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本日リリースのTravellinGorgeous®チャンネルVol. 68は、お待たせしました、北海道ぶらぶらゆらゆら旅の後編です。

宿を札幌に固定したため、日帰りで小樽と余市を攻めてみました。札幌→小樽・余市方面へ向かうJR列車も路線バスも、海沿いを走るのですねー!晴れ時々吹雪の空も、北の海も、絶妙なグレイのグラデーション。見ていて飽きません。列車の方が雪に弱く、天候によっては運休となる確率が高い様子。路線バスの方が便利と言うのも、本州の都市圏とはちょっと違う発見でした。

ニッカウヰスキー余市蒸留所

マッサンの世界がここに!工場見学と言うと多くの場合、規模が大きいところほど交通の便が悪いところにありがちですが、こちらはJR余市駅から徒歩2~3分と好アクセス。蒸溜所内、各施設見学はガイドツアーの完全予約制(2週間前から予約受付)。ガイドさんの説明を聞きながら、蒸留棟や貯蔵庫の内部を見学できます。タイミングが合えば、スチルマンが石炭を炉にくべるところを見ることが出来ますよ。

ガイドツアーのコースには、ニッカウヰスキーの原点となった旧事務所や、マッサン夫妻が実際に暮らした旧竹鶴邸もあり、まるでタイムスリップした様な感覚に。

余市蒸溜所では創業以来、本場スコットランドでも見掛けることが珍しい石炭火力の熱を使った蒸溜法を守り抜いているとのこと。効率性重視の昨今、手間暇かかるこの方法は世界中を見渡してもこちらだけだそうです。

ガイドツアーには無料の試飲3種、また有料ではニッカのほぼすべて種類を試すことが出来ますから、ウィスキーがお好きな方には間違いなく夢の国。また、お酒があまり得意じゃなくても場所も時代もストーリーも非日常に溢れているため、十分楽しむことが出来ますよ。広い敷地内にあるニッカミュージアムやレストラン&売店は、ガイドツアーに参加せずとも利用可能。お酒類の蒸留所限定品だけでなく、ウィスキー樽に入ったチョコレートなどもあり。

余市十字街というバス停が、蒸留所の目の前にあるので、小樽(または札幌など)から余市十字街への路線バスが良いと思います。何故なら、小樽~余市間の列車は本数が少なく、また大雪など気象状況で運休になりやすいので。北国の路線バスは、雪に慣れているからでしょうか、私たちが行った際には全く遅延無しでした。素晴らしい。

小樽芸術村

国の重要文化財建造物および小樽市指定歴史的建造物、小樽市指定の有形文化財の5つの建物を4つの美術館施設として使用した複合美術館(ニトリグループによる開設)。大正から昭和初期にかけて建てられた建築物は、どれもが趣のある外観・内観を持っており素晴らしいのひと言。今回の旅では、都合により4つのうち2箇所を巡ってきました。

ステンドグラス美術館

こちらに所蔵されているステンドグラスは全て、19世紀後半から20世紀初頭にかけてイギリスで制作され、実際に教会の窓を飾っていたものなんです。旧荒田商会・旧高橋倉庫の2つの建物を利用していて、空間の広さ&高さを活かしたミュージアム。ステンドグラスを魅せるための暗い館内は、ちょっと異次元の世界に入り込んでしまう感じ。これぞ非日常。

旧三井銀行小樽支店

北海道の海の玄関口として明治時代に繁栄を極めた小樽。ニシン漁や炭鉱を始め、外国との取引も盛んだったこの地には、船舶会社や商社が集まり、銀行は最盛期で25行もあったとか。小樽が北海道経済の中心都市だった面影を、この建物に見ることができます。

石造りの高い天井吹き抜け、支店長室や金庫室など、映画のセットの様ですよ。2002年11月まで、実際の銀行店舗として使用されていたのには驚きです!なんちゃって半沢直樹の世界ですよ。銀行に縁がある(あった)者として、こちらの建物には非常にテンションが上がりました(笑)。

体験工房小樽il PONTE(吹きガラス体験)

なぜ小樽にガラス工芸店が多くあるのか、不思議に思いませんか?その理由は、『小樽が北海道経済の中心都市だった』からなのでした。小樽でガラス産業が始まったのも、国際貿易港として栄えた時期。つまり、当時の街灯として使われていた石油ランプや、ニシン漁に使うために開発されたガラス製浮き玉(ブイ)の生産が盛んになったことが、小樽がガラス工芸の町となった始まりだそうです。歴史を学べば納得ですね!

今回トラベリンゴージャスチームは、吹きガラス体験でロックグラスを作ってみました。とは言え、殆どの行程は先生がきちんとやってくれました(笑)。それでも、溶けたガラスに最初の一息を吹き入れるのは、思っているよりも難しいのです。また、2度目は吹き過ぎてしまうことも多く、想像していた以上に気を遣う作業。右手と左手で別々の動きを要する作業もあり、意外と脳活にもなる体験なので、おとな女子に向いているということ。

最終工程の焼きと冷却を経て出来上がる品は、現場で私たちが目にした品より色が落ち着いて出来上がってきました。かなり派手目の色付けでも、丁度良く仕上がってくるみたいです。

という感じで、この冬も寒いところへ旅してきました。これは恒例になる可能性大。寒さは体力・気力を消耗するので、こういう旅の宿選びは大事なポイントですよね。今回の宿については、『ひとり1部屋特集』でご紹介するのでお待ちください。

この逆パターンも、TravellinGorgeous®では攻めて行きましょうかね?暑い季節に暑い土地へ。いろんな意味で攻めて行くのも、おとな女子旅ならではかと。

おとな女子が本気で楽しめる旅:TravellinGorgeousのため、リサーチ&実体験を元にYouTube連動で活きた情報をお届けしていきます。2022年からはツアー催行します。ご支援頂けましたら嬉しいです。また、取材にご協力頂けるホテル/宿、観光業の皆様、ぜひご連絡ください!