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BTS:『Blood Sweat & Tears』のMVで巡る世界の芸術作品✨



『Blood Sweat & Tears』のMusic Video↓にはたくさんの芸術作品が登場しますね。



冒頭のシーンはそもそも美術館のようですし、曲が始まる時のお部屋も絵画がたくさんです。

画像1
彫刻がたくさん↑


画像2
絵画がたくさん↑




観てすぐにわかるようなとても有名な作品もありますが知らないものもあるので、それぞれの絵や彫刻はなんという作品で、どこで観れるのかなぁと気になって、まとめてらっしゃるサイトを検索してみたんです。


考察はいくつもあるものの、日本語ページでも英語ページでも所蔵まで触れているサイトは見当たらず。



今後、息子がもっと大きくなったら、世界を旅したいと思っている私としては、せっかく近くに行ったのにスルーしてしまうのはもったいない!

それぞれのアート作品は何というタイトルで、どこの国の何という場所に所蔵されているのか、これを機にまとめておこう!というのが本日の趣旨となっております。

ということで、旅行前提なので、シーンごとではなく、観光気分でゆるーく国と美術館ごとにまとめてみました♪



花様年華を楽しむシリーズ↓にも役立てたいので、気になるところはしっかりメモしようと思います。



最後に参照元サイト(これらがなかったら到底わからなかったので大感謝)を掲載しておりますが、それぞれの作品については公式に何か触れられているわけではないようなので、間違った記載もあるかもしれません。

そしてギリシャ神話やローマ神話の神々がたくさん出てくるのですが、ところ変われば名前が変わったりしてどちらかに寄せるのは(私が)たいへんそうなので、特に気にせず記載しました。

Wikipedia先生にはたいてい「ギリシャ神話でいう〇〇」など、双方の名前とリンクを記載してくださっているので、より深く知りたい場合はそのまま神話の旅へお出かけください。

作品はMVの切り抜きでご紹介しますが、Wikipedia先生を中心に関連リンクを貼っておきますので、実際の作品の全体像などはリンク先でご堪能ください♬


日本語バージョンのMusic Videoにもリンクするように同じ作品が登場したりするので先に貼っておきましょう!


あとはMusic Videoの撮影風景(Shooting Sketch)でも、作品がはっきり観れたりするので、掲載しておきますね。



芸術関連のキーワードで訪問くださったBTSをよく知らないけれども芸術に精通されているという方もいらっしゃるかもしれません。


ワタクシ、芸術も神話も全くのど素人で詳しくないので、どうにもこうにもアカン間違いにお気づきの場合は、お気軽に教えていただけるとたいへんありがたいです。

間違ったままでいると、何年後かわかりませんが、全然関係ない彫刻の前で「あぁ、これがあのシーンで出てた彫刻の本物かぁ~」と嬉々として見つめるオタクARMY(BTSファン)が出来上がります。(それはそれで良いかもしれませんが…😅)


では、前置きはこのくらいにして、しばし、アートを巡る旅をお楽しみくださいませ♪




イタリア


イタリアでは、このMVの中に登場する芸術作品の中で最も有名な作品が所蔵されております。

イタリアはルッカという街に知り合いがおりますので、長期な旅でゆっくりゆったりと訪れたいですね。

ご飯も美味しいし、景色も美しいだろうな~✨✨✨


サン・ピエトロ大聖堂(フィレンツェ)

サン・ピエトロ大聖堂 - Wikipedia

イタリアからの作品はもしかしたら細かく見ていくと他にもあるかもしれませんが、今回ご紹介するのは、こちらだけです。

タイトル:ピエタ(The Pietà )

作者:ミケランジェロ(イタリア)

概要:ピエタは聖母子像の一種であり、磔刑に処されたのちに十字架から降ろされたイエス・キリストと、その亡骸を腕に抱く聖母マリアをモチーフとする宗教画や彫刻などのことである。

ピエタ (ミケランジェロ) - Wikipedia


MVに登場するピエタは、一つだけ登場の仕方が不思議です。


他の作品は美術館や大広間のように他の作品と一緒にあるのに、この作品だけは唐突にJ-HOPEさんと一緒に現れます。


しかも、ピエタの前のJ-HOPEさんは剣を見つめ、

矢を放ち、

水の中で暴れていて、心穏やかではない様子。


他の皆さんがどうやら二人で一組となっているところ、J-HOPEさんはひとりきり。


最後には力なく座って、まわりがたいへんなことに。


日本語バージョンにも矢を放つ瞬間など登場しますね。



『WINGS』のショートフィルムなど花様年華シリーズでよく登場する母子の絵にも通じるところがあるかもしれません。






バチカン


世界で最も国土面積が狭い、バチカン市国でございます。

イタリアを訪れるからにはバチカンも訪れたいものですよね。


バチカン美術館

バチカン美術館 - Wikipedia

Wikipedia先生によれば、一つだけではなくていくつもの建物からなる美術館群の総称がバチカン美術館なのでしょうか。

有名なシスティーナ礼拝堂も見学コースに含まれるようなので、予め観たいものと場所は調べつつも、何日間か滞在してゆっくり探訪するのが良さそうです。


ちなみにMVの中のこのシーン。


美術館の入り口のこの螺旋階段↓(Wikipedia先生から画像借用しました)を彷彿とさせるとおっしゃっているARMYさんがいましたね。



作品を観ていきましょう。

まずはこちら↓

タイトル:ラオコーン像(Laocoön and His Sons)

作者:アゲサンドロス、アテノドロス、ポリュドロス

概要:ギリシア神話のトロイアの神官ラオコーンとその2人の息子が海蛇に巻き付かれている情景を彫刻にした作品である。ラオコーンは槍を投げつけることによってトロイの木馬がギリシア軍の計略であることを暴露しようとしたが、女神アテナによって遣わされた海蛇に襲われて彼の2人の息子と共に殺され悲劇の主題となっている。

ラオコーン像 - Wikipedia
Laocoön and His Sons - Wikipedia


概要に記載の通り、本当は息子や蛇やらも含めての作品のようですが、ラオコーンのみ切り抜かれている胸像になっている様子です。


冒頭の美術館へ入っていくシーンで、パチンコを手にしたJIMINさんが、自転車でやってきたSUGAさんに後ろから張り手をかまされるシーンで映っていますね。

全体でいうとこの場所に配置されています↓


そもそもの手にパチンコ、室内で自転車というところは何かしらのシンボルになりえるところです。


最後のこのシーンになると他の彫刻は位置が大幅に変わっていますが、この像はあまり変わっていない感じがしますね。



バチカンにはもう一点あります。

こちらです↓

タイトル:ベルヴェデーレのアポロン(Apollo Belvedere)

作者:レオカレス(ギリシャ)

概要:ギリシャ神話に登場する詩歌や音楽などの芸能・芸術の神。ゼウスの息子。アルテミスとは双子。弓矢の名手。

アポローン - Wikipedia
Apollo Belvedere - Wikipedia


弓矢の名手ですか。

ちょうどJ-HOPEさんが弓矢を持っていましたね。


すごくわかりにくいのですが、冒頭部分だと右奥に位置しています。


最後の方だと中央の右側ですね。


対になる彫刻があり、他のMVにも関係ある作品なので、それは後ほどご紹介しますね。




フランス


フランスも良いですね~✨

ぜったい食べ物美味しいですよね。(食い気強め)

イギリスに半年以上いたのですが、気軽に訪れることができるフランスを訪問しなかったのは心残りでございます。


ルーブル美術館(パリ)

ルーヴル美術館 - Wikipedia
Site officiel du musée du Louvre


皆さまご存知、フランスの首都・パリの中心地にあるルーブル美術館でございます。


MVに登場する芸術作品は、ルーブル所蔵が一番多いのでさっそく見ていきましょう♪



まずは、先ほどご紹介したラオコーン像と並ぶように、こちらの画像↓でJIMINさんの左側に映っている彫刻です。

タイトル:リウィア・ドルシッラ(Livia Drusilla)

作者:-

概要:古代ローマ帝国初代皇帝アウグストゥスの妻で、2代皇帝ティベリウスの母。夫の死後、皇帝の母として権力を得るも、息子は口出しする母を嫌悪していた。右の手で稲穂を持ち、左手は野菜や果物で溢れる豊饒の角持ち、五穀豊穣の女神セレスとして表現されている。

リウィア・ドルシッラ - Wikipedia
Livia - Wikipedia


MV冒頭部分では、ここに配置されています↓


J-HOPEさんとVさんがこの像の前にてご歓談。


しかし、途中のダンスシーンになると枠に収められ、奥に移動。


こちらのシーン↓では奥の位置には変わりないですが、枠はなくなっています。


きっと、何か意味があるのでしょう。

今は全くわかりませんが…😅



続いてはこちら。

タイトル:ミロのヴィーナス(Vénus de Milo)

作者:アレキサンドロス

概要:ギリシア神話における女神アプロディーテーの像と考えられている。両腕がないがリンゴを持っていたのではないかと言われている。そのリンゴは黄金のリンゴを指し示す説がある。

ミロのヴィーナス - Wikipedia
黄金の林檎 - Wikipedia


なかなかアップにならず、引きの画面が多い中、よくこの映像で彫刻名がわかるなぁと考察ARMYさんに感心しきりですが、こちらも社会の教科書に必ず登場する彫刻だと思います。


最後の方のシーンでは、こちら↓にありますが微妙に位置がずれているような、そのままなような…。


概要に書いた通り、ここで「リンゴ」登場です。

厳密には、腕は見えていないので、実際には見えていないけれど、そこにあるかもしれない「リンゴ」ですね。

リンゴと言えば、以前WINGSのショートフィルムをオタク的な切り取り方をした記事でもキーアイテムとして登場しました。

こちらの記事↓ですが、ご興味+ものすごーーーーくお時間がある方はあわせてどうぞ。



Music Videoの中では『最後の晩餐』を思い起こさせるようなこちらのシーンでリンゴがテーブルに並んでいたりします。


他のシーンではJIMINさんが持っていたりしますね。


日本語バージョンでもやっぱりJIMINさんが関連していて、こちらではリンゴを食べていたりします。


場面ごとのリンゴの意味や役割を追うと、見えてくるものがあるかもしれません。



続いての作品はこちら↓

タイトル:ボルゲーゼのアレス(Ares Borghese)

作者:-

概要:ギリシア神話で闘いをつかさどる神。ゼウスとヘーラーの息子でオリュンポス十二神の一柱。ローマ神話で武勇・男性の象徴として深く崇拝されたマールスと同一視されるが、アレスは人間に敗北するなど良い逸話がなく、恩恵よりは畏怖を与える疫病神のような存在として描かれることも多い。

Ares Borghese - Wikipedia
アレース - Wikipedia
マールス - Wikipedia

後ほどご紹介しますが、ある一枚の絵を見るJINさんの後ろに見える像です。


冒頭部分ではこの位置ですね。


最後の方ではこちら↓ですが、ラオコーン像と同様に位置が変わっていないように見えます。



続いてはこの彫刻↓

タイトル:しゃがむヴィーナス(Vénus Accroupie/Crouching Venus)

作者:ー

概要:ギリシャ時代のヘレニズムを代表する作品。「しゃがむヴィーナス」として、いくつもの作品が作られた。しゃがんではいないが「ミロのヴィーナス」もヘレニズムを代表する作品のひとつ。

Crouching Venus - Wikipedia


JIMINさんが寄りかかっている彫刻です。


冒頭部分ではかなり奥に位置しているようです。


こちらの場面では、アレス像と向かい合っている様子。



どんどんいきます!

次の作品はわかりにくいのにですが、こちらもルーブル所蔵だそうです。

タイトル:アルテミスの雌鹿(Diana of Versailles)

作者:-

概要:ギリシア神話に登場する狩猟・貞潔の女神。ギリシャ神話ではアルテミス、ローマ神話ではディアーナ。アポロンとは双子。古くは山野の神で、鹿はシンボルのひとつ。

Diana of Versailles - Wikipedia
アルテミス - Wikipedia
ケリュネイアの鹿 - Wikipedia


冒頭場面だと最奥ですね↓


JINさんが絵を観ている時にもかすかに映っています↓


最後の方の部分だと、こちらに移動しています↓



さてさて、ここで先ほどバチカンでご紹介した『ベルヴェデーレのアポロン』を思い出しましょう。


冒頭シーンでも、最後の方のシーンでも、両者は左右で対になっているようです。

さらにはこのシーンです↓


こちらは『WINGS』のショートフィルムシリーズでJINさんの『AWAKE』でのワンシーンですが、やはり対となっていて、両者は顔を背けているようです。

詳しくはこちらの記事を参照ください↓



楽曲を超えて繋がっている何か。

今はやっぱりまったくわかりませんが、完全にワクワクすっぞ案件でございます。




イギリス


続いてはイギリスへ行きましょう♪


イギリスはロンドンを中心にしばし滞在していたこともありますので、少し補足情報を追加します。

他のヨーロッパの国々事情はよく存じ上げませんが、ロンドンは芸術を楽しむにはうってつけだと思います。

ここでは登場しない大英博物館、ナショナルギャラリー、テートモダンなど、大規模な博物館、美術館など入場料無料&ほぼ撮影し放題という大盤振る舞いです。

身近で気軽に歴史あるアートに触れられるのは、本当に素晴らしいことですね。

出入口に寄付ボックスがあったりして、多くの方が入れてらっしゃいました。

…数えきれないほど通ったのに、それぞれ帰国前に一度しか入れてませんでした。

次に行った時は、当時の感謝も込めて、大人な寄付をしてこようと思います。

ということで、あまり役に立たない補足はこのくらいにして、さっそく見ていきましょう!



ヴィクトリア&アルバート博物館(ロンドン)

ヴィクトリア&アルバート博物館 - Wikipedia


非常に大好きな博物館で、外観はもはや城です。

展示品種類がものすごく多く、一日では回り切れない代表博物館だと思います。

展示品も素晴らしいですが、中にあるカフェが豪華絢爛✨

Google先生の検索結果イメージを張り付けておきますが、こんな感じ↓

アフタヌーンティーも有名かと思いますが、スコーンが美味しかったと思います♪



そんな博物館に所蔵されているのがこちらです↓

タイトル:メドゥーサの首を持つペルセウス像(Perseus with the Head of Medusa)

作者:-

概要:ギリシャ神話のゼウス(神)とダナエー(人間)の息子ペルセウスがメドゥーサの首をとった時の様子。生まれ育った島の領主が母に恋心を抱き、邪魔になったペルセウスにメドゥーサの首をとるように命じ成し遂げたもの。

Perseus with the Head of Medusa - Wikipedia
ペルセウス - Wikipedia


はい、何度も足を運んでいるのに、全く記憶にございません💦


彫刻エリアのようなものがあったと思うのですが、きっとお近くを徘徊させていただいたことと思います。


冒頭部分ではこの位置↓です。


リウィア・ドルシッラ像と同様、ダンスシーンでは並ぶようにして、最奥で枠に収められています。


そして、こちらのシーンでも枠は外れて位置は同じ。


よく見ると美術館の中の通路口も白か黒かで分かれていたりして、ただ、通路口の位置は左右対称ではなかったりして、このあたりも意味があるのかもしれないですね。





テートブリテン(ロンドン)

テート・ブリテン - Wikipedia


ブリテン=イギリスに値するのでイギリス美術が主な展示作品となっております。

こちらも足しげく通わせていただきました。

Wikipedia先生に代表作が記載されておりますが、ミレーの『オフィーリア』は確か宮崎駿監督も感銘を受けた一枚だったと思います。


そんなテートブリテンの所蔵品はこちらの絵画です。

タイトル:イカロスの哀悼(The Lament for Icarus)

作者:ハーバート・ジェームズ・ドレイパー(イギリス)

概要:嘆きのニンフに囲まれたイカロスの死を描く。イカロスの翼は極楽鳥を模写したものと言われている。イカロスの肌が茶色いのは、太陽に近づきすぎたことを意味するといわれている。

The Lament for Icarus - Wikipedia
イーカロス - Wikipedia


ジョングクさんの後ろにある大きな一枚ですね。

この絵は、うっすらと記憶にあるような気がいたします。

語学学校で知り合った友人が芸術に造詣が深く、ロンドン内の美術館や博物館の特別会員みたいなパスを持っていて、一緒に行った時に説明してくれたような記憶もあります。

ちなみに、イギリス画家ではターナーとコンスタブルペン(言い方)でございます。


MVでは曲が始まるこのシーンから登場です↓


一つ前の画像ではJUNGKOOKさんは、ブランコに乗っていましたが、こちらも何かの象徴がありそうです。


しかも、花様年華ではお馴染みのロリポップを口に含みながら、世界が反転したりもしますね。


ちなみに、この絵は日本語バージョンにも登場します。

よく見るとJUNGKOOKさんのお洋服に描かれているのは、船の舵でしょうか、それとも糸車?

もしや、着てる服にまでヒントがあるのですか???


この前後の場面を見ると、この絵の象徴や役割が見えてくるような気がしますね。





帝国戦争博物館(ロンドン)

帝国戦争博物館 - Wikipedia

こちらは訪れたことがないですね。


しかも、ここで所蔵されているのはこちらのカーテンの後ろにあるほぼ見えない絵です↓

タイトル:軍楽隊(Regimental Band )

作者:ダーシー・ジャップ(イギリス)

概要:神話などには関わりなく、馬に乗りラッパを吹く軍楽隊の様子が描かれている。

Darsie Japp - Wikipedia


世界のARMYさん、見るところが細かいですね!

もう少し寄ると少しは見えるんですが、よくこのヒントで見つけ出せるものだ、と感心しきりです。


どうあってもMVからはほとんど見えないので、実際の絵はWikipedia先生の作者ページリンクからご覧くださいませ。




アメリカ


イギリスから大西洋を越えアメリカへやってまいりました!

大国にはアートが集結する。

BTSの皆さんも滞在時は美術館や博物館をよく訪れているイメージです。


J・ポール・ゲティ美術館(ロサンゼルス)

J・ポール・ゲティ美術館 - Wikipedia


そんなところにも作品があったの?というこちらの一枚が所蔵されています。

タイトル:ウゥルカーヌスの鍛造のヴィーナス(Venus at the Forge of Vulcan)

作者:フランチェスコ・ソリメーナ(イタリア)

概要:美の女神ヴィーナスがアテナの描かれた盾を持ち、息子のアイネイアースのために武器を作るよう夫であるVulcan(ウゥルカーヌス)を訪ねる場面。

Venus at the Forge of Vulcan (Getty Museum)
ウゥルカーヌス - Wikipedia

絵そのものについてはWikipedia先生にもページがなかったので、美術館のページリンクを貼りました。


確かにあるんですけど、ほんとによく調べてらっしゃる方がいますね。


さらに驚くことにはMVのShooting Sketch↓から作品を調べ上げる方がいらっしゃってのけぞりました。



ロサンゼルス・カウンティ美術館

LACMA | Los Angeles County Museum of Art


こちらのJUNGKOOKさんの左側に映る一枚です。

File:Henri Manuel - French Fashion Photograph - Google Art Project.jpg - Wikimedia Commons


絵ではなくて、アンリ・マニュエル(フランス)という方の写真のようです。


MVには登場しないんですが、Shooting Sketchには確かにある!


もう一つ、MVではほぼ見えないのですが、Shooting Sketchではわりとはっきり見えるこちらの左側の絵も気になっております。

調べていた時に、どこかで「Anchor(錨)」という記載を見た気がしますが、そのサイトが行方不明になってしまいました。

どなたか、この錨らしきものに見覚えがありましたらコメント欄にお寄せくださいませ。




スロベニア


さて、再びヨーロッパ大陸へと戻りました。

スロベニアの位置が曖昧でしたが、Wikipedia先生によると、「スロベニアは西はイタリア、北はオーストリア、南や南東はクロアチア、北東でハンガリーとそれぞれ国境を接している」とのことなので、イタリア訪問の際に足をのばしてみるのも良いかもしれません。

スロベニア - Wikipedia


そんなスロベニアに一枚の絵が所蔵されております。


リュブリャナ大聖堂

Ljubljana Cathedral - Wikipedia


この広間の天井絵ですね。

タイトル:不明(不明)

作者:ジュリオ・クアーリョ(イタリア)

概要:スロベニアのリュブリャナにある聖ニコラス大聖堂の天井画。


個別ページはありませんが、全容は大聖堂のWikipedia先生ページからご覧いただけます。


JUNGKOOKさんが浮いているようにも見える場面の頭上にありますね。


Shooting Sketchでも全体が映っていました。


さらにこの絵が良く見えるのは、日本語バージョンです。

ただの暗い天井かと思ったら…

照明がついて、鮮やかなこの絵が登場します。

J-HOPEさんんとJIMINさんが現れますが、それぞれ青と赤で色味が違いますね。


そして、JIMINさんがこの絵に向かって手を伸ばします。

この時の歌詞は「원해 많이 많이(ウォネ マニ マニ)」。

直訳すると、「欲しい もっと もっと」となるようです。

それぞれのキャラクター、アイテム、色など様々な要素に加えて、当然のように歌詞も絡んでくるわけですね。

難しそうです。

しかし考えてみるのは楽しそうです♪



ベルギー


最後の国はベルギーです。

ブリュッセルも良き街だと思いますが、個人的にはブルージュへ行ってみたいですね。


ベルギー王立美術館(ブリュッセル)

ベルギー王立美術館 - Wikipedia

こちらにはたいへん重要と思われる2枚の絵が所蔵されています。


最初の一枚はこちらです。

タイトル:イカロスの墜落のある風景(Landscape with the Fall of Icarus)

作者:ピーテル・ブリューゲル(オランダ)の模写

概要:ギリシャ神話に基づき、蝋でかためた翼で飛ぶことに成功したイカロスが、父ダイダロスの忠告に従わず太陽に近づきすぎたため落下し、海に落ちた瞬間を描く。ブリューゲルのものとされてきたが、現在はその模写である説が濃厚。

イカロスの墜落のある風景 - Wikipedia


広間にも飾られてはいるのですが、もっと大掛かりに登場しますね。


SUGAさんが目隠しを持ち、JIMINさんがリンゴを手にするこの場面。


この奥の扉が開くとVさんがいて、その向こうの世界がこの絵なんですね。


そして、Vさんは笑いながら向こう側へ落ちていきます。


この絵は日本語バージョンにも登場します。


RMさんのお部屋らしきシーンがありますが後ろは鏡になっているようですね。


これが、後半になるとこの絵に代わっています。


さらにはRMさんが掲げた手の甲に見えるのは傷でしょうか、誰かの血でしょうか。





最後にご紹介する作品はこちらです。

タイトル:叛逆天使の墜落(The Fall of the Rebel Angels)

作者:ピーテル・ブリューゲル(オランダ)

概要:高慢や嫉妬のために神に逆らい、天界を追放された叛逆天使(堕天使)達と、それを追い払う大天使ミカエルに率いられた天使の軍勢との戦いをもとに、高慢や嫉妬のために神に逆らい、天界を追放された叛逆天使(堕天使)達と、それを追い払う大天使ミカエルに率いられた天使の軍勢との戦いを描いている。

叛逆天使の墜落 (ブリューゲル) - Wikipedia


冒頭部分ではこの位置にあります↓


それぞれが二人一組で室内を楽しむ中、ひとり導かれるようにこの絵に引き寄せられるJINさん。

その様子に気づき、オペラグラスでのぞき込むJ-HOPEさん。


その視線の先にはこの絵と対峙するJINさんがいます。


何を感じて、何を思う表情でしょうか。

背景に映るものにも意味があるのでしょうか。



ダンスシーンでも同じ場所にありますね。


しかし最後の方のシーンになると、この絵は消えています。


この絵があった場所には大きな鏡。


そして、その鏡の上には何やら文字が…。


どうやらニーチェの著書からの引用のようです。

Man muss noch Chaos in sich haben, 
um einen tanzenden Stern gebären zu können.
(英訳)
You still have to have Chaos inside you
in order to be able to give birth to a dancing star.
(日本語直訳)
あなたの内側に混沌(カオス)を持ち続けなければならない、
踊る星を生むことを可能にするために。


鏡のこちらと向こうに映る花は違っています。

手前は百合、向こう側はヒヤシンスのようですね。

ユリ - Wikipedia
ヒヤシンス - Wikipedia


そして、鏡に映るJINさんはひび割れていきます。



日本語バージョンでもこの絵と対峙しているJINさん。


先ほどはJ-HOPEさんが持っていたオペラグラスを自ら持ち、のぞき込みます。


まるで絵の中に吸い込まれるよう。


ところどころでこの絵とともに出てきます。


やがてこんなこと↓になります。



まだ何も考えていないのに、完全に鳥肌がたっているオタクがワタクシです。


しかも、調べきれなかったアート作品がまだまだあるのです。


まず、冒頭部分で壁にかけられているのは彫刻の写真のように見えますが、はっきり見えず、答えにたどりつけず…。


RMさんのお部屋のものはわりとはっきり見えていますがまだ答えが出ていません。

奥の作品はしゃがむヴィーナスのようですし、手前左の作品は『アモルの接吻で蘇るプシュケ』ではないかという考察も観ましたが、同じ構図のものはなく…。

Psyche Revived by Cupid's Kiss - Wikipedia


こちらもお心当たりのある方がいらっしゃいましたら、ぜひコメント欄にてお寄せくださいませ。


ちなみに、巨大な羽根が生えたこちらの彫刻は特別に用意されたオリジナルのようですね。


引き寄せられるようにJINさんはこの彫刻に口づけをします。


そして、リンクするように、羽を失ったようなVさんの姿。


振り返り、不敵に笑うわけです。



このあたりも含め、『THE WINGS TOUR』のTrailerにもヒントが隠されていそうです。



こんな感じです。


謎ばかりですが、線でつなげたら何かのカタチになりそうなヒントがあちこちに散りばめられていますね。




というわけで、思いのほか長い旅になりましたがいかがでしたでしょうか。


我思う。

バンタンの世界観、花様年華の世界観、すごすぎんか。

そして、バンタンの皆さまのお姿や所作も芸術の域に達しておられる。




考えていくのは楽しみですが、完全に武者震いでガクブルでございます😅

いつまでかかるかな…😅


そろそろ指南書でもある『デミアン』も読んだ方がよいでしょうか。

いやいや、もうちょっと自力で楽しもう。


引き続き、楽しみながら考えていきたいと思います💜


ここまでお読みくださった皆さまにとっても何かひとつでも楽しみがご提供できていれば幸いです。

芸術を楽しむのって良いですよね♪


👑


参考ページ:


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