BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora ark TOKYO DOMEを見て
世の中には神様がいる。
そう実感するときが時折あって、今日がそれだった。NetflixでBUMP OF CHICKENのライブ映像を見たから。
「魔法みたいな夜だった」
アンコール終わり、フロントマン藤原基央さんがぽつりと呟いたその言葉は徐々に大きな波になる。高ぶる熱い思いは会場に向かって話しているのに、ひとりひとりに対して語りかけているようだった。ぽつぽつとつぶやくような言葉たちには、人を引きつけて離さない強さが確かにある。
ああ、ここにも神様がいたのか。
東京ドームを埋めるようなバンドにこんなこと言うのも失礼な話なんだろうけど、ライブ映像を見ていてすごい人たちだと何度も思ったし、この人たちを信じて着いていきたくなる気持ちが少しわかった気がする。
信仰、とも言えると思う。信じたいもの。うまく言えないけれど。
でもこの人たちは神とかそういう崇め奉る存在でもないんだよなあとも感じている。あんなに大きな東京ドームのステージなのに、結局ドラムの周りにちっちゃく集まって演奏して笑って、すごく楽しそうにしている姿が印象的だった。普段ドームを大きく使うコンサートにばかり行っているわたしにとっては、新鮮な驚きしかない。幼馴染4人にしか出せない空気感だと、勝手ながら思った。
今日から地続きの未来のわたしへ。
こんなふうに毎日の中でふと、素晴らしいものに突然出会ってしまうから、今日も生きてしまうのだと今のわたしは思うよ。
読んでもらえてうれしいです!とにかくありがとうと伝えたい!