り新メンバーを参加させようと努めるべきです。

④メンバーの行動を変え、生産性を向上させる

サーバントリーダーには組織のメンバーの行動に変化をもたらし、結果的に生産性を向上させます。 メンバー一人ひとりの声に耳を傾け自主性を尊重するサーバントリーダーには、周囲の人々の尊敬と信頼が集まり、良好な関係は士気とやる気を高めます。組織に満足していれば、リーダーとメン バーとの信頼関係も生まれ、チームが一体となって目標達成を成し遂げようと努力します。そうする事 で、結果的に組織の生産性は高まり、結果的に奉仕が強化されることになります。

⑤メンバーの意見に沿った運営が可能となる

サーバントリーダーシップを取り入れた組織を見ると、これまでの組織構造とは逆の「逆ピラミッド型組織」が導入されています。そして、このピラミッドの最上位に「メンバー」を位置づける事で、常にメンバーの意見を意識した運営が行えます。メンバーの事を理解し、メンバーの声が尊重され、そう する事でメンバーのモチベーションが向上するだけではなく、メンバーの満足度をも向上させる事ができます。


サーバントリーダーシップとは、まさに現代社会にフィットし求められている形と言えるのではないでしょうか。

状況変化の激しい時代において、柔軟に組織運営をしていくためにはリーダーの柔軟な変化が求めれているとも言えます。
現代において活気のある会社、組織を覗き見てみると、この新しいリーダーシップの形を取り入れているケースが多いと見受けられます。

とはいえ、業界やフェーズによっては旧来型のリーダーシップが効果的なこともあるため一概に言えることではありませんが、柔軟に選択できる力や視野の広さは必要不可欠と言えるのかもしれない。

次回は、サッカー日本代表、森保JAPANがアジアカップ2023で直面したチーム作りについて触れたいと思います。

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