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スポーツ現場でトレーナーがすべき環境つくりについて①EAP編。

今回は、スポーツ現場において、トレーナーと言われる役割を持った人が行うべき仕事について記事にしていきます。

この記事を書き始めたのが2月下旬。多くのチームが新チームとなり春シーズンに向け準備を進めている頃だと思います。
現在勤務している大学においても、多くのクラブが、春シーズンに向け活動する「環境」を整えている段階です。
そんな中で、アスレティックトレーナーと言われる役ありを持った人間が、どの様にスポーツ「環境」を整備していくのか。
時期に応じた内容で追記していこうと思います。

▷これからトレーナーとしてスポーツ現場で仕事をしていく予定の方
▷実際に、どんな準備「環境設定」をしているのか知りたい方。

必読です!


準備してますか?EAP

EAP Emergency Action Plan:EAPのことで、緊急時対応計画として認知されています。

このEAPは、トレーナーとしてスポーツ現場で仕事をする際に、最重要となる仕事の一つで、多くのトレーナーがスポーツ現場に出向く際に最初に取り掛かる作業だと思います。

この様な有事が起こらないことが理想的ではありますが、実際のところ有事は不意に生じます。

私自身、コンタクトスポーツに関わることが多く、実際に事前に作ったEAPを元に有事の際に対応した経験を数多く経験しています。

この記事では、その重要性について書き残していきます。

EAPの必要性について

上述した通り、実際に有事に対して事前に用意したEAPを元に対応をした経験を数多く持っている。

有事の対応を振り返り、EAPの必要性について考えた時、以下の点から準備が必須と考えることができます。

・事前にプログラム(コマンド)されている中で行動を起こすことから、対応に回りやすい。
 →何をすればいいのか把握できていることはとても重要である。

・有事時こそ、統率力が必要となる。
 →点でバラバラな動きをされると収拾がつかず、迅速な対応が成立しない。


実際の作成方法

実際にチームで活動する際に、メディカルの主として活動するのであれば、自身が最も使い勝手が良い方法を選択します。
私の場合、ある程度決められたフィーマットを元に、有事の対応をする方が円滑に対応できると認識していることからフローチャートを取り入れたEAPを作成しています。

作成時に押さえておきたいこと
日本スポーツ協会のATテキストでは、3つの項目が揃って初めて体勢が実現すると記されています。

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