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PANAMAMANのお蔵出し~本郷・茗荷谷編

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都内の食べ歩きなどなど、徒然なるままに書き留めています。
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#ランチ

桜並木の穴場ランチスポット「食彩酒席 ビカヴォ」茗荷谷

茗荷谷駅から、教育の森公園までの途中に、桜並木が美しい小さな公園がある。概ね周辺の土地の大部分は区の駐輪場になっており、のんびりゆったりして、いい感じの「空地」風。ほっこりお散歩するのに最高な場所だ。この通り沿いにビカヴォはある。 ビカヴォはこの界隈では気軽に行くことのできる居酒屋である。縦に長い店舗だが、店奥にはまとまった人数が入ることのできるスペースもある。近隣の忘年会や新年会を一手に引き受けることのできる十分なポテンシャル。チェーン店でもないのに駅近で便利この上ない。

ゆしま、ときどき「デリー」上野店

地下鉄湯島駅、上野広小路駅、御徒町駅…どの駅も、よほど何か用がないと使うことがない。そして、御徒町から湯島駅への大通り沿いは、今や知る人ぞ知る、都内屈指の治安の悪さで知られる「湯島地区」の入り口である。 数年前までは、夕方五時を過ぎるあたりから、湯島三丁目近隣のチョットした小路に入ると、薄ら笑いを浮かべた客引きの執拗な勧誘が後を絶たず、また深夜になると身ぐるみはがされて路上に寝ている人も(本当に、パンツ一丁)。行政の働きかけで大分状況は収まったといえるが、土地柄だろう。マス

ラビオリむかし語り「(La Fabbrica Della Pasta) Quel」(クエル)本郷三丁目

本郷三丁目から水道橋方面へ大通りを歩いていく。順天堂とか、医科歯科の方向だ。壱岐坂通りの手前に、おしゃれな外観のレストラン。「クエル」というそうだ。もちろん、たべられます。どちらかというとたくさん食べる方です。 本郷三丁目付近のレストラン、飲食店の中でも、かなり新しい部類の…成功店に入るだろう。最近、壱岐坂の近くにおしゃれなお店ができたなあ、なんてのんきに構えていたら、あれよあれよという間にランチどきは満員御礼。運が悪ければ、12時半までに座ることが難しい、かなりの人気店と

画になるとろろなっとう「信濃路」茗荷谷

インスタグラムをしていますか。ひと時に比べると、めっきりスマホで食べ物を撮ることも減ったように思う。ブームが一難去ったという感じだ。そういえば「映える」という言葉も使われなくなった。もう、インスタ映えのために飲食店で注文するなんて、かっこ悪いことになったのかもしれない。ほっとしますね。 美味しいものにかぎって、スマホをかざすのを忘れる、また、お店の人に嫌われたくないから撮影を控える…ゆえに、どうでもいい写真が増える…というデフレスパイラル。クラウドの中にはどうでもいい写真が

盛りとランチと酒と「Abats.(アバ)」本郷三丁目

本郷三丁目駅から、ぼんやり、りそな銀行まで出て、壱岐坂通りという、ぼんやりと商店街の様相をした道路を、東洋大学に向けて歩く。順天堂や東京医科歯科の病院関係者などもランチにやってきているのか、それでも昼時にはまずまずの人通りである。 商店街の外れに、おしゃれな雰囲気のオーニングを出したレストランが見えてくる。 Abats.(アバ)は、ハム、ソーセージ、パテ、テリーヌなどシャルトルキュリーと呼ばれる食肉加工品を得意とするフレンチとビストロの間くらいのレストランだ。 一時期は、

沼色スープ礼賛「麺屋 ねむ瑠」

新しい店舗が生まれては消えていく東京。ラーメン店は特に熾烈な競争が繰り広げられている。 一時期、ハマグリスープを使ったラーメン店が乱立した。しじみスープを使用した店も。 貝のスープは確かに美味しい。しかし原価が高く採算割れになる場合もあるという。採算ラインに乗せるには、冷凍などの工夫が必要のようだ。 本郷三丁目駅から東大に向け歩いていくと大きな交差点に出会うが、その近くにねむ留はある。ここの名物はイカの煮干し(!)を使ったどんよりしたスープだ。なるほど、ハマグリに比べれ

本郷ほっこりきちんとご飯「松竹堂カフェ」

本郷三丁目駅から東大に向かって歩く。赤門とは別に、春日門という小さな門をご存じだろうか。その近く、本富士警察署の向かいあたりに、小さな、かわいらしいカフェがある。 「松竹堂カフェ」、東大学生生協食堂からの救済を求めて、多くの人々が昼飯に訪れる。確か、お店では店外に行列を作ることはお断りだった(気がする)。 よって、ねらい目は夜ご飯。ぜひ、このカフェを訪れてはいかがだろうか。大根サラダ、小さな総菜三種(ランチより種類が多い)、メインディッシュ(たいていマッシュポテト添え)が