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2022年の出演作品を振り返ってみる話

一年が終わるのはあっという間ですね。
どうも、後関貴大です。

毎年恒例、出演作品を振り返ってみようのコーナーです。あつ森で再現した衣装を添えて。
前置きも程々に。早速参りましょう。


①吉祥寺GORILLA 第5回公演『茶の間が水浸し』

2022年4月13日 (水)
@サンモールスタジオ

初春から稽古が始まった、吉祥寺GORILLA。
主宰の平井隆也くんとは、以前僕がお手伝いで入った現場で演出助手をしていたのがファーストコンタクトでした。
第二回公演の『グロサリー』をたまたま拝見しており、それがすごく面白かったので「あの……。グロサリーめっちゃ面白かったです……!」と挙動不審になりながら感想を伝えた結果、映像が残っていた僕の出演作を観てくださったらしく、その経緯で声をかけていただきました。コミュ障でも頑張ってみるもんだ。
貫禄のある風体と、物腰柔らかく落ち着いた佇まいから勝手に歳上だと思ってたんですが、企画書のプロフィール読んだら全然歳下でした。しっかりしてるなぁ。

作品の内容としては、不登校になってしまった高校生の主人公が通信制の高校に通い出し、家庭と学校、それぞれで起こる問題に振り回されながらも徐々に前に向かって進んでいく、というストーリーでした。
主宰の隆也くんの高校時代がベースとのことで、半分ノンフィクションのような話らしいです。

僕が演じたのは主人公の同級生と、主人公の父親の同僚の二役。
兼役ってかなり久々で、稽古中は二つの役の違いをどう見せていくべきか、その点に一番苦戦しました。
同じく同級生役だった野村さんや、父親役の神野さんには色々ご相談させてもらったり、アイデアを出し合ったりと大変お世話になりました。その節はありがとうございました。

出演者総勢20人という大所帯の座組だったので、個性豊かな人達が沢山いて楽しかった現場でした。
そう、楽しかったんですよね。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれないですが、この公演を劇場でお客様に直接観ていただけたのは一日だけでした。

初日の公演後、劇場に一通の封筒が届きました。中身は一人の出演者に向けた脅迫状。
内容は僕も直接読んだ訳ではないですが、酷く過激で悪質なものでした。
上演の続行可否を何度も検討し、代役を立てた配信回を撮り終えた後で、この公演は中止となりました。

今でも思い返すと、いろんな感情が渦巻きます。怒り、悔しさ、やるせなさ。
きっと、公演中止を知らされた座組の全員が、それぞれ似たような感情を抱いていたと思います。
それでも改めて、断腸の思いで公演を中止する判断を取った団体を僕は全面的に支持します。
幸い、現在犯人は逮捕されました。然るべき裁きを受けることを祈るばかりです。

のっけからすごく暗い話になっちゃったんですけど、それでも吉祥寺GORILLAは今も前を向いて頑張っています。
秋には王子小劇場で全ステージ無事に終演していたし、来年には団体名にも冠されている吉祥寺で公演するそうです。しかも吉祥寺シアター。すごっ。
仮題のタイトルが『お待たせしました』。いや、かっこいいかよ。

これからも注目していきたいし、関われて本当に良かったなと思っている団体です。
全員に幸あれ。マジで。

役①森田豊 メインの役でキョロ充な高校生でした。配信回、とっても大事なセリフを甘噛みしたのを今でも悔いている。
役② 小泉真治 主人公の父の同僚。1シーンだけの登場でしたが、試行錯誤する時間はこっちの方が長かった気がする。

②オフワンズ企画公演『のでない』

2022年5月28日 (土) ~ 5月29日 (日)
@高円寺K‘sスタジオ

今年二本目は、因縁の作品との再会でした。

自分語りと作品の話はもう散々したので、ネタバレに触れることと、終わったあとの話を少しだけ。

『のでない』の前身作品『GOT SOME』では美子ちゃんは最後死んでしまいます。
後関(役)が殺しました。受け入れてくれた彼女に甘えて。その後、罪を糾弾されて、後関(役)は破滅するというとっても救いのない話でした。

『のでない』はその逆。
パラフィリアであることがバレて美子ちゃんを拒絶しようとするも、それでも尚受け入れようとしてくれる彼女に対して、自分の生理とは全く合わない愛し方で不器用に愛を伝える。そんなラスト。

『のでない』初演を観た時はハッピーエンドかと思ったんですが、改めて台本を読んでみると必ずしもそうではないと気付きました。
欲求を満たして罰を受けるラストと、欲求に抗って生き地獄を選ぶラスト。どちらが幸せなんだろう。

ラストシーン、毎ステージ台本にない言葉を喋っていたし、千秋楽は輪をかけて長かったです。ちゃんと伝わっていただろうか。毎回涙で顔がグズグズでした。

千秋楽と言えばもう一つ。
千秋楽のカーテンコールでお辞儀をしたあと、顔を上げると客席から一人の男が飛び込んできました。
そいつの名前は鵜久森達彦。
この作品の作・演出で、僕の大学時代の一番の親友でした。

二人でもう一度客席へお辞儀。
顔を上げたあと、彼は何も言わず僕の肩をバンと叩きました。
思わず笑みがこぼれた。僕らはそのままハケていきました。

お客様が全員帰って、撤退作業が始まる間際、休憩がてら外に出ました。
そのときの夜風の心地良さを、多分僕は一生忘れないと思います。

一緒にいた達彦が「あんときだけ大学三年の頃に戻った感じしたよな」と言いました。
大学三年生。オフワンズの前身団体で初めて作品を作った七年前。
「わかる」とだけ返しました。だって本当にそうだったから。

自分も他人も傷付けて迷惑かけた過去を無かったことにするつもりはないけれど、それでも二十代前半の自分に借りは返せたんじゃないかなって思えた公演でした。
こんなこと言うとアレだけど、ここ数年で一番頑張ってたよって自分を褒めてあげたい。

結局自分語りになっちゃった。恥ずかし。

後関(役名)  ようやく成仏させてあげることが出来た。美子ちゃんとお幸せに。

③ゴセキカク『明けちまったな、夜。』

2022年8月14日(日)~ 8月16日(火)
@王子小劇場

急遽、代役として出演しました。

この作品も、もう書きすぎなくらい思いの丈をnoteに綴ったので、最近気付いた話を一つ。

ラストの奥川と松村のシーン、明確なオマージュ元があるのですが、それとは別で僕自身の体験も含まれていました。
それは『のでない』の欄に書いた大学三年の時期、初めて仲間と公演を打ったときの出来事。
今はもう演劇をやっていない、僕の大学時代の友人との稽古場でのやり取りでした。
僕がずっと超えたくて、でも勝てる気がしなかった少しネジの飛んでいる彼。青臭い大学時代の思い出。

最近そのときのことが記録されていた文章をたまたま見つけてぶわっと思い出しました。流れがまんま明け夜のあのシーンだった。
書いたときは全く意識していなかったけど、多分記憶の片隅にこびりついていたんだろうな。そのときの情熱的な何かが。

ゴセキカク。
真夜中の酔狂な悪ふざけから始まったこの企画。
正直良かったことと悪かったこと、比率で言うと3:7くらいなんですけど、ぶっちゃけると第二回やりたいなって思ってる自分がいます。
純粋な楽しかった、とはまたちょっと違うけど、やってよかった。

明け夜も、いつかブラッシュアップしてもう一回やりたいなって、ある程度時間が経った今だからこそ思います。

まあ全部現実的な問題ガン無視した話なんですけどね。「いつか」は果たして来るのでしょうか。

演じた松村の衣装は作ってません。あの役は本来出演するはずだった宮部大駿くんのものだ、という想いから。

【2023年1月1日 追記】

佐藤佐吉賞2022(毎年末王子小劇場で選出されている演劇賞)の優秀音響賞に『明けちまったな、夜。』で音響を務めてくださった大嵜逸生さんがノミネートされました。
本当におめでとうございます!


④藤一色 第十一色『七転十倒』

2022年10月19日 (水) ~ 10月23日 (日)
@シアター711

今年四本目は藤一色。
二年前、アフターコロナになってから最初に出演した団体でした。あれからもうそんなに経つんだと時の流れを感じます。
ここから本当にありがたいことに三ヶ月連続出演で怒涛の日々でした。

ダム建設の候補となってしまった村を村おこしするために「面白い作品を作って村おこしをしよう!」と意気込む主人公。仲間を募集した回覧板を読んでやってきたのは一癖も二癖もある面々で……。みたいな話。

実は集まった面々は主人公含め全員妖怪で、最終盤ではフィクションである自分達の存在を、ソーシャルメディアに存在する匿名の言葉達に攻撃されて、主人公以外は存在することを諦めかけるというファンタジー要素も織りまぜた展開でした。

理屈で説明するのが難しいんですけど、これは一種のメタ演劇かもしれないとやりながら感じていました。
最強のフィクションを作ろうとしていた面々自体が、実はフィクションの存在で最後は自分の存在意義を問われるところとか。
牧歌的な緩いコメディと見せかけて、バチバチに尖りきった不条理劇だったんじゃないかなと僕は思っています。
多分観る人によって見え方が変わる不思議な作品。

作品の内容以外で印象に残っていることと言えば、衣装でした。
終盤、妖怪としての正体を表すとき、それまでの村人の衣装から全員妖怪風の衣装に着替えるという演出がありました。

僕の役は鎌鼬の鎌井。
要素をどうやって表現するんだろうと思いながら演出家の加藤が衣装担当と話した案を聞いてみると、

「後関くんには鎖を巻いてもらいます」
「????」

何を言ってるんだと思いましたが、実物を見て更にハテナマークが浮かびます。
長さ推定2、3m以上はある巨大な鎖(と毛皮)が僕の衣装でした。
わしゃ封印されしエクゾディアか。

いろんな舞台に出演しましたが、流石に鎖が衣装なのは初めてだったんで中々貴重な経験でした。
舞台美術の縁側に鎖が挟まり抜けなくなってマジで焦ったり、巻き方を試行錯誤してたら大リーグボール養成ギプスみたいになって動きづらかったり、客席側から見えていたよりも演じている側は衝撃度が高かったです。鎖。

あと本編とは直接関係はないんですが、2日間だけアフターイベントとして行われていた一人芝居がめちゃくちゃ面白かったです。
演じていた藤束遊一くんは前々から知り合いなんですが、本当にいい役者だなぁと思う。
願わくばまた一緒に芝居してみたいななんて思ったり。

鎌井(村人衣装) なんかずっとムスッとした芝居してた気がする。お酒が大好き。
鎌井(妖怪衣装) 終盤のダムに飛び込むところ、やってて楽しかったです。最初台車で滑りながら入ってくる案もあった。

⑤南京豆NAMENAME 第8回公演『やわらかさん、今日も優しさでお前を包む』

2022年11月16日 (水) ~ 11月20日 (日)
@シアター711

藤一色が終わって合流した南京豆NAMENAME。ゴセキカクでも一緒に作品を作った河村慎也が主宰を務める団体です。

河村とはなんだかんだ南京豆が旗揚げする直前からの仲で、数えてみたらこれまで観劇六回、出演一回。旗揚げ公演から観たり初期の公演に出ていた身としては、初の下北進出、そして新劇団員のお披露目公演に立ち会えて、自分事のように嬉しいです。

丁度、藤一色のオファーをいただくのと同時期に「久々にうちで一緒にやろうよ」と声をかけてもらいました。
そういえば、三年前に出演したときも日程の近い他団体と同日にオファーをもらったのを覚えています。
河村と二人で飲みながら公演の話を聞いていたら、僕の携帯に電話がかかって来て別公演のオファーをもらったの、今考えても結構なミラクルだと思う。

突如失踪してしまった西友上石神井店で働く「佐藤さん」。誰にでも優しい彼女を探して、職場の同僚や縁ある人物達が奔走するロードムービーコメディでした。

僕の役は、「佐藤さん」の自立できていない弟(シスコン)(無職)。当て書きらしいです。失礼な。

と、言いつつ結構合ってるかもなと思ったり。河村本人は「後関への当て書きが一番エグいよ」なんて笑いながら言ってましたが、自分のnoteの説明文に「一生モラトリアム野郎の戯言」とか書くやつなんてそんなもんだ。
河村慎也という男は、その作風や見た目の印象から一見ワイルドな人物と思いがちですが、実際はすごく丁寧に人のことを見てるやつだと思います。

ロードムービーらしく個性豊かな登場人物がこれでもかと出てくるのですが、その中でも新劇団員の御三方が印象的でした。それぞれに「物語の核になる人物」「狂言回し」「ラスボス(?)」といった役割を振り分けていて、河村もちゃんと劇団主宰として色々考えてるんだなーと思ってたんですが、彼曰く偶然だったらしい。

ここ数年プレイヤーとして活動していたのが河村一人だったので、新体制になった南京豆NAMENAMEがこれからどうなっていくのか、主宰の一友人、兼、一団体ファンとして楽しみでなりません。

自分の台詞だと「俺の顔はちょっとパッキャオに似てる」が一番好きでした。マニー・パッキャオ、全然知らなかったけど検索してみたら本当にちょっと似ててふふってなった。

たか(高校時代) まさか一年で二回も制服着る役やると思わなかった。役者最年少の中くんが「なんで制服着る役俺じゃないの?」と最初思ってたらしい。
たか(現代) 前回出演したときも役名が「たか」でした。もし次出ることがあったら、そのときはネームドの役もらいたいな。

⑥オフワンズ Re.vol.1『リバティサイドタウン』

2022年12月10日 (土) ~ 12月11日 (日)
@北池袋 新生館シアター

年内最後の舞台は二度目のオフワンズでした。
もうメンバーじゃないのにまるで常連みたいになってるな。

上演作品は第一回公演のリブート。Re.と付いているのはそういう訳です。
初演は出演者8人だったのに対して今回は13人。めちゃくちゃ増えました。
初演のときのタイトルは「リバティーサイドタウン」だったので、別物として名前変えたのかな?と思ったんですが、誰も表記ゆれに気付いてなかっただけらしい。そんなことある?

元々違う企画をやる予定だったらしいんですが諸々の都合で急遽変更となり、折角なら第一回公演にいたメンバーにもなるべく出てほしいということで僕に声がかかりました。

とあるマフィアの手引きにより、宝石店強盗のため集まったタバコの銘柄のコードネームを与えられた七人の男達。
しかし強盗当日、そのうちの一人であるアークが現れず、更にあまりにも早すぎる警察の到着により計画も失敗。
負傷者を出しながらも集合場所の倉庫に着くと、そこにはもう一つのチームのメンバーがいた。
彼らの任務は強盗前日の夜、倉庫で死んでいたアークの死体を処理すること。
果たしてアークは何故死んだのか。
この計画の裏切り者は誰だ。

というあらすじ。
感想でも呟かれてたけど、どう見てもレザボア・ドッグスです。本当にありがとうございました。
まあ、これは勿論初演のときから意図的にそういう風に書かれてはいたんですけどね。オフワンズ流のレザボア・ドッグスの再解釈だと思います。

僕は初演とは違う役をいただきました。
マフィアのボス。その名もビッグG。

……。いや、もう率直に言っちゃうけどさ。
ダサいな!!w
絶対「G」って「Goseki」から取ったでしょ。そんな最悪の信頼感があります。脚本家は明言してなかったけど絶対そう。

老齢の役ということで後関史上初めて老けメイクに挑戦してみたりしました。初めてやった割には上手くできたと思う。

今回の出演者はオフワンズのメンバーと、僕を含めた元メンバーが主に出演していたのですが、他にも大学の後輩である現役学生が何人か出演していました。

その中でも今回初めて共演した二人、依田雄斗と若月大河はメインの役どころですごく頑張っていたなと感じます。まだ現役学生だからこそのパワーなのか、稽古を重ねる度に伸びしろを感じました。
全公演が終わったあと、達彦に「あの二人は本当に掘り出し物だね」と思わず伝えるほど。
まだ大学三年生。大学外の舞台にも全然出ていないみたいなので、これからが楽しみです。

オフワンズのRe.プロジェクト。この先も続くのかわからないけど、もし今後もやるなら僕らが大学三年の頃に初めて作ったあの作品もリブートしてほしいな、と数年前の懐かしさに浸る今年最後の舞台でした。

ビッグG 初演では「ピース」という役名。今回は作戦に参加してないからタバコの銘柄じゃなかった。

【2023年1月1日 追記】

⑦余人会 #2『ジェミニ』(のおまけ演劇『ビッグみそか』)

2022年12月31日 (土)
@イズモギャラリー

もう年越しちゃいましたが、大晦日にまさかの芝居納めでした。

ずっとお世話になっているStraw&Berryの河西さん、小西さんと、これまたお世話になっている役者さんである木村さん、野木さんが2022年に立ち上げたユニット、余人会。

当日運営を手伝ってほしいとのことで声をかけていただき、本番初日から六日間お邪魔していました。

本編『ジェミニ』は小西さん、木村さん、野木さんの三人芝居。
あったかもしれない世界線が交互に切り替わりながら、二つの終わりと始まりを迎える年の瀬にぴったりな傑作でした。
バタフライエフェクト+胡蝶の夢みたいな作品だなーと思いながら、ゲネを観て感動でちょっと泣きそうになっていたら、河西さんが、

「じゃあおまけ演劇の方もゲネやるので、後関くんのアナウンスからやっておきましょうか」
「あ、はい」

といった感じで僕も終演アナウンスの練習をすることに。

「本編はこれにて終了となります。この後5分間の休憩を挟みまして、おまけ演劇『寺田心vs寺田体』を上演いたします。こちらの作品は、本編の余韻を著しく損なう可能性がございますので、余韻をお楽しみになりたいお客様は、ご覧にならないことをおすすめします」(原文ママ)

このあとアナウンス通りの余韻ブレイカーな大人の悪ふざけを10分間見せられました。
感動を返してくれ。

おまけ演劇『寺田心VS寺田体』(なにこのタイトル?)は『ジェミニ』に出演していた御三方+河西さんが出演していたのですが、千秋楽に上演する『ビッグみそか』はまだゲネの時点で台本が出来上がっていませんでした。

そして29日のマチネが終わって休憩中、事件が起こりました。
『ビッグみそか』を執筆していた河西さんが一言。

「あ、これ人足りないな」

ん?

「野木さんの役、同時に出てくることになっちゃう」
「えー、どうする?」
「ごっさん出たら?」
「確かに。後関くん出なよ」

ん?ん?

「うーん。後関くんちょっとお願いしてもいいかな?」

ん〜〜〜???

いつの間にか僕も出演することになりました。

どうしてこうなった。

そんなこんなで大人の悪ふざけ大晦日バージョンに、僭越ながら僕も参加させていただきました。
普段舞台立つときあまり緊張しないんですが、多分一年間で一番緊張した舞台でした。観劇された方々はどうか記憶から抹消してください。

不思議なのは、おまけ演劇を誰もやりたがっていないところでした。
作家の悪ノリとか、こういうのが好きな役者がいるとかではなく、全員平等にやりたがってなかった。
じゃあなんでやってんの???
物凄く難解な謎です。

とは言え、年末に小屋入りするのは実は初めてで、ずっとお世話になっている大好きな人達と年の瀬を過ごせたのはこれ程にない幸せな時間でした。すっごく楽しかったです。

余人会、三回目もあるといいな。
小西さん、河西さんと本を書いているので、次は野木さんの本とか面白そう。
やってほしいですね。

源頼朝の衣装はありません。ただの後関の私服だったので。


去年五本出演して「沢山出たな~」と思ってたのに、有難いことに更新した2022年。(一本は代役だけど)
本当に様々なご縁がありました。常々感謝を忘れないようにしたいです。
ちなみに来年は春に一本決まっている以外、予定はまっさらです。
お仕事を……!ください……!もしくは掴み取りたい……!
何卒よろしくお願いいたします。

今年お世話になった皆様も、そうでない皆様も、残りわずかですがよいお年を。
2023年もよろしくお願いします。

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