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これだけは言わせてほしい。変わらない大切なこと。

非常勤講師として、教育に携わり12年目を迎えました。
ただ授業を進めるのではなく、実体験を踏まえ伝えること。
その過程で、受け取った学生の中で情報が咀嚼され、知見が広がること。
そして何より、アスレティックトレーナーである前に一人の人間として成長してほしい。

そんな願いを込めて授業をしています。
その中で感じたこと。普段から学生と過ごす時間が多い中で感じていること。
今回はその辺について書いています。

今期担当している学年が卒業を控えている学年で4月からは社会に出て働き出します。
そんな学生たちに「これだけはいわせてほしいなぁ〜」「ここ実はむっちゃ大事やでー」と感じることがあったので書き残すことこにしました。

▷これからキャリアを形成していく方。アスレティックトレーナーに興味がある方はぜひ読み進んで欲しです。

まず。大前提として・・・。の話。

アスレティックトレーナーの前に一人の大人(社会人)であるということ。

立派な有識者である前に、一人の人間として最低限の振る舞いがあるのか。(備わっているか。)
このあたりはとても大事だと思っています。


・人の話を聞く

・約束を守る

・時間厳守


一見、普通のこと。だからこそ磨きをかけておきたいところでもあったりします。

人の話を聞くこと。

・誰かが話し始めたから聞くのか。

・誰かが話そうとしている姿を見て、聞く準備をして話し出すのを待つのか。

結局、聞くことはどちらともできていますが、聞く準備をした上で話を聞く方が理解も深まると考えています。

これって・・・・。いやそれ最初に言ったやん・・・・。

こんなケースは、聞く準備ができていない状況で話が始まり、聞き逃しがあった典型例だと思います。

一方で、しっかり聞けた人は理解の元すべきことをしている。

この時点で「差」が生じています。実に勿体無い。


約束を守ること。

一方的に約束を交わされた。というケースは例外ですが、基本的に約束って提案した者と、それを受諾した者の両者が居ると思うんですよね。

両者の中で交わされたはずの約束が、いとも簡単に破られるといい気じゃありません。(まじで・・・。)

ある方に「信頼貯金」という言葉を教えていただいたことがあります。

その貯金は、「徳を積む」ことで増えていくとされています。

約束一つにしてもそう。

約束を破られた側からすると、あまり良い気分にはなれません。
その人のことを、ちょっと警戒するかもしれません。または距離を置くかも。
あの人は約束を守らない人とレッテルを貼られるかもしれません。

相手との間に作った約束事を破る。(破ってしまう)
相手が自分を見る目が明らかに変わります。


どんなちっぽけな約束であっても、約束には変わりないということ。
その部分を肝に銘じておきたいところです。


時間を守ること。

集合30分前に!とか、もっと前倒しで!ということを伝えたいのではなく、余裕を持って行動しよう!ということ伝えたいです。
例えば○:○○に予定が入っていて、その数分前に集合したとします。

時間には間に合っているけれど、予定していた時刻になった途端に予定に向き合える心の余裕はありますか?ってこと。

10:00始業。9:58にデスクに着座。

時間には間に合っているけれど、、、、。

始業のための準備をしていたら定刻過ぎない?と感じるんですよね。

この部分は、個人差があると思います。
前日の仕事を振り返り、当日のタスクを再確認するとか。メールを確認するとか。
とりかかるまでの作業工程が人によるためです。

言いたいことは、その組まれている予定に対して、十分な余裕を持って時間調整できていますか?という部分。(決して定刻前から仕事をしろ!ということではない。)

間に合ったから問題なし!ではないんですよね。


アスレティックトレーナーって。


アスレティックトレーナーとして、キャリアを積んでいく中で重要な部分の一つに

「選手(クライアント)が持つ問題(課題)を解決するために、解決策を提案し、共に実行していくこと」

があること思います。

つまり。どこに問題(課題)があるのかを察知することが必須となります。

察知するにあたり相手に寄り添う。(寄り添おうとする。)

寄り添う中で相手のことを理解する。(理解でき始める。)

その一連の中で、信頼関係が形成され、問題(課題)の背後に見え隠れする問題(課題)を作り出しているものが見えてくると思っています。

そんな状況を作るために、やはり相手の話をしっかりと聞く。約束を守る。時間厳守は徹底しておきたいところです。

見てますからね。選手は。。。。。

グレーな発言が信頼関係をダメにする。

「まだ社会に出て1年目なので」「まだこの仕事に慣れてなくて」
何かを指摘される前に、この類の発言をする人を目にします。

たとえ、社会人1年目でも。着任1ヶ月目でも。その行いに対価が生じているのであれば、それは仕事です。そして対価を得ている以上、その道のプロとなっています。

先に書いた言葉に甘んじて、仕事に対する責任感が持てない。意識できない。
これは、ある意味で、先方に「まだ十分なことができませんので悪しからずー」って言っている様なもの。だと感じています。

できないことをできる様に見せかける。とか、できないことをしようと無理をする。そんなことを言いたいのではなく、社会人1年目なら1年目の。着任一ヶ月後なら一ヶ月後の「今持てる精一杯」を常に提供しないと。と感じています。

あるタイミングで、急にポンっとレベルアップできるのか。

超人ではない限り難しいはず。できるとすれば、常日頃「今持てる精一杯」を出し続けている人が成し遂げることができることだと思います。

感じていますからね。選手は。。。。。


今回はこれまで。

2023.1.19   翼

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