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教師の3年間の在り方という、子供たちからの課題

初めての学年主任を、2学年からここまで2年間務めた。

その学年の卒業式が、来週に迫っている。

この卒業期で強く感じていることは、「何を言おうが伝えようが、1週間程度で子どもをコントロールすることなどできない」ということだ。3年間の関わりが、この1週間を決めている。逆に、1週間でうまく言葉にできない思いがあっても、3年間の関わりがそれを補ってくれることもあるのだろう。

2年間(実質3年間)、幾度となく子どもたちに成長や変化を求めてきた自分の関わりが、子どものこの1週間の態度を作ってきている。

これまで課題を出してきたつもりの教師の側が、実は子どもたちから【3年間の在り方】という課題を出されていたのだと気づくことになった卒業期1週目だった。

そして卒業期の教師は、長きに渡って子どもたちから課され続けてきた課題に対しての【答え合わせ】を迫られているということなのだろう。

学年主任が面白い、という話にこれまでほぼ共感を持てなかったのですが、この1週間、ありがたいことに初めて「学年主任って面白い」と思う日が続いています。

若手の頃の「生徒との別れを尊ぶ」という感覚とはまた違う感覚を覚えました。

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