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おとな女子よ!自分ファーストで行こう!

昨年春頃から、我が家では家庭内ルールをいくつか変更・改訂してきています。夫は『更年期だからイラつきやすくなってるのだろう』 と、案外すんなり受け入れてくれているので、そこは良いとしています(笑)。

更年期の真っただ中にいることは間違いないし、身体が言うことをきかなくなっているのも事実ですが、本当の要因は花粉症と同じ、コップの許容量を超えたということなんですけどね!

50年ちょっとの人生で、少しづつ水量が増えてきた結果のこと。表面張力で何とかこぼれずに保たれてきたけれど、とうとう溢れ出てしまったタイミングがたまたま更年期と重なった、というだけのこと。

『自分のコップ』がもっと小さかったなら、更年期になるもっと前に溢れていただろうし、もっと大きかったなら、あと何年か後に溢れ出ることになった、ということ。世の中にはもの凄く大きな器の持ち主で、人生を終えるまで溢れずにいける人もいるとは思います。が、残念ながら私のコップはそこまで大きくない、大きくなかったのです。私のコップのサイズでは、ここが限界だったということ。

仕事も家事もプライベートも、やるべきこと&やらねばならぬことをきちんとこなせて、美味しいものを食べてぐっすり眠れること。これが一番幸せな状態なのだと思うのです。更年期の症状は十人十色で大小様々と言いますが、現在の私は『眠いのに眠れない、寝付けない』という症状に悩まされている真っ最中(入眠障害と言うらしいです)。ホットフラッシュが落ち着いて、肌荒れやら湿疹やら、原因不明のアレルギー症状もやり過ごし、もう更年期の山は越したかと思っていたら、突然新たな不調がやってくるのです。この繰り返し。

良くお話を伺う婦人科のドクターによると、家系的な傾向も強いそうです。私の母は40歳手前から不調が始まり、10年近く続いた人なので、どうやら私も長期戦の様子。ただ、長期戦というのはこれまでやったことがないのです。何に於いても常に短期決戦、それでここまで来ちゃった人生なので。どう戦って良いのかが判らないのです。

取り敢えず(いつも同じ様なことを書いていますが)、嫌なことを減らす、嫌なことはしない、それによってストレスを減らす、ということを第一に。

まず手始めに、1年前からは土日はきちんと‟週末する”ことにしました。仕事もメイクもせず、最低限の家事しかしない、いわゆる‟安息日”的な休日が、かれこれ10年ちょっとも無かったので(そりゃ、コップ溢れますよね!)。この1年、もう日曜は完全なる休日。何か特別なイベントがない限り、家から出ず、ゆっくりまったり。ゴロゴロ上等。うだうだ万歳。午後には大相撲を、夕方には笑点を、オンタイムで観ることができる‟普通”の幸せを、10年ぶりに味わっているところです。

そして、何に於いても『自分ファースト』に順位を変えました。家事の最中、仕事の途中、スケジュールを中断してくる予定外の物事は、全て後回し!その日にやるべきことが全部終わってから、余った時間で‟やってあげる”というスタンスに変えました。たとえ自分の趣味などに使う時間であっても、先に今日のスケジュールに組み込んでいるものを優先するのです。時間割を崩してくる夫の声に対する返答や、『名もなき家事』の数々は、1日の‟私の仕事終わり”から、夜(食後)のリラックスタイムの間に、『余裕があれば』やってあげる、という事に決めました(健康や命に関わる問題や、急を要す問題は別として)。

この様に『自分ファースト』に改革をしたら、あら不思議。8割くらいのストレスの波が、サァーっと引いたではありませんか!自分がハッピーじゃないと、夫婦間も家族間もハッピーにはならないですね。優先順位を変えただけですが、ストレスは減るし、イライラは引くし、余裕が出来てくるので、最終的に家族に対して優しくなれます(笑)。更年期に突入したおとな女子のマニフェストは、『自分ファースト』 これ1本で良いんじゃないでしょうか?

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