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散歩の延長線、日常から少し離れて - 180919 -

ちょっとのお散歩のつもりが、気づいたら羽田空港に来ていた。

羽田空港はわたしにとってパワースポットみたいなものでもあり、いると落ち着く場所でもあり、とにかくお気に入りの場所。学生のころはバイトで毎日通っていた。

今日も改めて空港が好きな理由を探してみたけれど、余計な雑音がしないこと、日当たりがいいこと、くらいしか言葉にできなかった。本当に好きなものに理由なんてないとわたしは思っているから、それでいいとは思うけど。

今日はいつもに比べて人が多かった。久しぶりの秋晴れだったからかもしれない。

展望デッキには、飛び立つ飛行機を今か今かとスマホやカメラを構えて待つ人が、本当にたくさんいた。

わたしが特に好きなのは、第2ターミナルの展望デッキ。滑走路の向こうに海が見えるから、気持ちがいい。

これから旅立つ人、遊びに来た人、誰かを見送る人、空港にはたくさんの物語がある。

新しいターミナルが開設されるらしい。2020年3月オープン。そのころ、わたしはどこで何をしているんだろう。

行き交うたくさんの人を見て、ぼんやり思った。わたしも離陸したいな、と。飛行機にも乗りたいけど、どちらかというと「離陸したい」。それは物理的にも、概念としても。

ちょっとの散歩の延長線だから、暗くなる前に家路につく。本当はもっといたかった。今度は朝から夜まで、ちゃんと時間をとって来よう。それか、「いつか」と言ってできていない、国際線の搭乗をいいかげんにしたい。

おやすみなさい。明日もすこやかな日にしたいなあ。

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