おとな女子こそ VISIT!:Zurich② こんなところに絶景あり
今回の旅程ではチューリッヒ観光と言えば…の観光名所(大聖堂やリンデンホフの丘など)敢えて入れず、既存ツアーではまず組み込まないであろう場所、Deepなチューリッヒ、日本人観光客に知られていないチューリッヒをベースに、おとな女子だから楽しい場所をピックアップ。中でも、これは絶景というところを3つほどご紹介します(ツアー日程内にはもっと沢山ありまーす!)。
①Giacometti Frescos (“Blüemlihalle”)
チューリッヒ観光局の岡部氏も残念がっておられましたが、何故か日本語で書かれたスイスのガイドブックには、この場所とこの芸術作品については、全くと言って良いほど触れられていないのです。一見の価値あり、どころか、むしろチューリッヒを訪れたなら絶対に見た方が良い、というひとつ。チューリッヒ警察本部内にあるので、フラっと訪れるにはちょいと敷居が高いのでしょうか?
この‟芸術作品”について道端に看板が出ている訳ではないのですが、警察署を目指して行けば入口を見逃さずに済みます。まずはビルのエントランスのセキュリティにて警察官にID(日本人観光客はパスポート)を預け、入館申請書の類に日時とサインをすればOK。
『見学時間は10分間です。』事前に得た情報では撮影禁止ということでしたが、一応ダメ元で聞いてみたところ『フラッシュは使用しないでくださいね』えええ?!撮って良いんですか??動画も良いですか???『ええ、フラッシュを使わなければ、それから警察職員も撮らないでくださいね』おおおー!ということで、慌ててカメラとGoProを準備。こちらに限らずだと思うのですが、パンデミック後にルールや規制を変更した施設は意外と多い様ですよ(今回の旅でもう1ヶ所遭遇!)。その場所の担当者に最新情報をキチンと確認するって大事!と、改めて思った次第です。ガイドブックを鵜呑みにして損をすることもある、ということ。
ということで、恐らく一般の日本人観光客としては初の撮影に成功(?)したTravellinGorgeous®ツアーご一行。YouTubeでぜひご覧ください。
ガラス戸の向こうに一歩足を踏み入れたら、そこはもう別世界。何とも美しい赤色の異世界が広がっておりました!『世界一美しい警察署エントランス』と言われているのに納得です!
②チューリッヒ工科大学(ETH)&チューリッヒ大学
中央駅からトラムで5分、丘の上エリア一帯に2つの大学の建物が集中しています。さすが世界ランク上位に入る大学だけあって、構内にある博物館やギャラリーは展示内容がマニアックで素晴らしく、見応えあるものばかり。もちろん、どこも無料で見学できるというのも素晴らしい。
TravellinGorgeous®チームのお気に入りNo.1は、ETHの地球科学ディスカバリーセンター内にあるFocus Terra:地質学博物館です。校舎内の1角に設営されているため、普通に学生さん達の横を通って見学するスタイル。開いているドアから、研究室や講義中の授業も覗けたりするので、社会科見学(大学見学)としても興味深いのですよ。期間ごとに展示内容を変えているので、リピーターでも毎回楽しめるのも良いところ。
そして今回HITだったのが、ETHのお隣に建つチューリッヒ大学にあるZoologisches Museum:動物学博物館。語弊があるかもしれませんが、下手に動物園へ行くより多くの動物を観察できます。もちろん全て剥製ですが、世界中の動物がもれなく展示されていて、その数100万点超え!古生物博物館と内部で一緒になっているので、マンモスや恐竜の化石も観ることができます。第一線を走る大学だけあって、化石類も半端なく質が高い!特にアンモナイトや巻貝系の化石は、宝石並みの美しさにビックリ。このレベルは、国内外でも初体験でしたよ。
ETHもチューリッヒ大学も、学内にあるカフェは外部の人間も利用可。ブラブラしていたTravellinGorgeous®ツアーご一行様は、別の学部の建物へ移動する途中、Polyterrasseという広場の様な場所に椅子やテーブルが設置されている青空学生食堂みたいな場所に遭遇。高台から突き出た展望台にもなっていて、市内を一望できる絶景ビューポイントになっていました。こちらもおススメ。
この2つの大学構内には、興味深い&マニアックな博物館/展示物がとにかく沢山!大袈裟じゃなく、1日過ごせます。アカデミックな1日をチューリッヒで如何でしょう?
③Hürlimannbad & Spa Zürich
チューリッヒ観光局のエブリンさんから、『おとな女子にぴったりの場所だから、ぜひ行ってみて!』と現地で急遽おススメされ、行って見たらホントに凄かった!という新規開拓案件。
SpaのあるHürlimann Arealとい地区は、かつてビール醸造所があった場所を再開発した、オフィスビルやショップが連なるチューリッヒの最新お洒落エリア(エリアの半分をGoogleチューリッヒが占めており、アメリカ国外では最大のGoogle拠点なんだそう)。この地区でチューリッヒの美的・健康的に意識高い系のおとな女子に大人気なのが、Hürlimannbad & Spa。Hurlimannbad=温泉につき、スパで使用されている全ての水は、ビール醸造に使われていた天然のAqui Water(アキ水)。様々なミネラル成分をたっぷり含んだミネラルウォーターは、今もこの地の真下から湧き出ているのです。
実際に行ってみると、とにかく驚きますよ!まず、スパと聞いて私たちが思い浮かべるものとはかなりかけ離れた世界があります。フロントで手続きを済ませた後は、基本的に私語は控えてとのこと。大声での会話は禁止。そして、スパ内部は絶対的に写真撮影禁止。携帯はロッカーに入れて、スパ施設内への持ち込み禁止。ロッカールームからスパに繋がる扉を開けると、静寂の世界が広がっているのです。聞こえるのは水の音だけ。どうです?おとな女子にぴったりな場所じゃないですか~?
インテリアには、元の醸造所にあった石造りの壁やアーチを残しているので、タイムスリップした様な趣がある造り。でも、それ以上に象徴的なのは、こちらのスパ全体が『古代ローマ風入浴施設』を基に造られていること。テルマエロマエの世界なのですよ。それの現代風豪華版。
『Roman-Irish Spa Ritual(古代ローマ&アイルランド式入浴コース)』という一番人気のコースは、10カ所の異なる温浴施設を指示に従い順番に巡ることで、心身の健康と活力を手に入れるというもの。ひと通りこなすのに約2時間。休憩や食事を挟んで繰り返せるので、1日過ごすことも可能。
古代ローマ&アイルランド式入浴コースだけでは終わりません。こちらの一番のウリは、『天空温泉』!屋上にインフィニティ温泉プールがあって、ここからの眺めはサイコー!この場所から見下ろすチューリッヒの街並みは、市中心部とはまた違う顔をしています。新たな絶景ポイント。35℃という温度がまた、気持ち良い~!ジャグジーのボコボコ度合いも結構強め、青空の下あるいは星空の下で、気付いたら1時間はあっという間です!屋上プールの直ぐ下の階にはビストロ&バーがあり、シャンパンを片手に楽しむのも◎。
こちらは2022年にオープンしたばかり、日本語のガイドブックには載っていません!おとな女子がチューリッヒで半日リフレッシュするには理想的な場所。
TravellinGorgeous®ツアーの最大の特徴のひとつは、基本的に午後がフリータイムとなっていること。ホテルで昼寝も良し、買い物に出かけるのも良し。午前中に充分観ることができなかった美術館などに再訪も良し。スパやエステでまったりも良し。今回の様にホテルにスパ施設がない場合、外部の人気スパを堪能すれば良い訳で。こちらの施設は、チューリッヒステイの中盤以降に入れるのが良いでしょう!
TravellinGorgeous®ツアー第1弾の今後の募集バージョンには、オプショナルでこのSPAを入れています。中心部からちょっと離れた、入口も迷いやすい場所なので、ツアー参加時にご利用頂くと安心かなと思います。TravellinGorgeous®チャンネルVol.78では、チューリッヒ観光局さんより頂いたスパの公式画像をご紹介しています。ぜひご覧ください!
おとな女子が本気で楽しめる旅:TravellinGorgeousのため、リサーチ&実体験を元にYouTube連動で活きた情報をお届けしていきます。2022年からはツアー催行します。ご支援頂けましたら嬉しいです。また、取材にご協力頂けるホテル/宿、観光業の皆様、ぜひご連絡ください!