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高校3年生の担任をして…

久しぶりの投稿です。

およそ1年間投稿をしていませんでした。
理由はいろいろありますが、一番大きな理由は私自身が継続するのが苦手だからですかね…笑
自分のペースでぼちぼち自分のことを書いていきたいです。

今年の担任は高校3年生でした。

私自身初めての受験生の担任を今年しました。
まだ、最後の一般選抜が残ってますが今年一年で感じたことをいろいろ書いていきます。

私の学校

まず受験に関しての考え方は、その学校の偏差値帯によって本当にさまざまであることはご存知でしょうか?
高偏差値の学校はもちろん1月〜3月の一般選抜を主な目標として、国公立などの受験に向けて指導していきます。
一方、低偏差値の学校ではというと3年生を無事に卒業させることに注視します。受験指導などはほとんどせずに、することといえば就職先の紹介とその面接対策指導です。低偏差値の学校では、卒業後に一人の社会人としてしっかりと生きていけるための指導をするので生徒指導に本当に力を入れます。学習指導はというと「50分間じっと座っていられること」ができればOKという感じです…

さて、私の学校はというと偏差値40〜45程度の学校です。「あれ?普通に低偏差値じゃない?」と思った方はきっと高校時代偏差値50以上の学校に言っていたのではないですか?偏差値40代の高校って意外と多いですよ…

偏差値40〜45の受験指導

この偏差値帯のほとんどの生徒は一般受験では勝負できません。
学習に対する意識や受験に対する認識が非常に希薄です…
そこで活用するのは「年内入試」と呼ばれる
・AO入試
・指定校推薦入試
・公募制推薦入試
です。AO入試は「総合型選抜」、指定校・公募は「学校推薦型選抜」と言います。まあ名称なんてなんでもいいんですが…

いずれにせよ、筆記試験が無いか実施しても1教科2教科程度の簡単なもので基本は面接などで入試が終わる試験です。
(こんな試験があるからバカな大学生が増えるんだ…と思ってる話はまた今度)

受験指導のスタートは7月

進路指導は前々から行なっていますが、受験指導は7月に指定校推薦入試枠が校内で公示されてからです。私の学校では生徒全体に公示しますが、学校によっては完全に秘密の場合で教員から声がかかって初めてわかる場合もあります。私の学校は私立高校で広報で「指定校枠いっぱいあります!」って宣伝しているので公示するんですかね…
そんなこんなで、指定校枠が開示されると生徒と面談を行い指定校を希望するものをピックアップし夏休み中に校内選考に向けて面接指導や志望理由書の対策を行いました。
そこからは雪崩のようにAO入試→公募制推薦入試の順で入試が進んでいきました。

一番大変なのは推薦書

受験指導の期間大変なことはいっぱいありましたが、一番時間と頭を使ったのは推薦書の記入です。大学から400字〜800字程度で学校生活から学習面に至るまで、その生徒がどんな生徒なのかを記入しなくてはいけません。
字数指定があるところはまだマシで、大学によっては白い空白に□の枠だけあり、その中に自由に記載してください。みたいなところもありました…

生徒の受験に関わることなので決して手を抜くことはできません。
想像してみてください。他人の良いところを800字も書けますか?本当に苦慮しました…モノによっては一枚の推薦書を記入するだけで丸一日消費したこともありました…

できることなら、二度としたくない…

受験指導したいなら偏差値50以上の高校へ

これから教員になろうとしている人の多くは恐らく偏差値50以上の高校を出ているのではないでしょうか?
そこで経験したような受験指導を自分自身もしたいと思うのであれば、就職する先は偏差値50以上の高校をおすすめします。
偏差値50を下回ると、受験指導ではなく面接指導と進路指導ばかりすることになりますよ!
私はそれはそれで楽しかったですが!


あと2ヶ月頑張ります♪


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